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【保存版】なぜ子どもの鼻水を放置してはいけないのか? 滲出性中耳炎と闘った210日間の完治までの記録

上の子の滲出性中耳炎が、ようやく完治しました。

2025年1月の発症から、8月まで。約7ヶ月です。

長い記録になりますが、これは治療の成功談ではありません。むしろ、親である私が正しい知識を持っていなかったせいで、治るはずのものを長引かせてしまった記録です。同じところでつまずく人が減ればいいと思って、自戒を込めて書き残しておきます。

そもそも滲出性中耳炎とは何なのか

滲出性中耳炎は、耳と鼻をつなぐ耳管の機能がうまく働かなくなり、中耳に液体が溜まってしまう病気です。急性中耳炎と違って、痛みや発熱を伴わないことが多い。だから気づきにくい。

主な症状は、難聴と耳が詰まった感じ、耳鳴りです。テレビの音が大きくなる、というのが分かりやすいサインだそうです。治療は、原因になっている鼻の治療が中心になります。

つまり、耳の病気なのに、やることは鼻のケアなんです。私はここが分かっていませんでした。

私が持っていた、間違った前提

振り返ると、私は当時こう思っていました。

鼻水は気になった時に拭けばいい。子どもが嫌がるなら、無理に吸わなくていい。症状が消えたなら、薬はもう飲まなくていい。

この3つです。どれも、悪気があったわけではありません。ただ知らなかったし、目の前の子どもが嫌がるのを見て「まあいいか」と引いてしまっていた。

結果として、この前提はすべて崩れました。

発症〜1ヶ月目:インフルエンザと飛行機で悪化させた

発端は1月のインフルエンザ発症でした。熱は下がったものの、鼻水だけが残っている状態が続きました。

3歳になるまで、鼻水はティッシュで拭き取るか、手動の鼻水吸い器を使う程度でした。嫌がるなら止めておこう、と。気になった時だけケアしていました。

これが間違いだったと、後から医師に指摘されました。鼻水は毎日吸わないといけない。鼻水が残ったままだと耳へ流れていき、そこに水が溜まって中耳炎になる。仕組みを聞いてはじめて、自分がやっていたことの意味が分かりました。

そして、決定的だったのが飛行機です。

完治していない状態で、沖縄旅行に行きました。飛行機を降りた直後に子どもが高熱を出し、現地の救急病院へ駆け込む事態になりました。機内でも、耳の不快感からか泣き叫んでいました。周囲の目も痛く、親として本当に申し訳ない気持ちになりました。

治りきっていない風邪や中耳炎のまま飛行機に乗ると、気圧の変化で悪化する。これも私は知りませんでした。旅行の予定が先に決まっていたので、体調のほうを「まあ大丈夫だろう」と見積もってしまった。知識不足が招いた事態です。

2ヶ月目〜停滞期:薬を飲みきらせなかった

現地の病院と、帰宅後の耳鼻科で薬が処方されました。ここでも、親の甘さが出ました。

薬を飲ませるのは、単純に大変です。毎回格闘になる。そして鼻水も止まって、見た目には元気になる。そうすると「もう大丈夫だろう」という自己判断が働きます。

私の「まいっか」で、処方された薬を最後まで飲みきらせないことが何度かありました。その結果、ぶり返しては長引く、という悪循環に入りました。数ヶ月、ほとんど進展のない時期が続きました。

治らないのは体質のせいだと思いかけていましたが、原因は完全にこちら側にありました。

効果があった2つの行動

このままでは治らないと覚悟を決めて、セカンドオピニオンを含めて耳鼻科に通い直しました。そのうえで、2つのことを徹底しました。

1つ目は、電動鼻吸い器で毎日鼻水をすすることです。

手動タイプから電動タイプに切り替えました。これが劇的に効きました。

▼実際に導入して完治の決め手になったのがこちら

何が良かったかというと、洗浄の手間が圧倒的に楽な点です。手動の頃は子どもが嫌がっていましたが、電動だと一瞬で終わる。結果的に、親子ともにストレスが減りました。

タイミングは1日2回に固定しました。

  • 起床時:寝ている間に溜まった鼻水を吸う

  • 入浴後:湯気で鼻水が出やすくなっているタイミングで吸う

特に朝が重要です。鼻水が出たまま保育園に行くと、一日中不快なだけでなく、中耳炎のリスクも上がる。これを半年間、毎日ルーティンにしました。

2つ目は、処方された薬を飲み続けることです。

症状が消えても、医師が良いと言うまで飲み続ける。書いてしまえば当たり前のことですが、これを徹底しました。

飲ませるのには苦労しました。ただ、習慣にしてしまうと子どもも諦めがついたのか、半年経つ頃には日常の一部になっていました。嫌がるかどうかは、やり方より頻度の問題だったのかもしれません。

7ヶ月という数字が意味していること

1月の発症から、8月の完治まで。約7ヶ月です。

長引かせた最大の要因は、鼻水の放置と、薬の中断でした。どちらも治療そのものの難しさではなく、家庭側の運用の問題です。

医師からは「薬を飲み続けてください」と言われます。それは正しいのですが、その一言の裏側には、毎日2回の鼻水ケアという地味な作業が不可欠でした。診察室では、そこまでは教えてもらえません。というより、教えてもらっていたのに、私が重要度を低く見積もっていた可能性のほうが高いと思っています。

嫌がる子どもに何かをやらせるとき、私は「無理させないほうがいい」と判断しがちです。今回に関しては、その判断が完全に裏目に出ました。

次にどうするか

完治したからといって、元の生活に戻すつもりはありません。

やることは2つだけです。電動鼻吸い器のルーティンを続けること。そして、薬を飲みきらせるという親側の習慣を崩さないこと。

新しいことは足しません。今回長引かせた原因が、知識の不足そのものよりも「知ったあとに続けられなかったこと」だったからです。鼻水を吸ったほうがいいと聞いた時点で、私は一度それを知っていました。それでも子どもが嫌がると止め、症状が消えると薬をやめました。知識ではなく、運用が崩れたわけです。

だから次に守るべきなのは、新しい対策ではなく、いま回っている習慣のほうだと考えています。

半年続けたことで、朝と入浴後に鼻水を毎日吸うのは、子どもにとってもう当たり前の作業になりました。この状態を維持するコストは、ゼロから立ち上げ直すコストよりずっと低い。今回いちばん高くついたのは、一度やめたことを再開する手間でした。

治ったあとが本番、というと大げさですが、少なくとも「治ったからやめる」という判断だけは、今回の7ヶ月で選択肢から外れました。

子どもが嫌がるからと後回しにしているケアが、ご家庭にもありませんか。

本日もお読みいただきありがとうございました。


通院の記録を残すのも、家庭の大切な実務です。同じ状況で検索して辿り着いた親御さんの、判断材料になれば嬉しいです。


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