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PBは粗悪品で良いのか?

 近年、コンビニエンスストアで気になって仕方がないのが、PB(プライベートブランド)商品の急激な増殖である。PBそのものを否定するつもりは毛頭ない。しかし現状を見る限り、「質」「価格」「満足度」のいずれにおいても、首を傾げざるを得ない商品があまりにも多い。

 店内を見渡すと、PB商品がじわじわと棚を占拠し、気付けば選択肢が極端に狭められている。時間の経過とともに、消費者がその状況に慣らされ、「この程度で当たり前」という感覚が刷り込まれているようにも見える。一方で、プレミアム商品と称するものは陳列数が少なく、商品そのものの量は少なく、価格は割高。極端な二極化が進んでいる。

 海外情勢や原材料高を理由に、価格を引き上げ、同時に品質を落としている。それが常態化しているとすれば、かつて「便利で安心」だったコンビニ全盛期とは、まるで別世界である。消費者目線を置き去りにした姿勢には、正直、落胆せざるを得ない。

 SNS上では、海外のコンビニと比較して「日本のコンビニは優れている」といった声が散見される。しかし、劣悪な事例と比較して優越感に浸ること自体が、あまりにもナンセンスである。比較すべきは、過去の日本のコンビニであり、かつて築き上げた高い水準であろう。

 飲料水や菓子類においてもPB比率は著しく高まっている。試しにPB飲料を口にすると、香料や糖分、着色料で誤魔化したものが多く、決して「身体に良い」とは言い難い。飲めなくはないが、進んで選びたい品質ではない。

 おにぎりに至っては巨大化が進む一方、価格は小さな弁当並みであり、もはや「手軽」「リーズナブル」とは言い違い。米価高騰に便乗しているかのような印象すら受け、企画意図そのものに疑念を抱いてしまう。

 数年前から力を入れてきた冷凍食品についても同様である。PB冷凍食品は量が少なく、軽食やおやつ止まりのものが多い。本来、冷凍食品が持つ「保存性」「実用性」「コストパフォーマンス」「良質」といった利点を継承できておらず、質の低下と量の削減によって、存在意義が薄れている。

 24時間営業という強みを持つコンビニであるが、PB食品が増えれば増えるほど、魅力が削がれているのが実情である。加えて、有名料理人や有名店を冠した「監修商品」も乱立している。しかし、突出して完成度の高いものは極めて少ない。名前先行で、中身が伴っていない例が目立つ。

 さらに、店舗によっては生活必需品の品揃えが年々減少しているようにも感じられる。売れ筋商品を優先し、回転率を重視するのは理解できるが、「コンビニエンス」を名乗る以上、便利さの質を維持する責任があるはずだ。

 一方で、自戒を込めて言えば、利用者側のモラル低下も見過ごせない。ゴミを出入り口に捨てる、深夜から朝方にかけて車を店舗前に停めたまま寝込む。そうした光景を見るたびに、情けなさを覚える。

 かつて「お客を選ぶコンビニへ進化する」といった改革論を耳にしたことがある。しかし現実には、その構想が具現化された形跡は見当たらず、無秩序な利用状況が放置されたままとなっている。

 人は皆、同じように教育を受け、社会に出る準備をしてきたはずである。それでも大人になると、ここまで民度に差が生じるのはなぜなのか。推測の域を出ないが、家庭環境の影響は小さくないのかもしれない。

 隣の家は別世界、別常識。そう考えれば致し方ないのだろうと。(苦笑)

低民度の客の様子

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