コンサート:アラン・アルティノグル指揮ミュンヘン・フィル(5月29日、ミュンヘン、イザールフィルハルモニー)
5月29日はミュンヘンのイザールフィルハルモニーでアルティノグル指揮ミュンヘン・フィルのコンサートを聴きました。
夏日ですが爽やか、最も素敵な季節です。

プログラム。


ドイツのオーケストラにしてはとても珍しいプログラムです。
オペラ《ホヴァンシチーナ》の上演も珍しい。私が最近オペラで観たのは昨年のザルツブルク復活祭フェスティヴァルでした。
ハチャトゥリアン《ピアノ協奏曲》はライブで聴いた記憶がありません。
ピアニストのギオルギ・ギガシュヴィリ(2000年生まれ)も未聴でした。
ビゼー《アルルの女》組曲は小中学校の教材にもなっているくらい有名ですが、プロのAクラスのオケのコンサートで聴くことはほとんどありません。
・・・・ということもあり、期待を胸に出かけました。
この期待は十分以上に報われました。こういうのは本当に嬉しい!
特にギガシュヴィリが弾いたハチャトゥリアン!
ギガシュヴィリが小走りに登場、裏の技術担当者が出てきたのかと思ったくらい、着ているものは作業服みたいでした。

ところが、弾きだすと、これが素晴らしい!
しかも暗譜です。
聴衆もすっかり惹き込まれ、第一楽章が終わって拍手!
演奏後はやんやの大喝采でした。

ところで、ミュンヘン・フィルは来シーズンから首席指揮者をつとめるラハフ・シャニ指揮で5月にアジア・ツアーをしました。
台湾、韓国、日本をまわり、台湾と韓国は満席で大喝采だったそうです。
ところが日本はサントリーホールでのコンサートが約半分しか売れていなかったらしく、こちらの関係者は大ショック。
売れなかった理由として、シャニが有名ではない、という話も聞きましたが、いや、まさか。
彼はこれまで何度か日本に行っているし、その実力は世界中のクラシック音楽界に知られています。
21世紀の代表的指揮者陣の一人であることは間違いない。
ミュンヘン・フィルが有名ではない?いや、まさか。
しかも、コンサートマスターは青木尚佳です。
世界一のクラシック音楽大国ドイツのAクラスのオーケストラのコンサートマスターを務める数少ない日本人です。
また、今回の日本でのチケットは他の外国オーケストラに比較しても高い部類ではありません。
一体何があったのでしょう?
こういうことは業界内に迅速に伝わります。日本に対する見方が変わるかもしれません。
とても残念です。
FOTO:(c)Kishi
以下はオーケストラ提供の写真です。credit: Sebastian Widmann




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