秋の風に吹かれて『都立庭園紅葉めぐり』
はじめに
芝離宮でふと目にした「都立庭園紅葉めぐりスタンプラリー」。それをきっかけに、気づけば11月の三連休と週末を使って、いくつかの庭園をめぐっていました。
紅葉にはまだ少し早い季節。それでも、庭園ごとに違う秋の始まりがあって、歩くたびに心がふっとほどけていくようでした。
そんな小さな旅の記録を、庭園ごとにまとめてみます。
芝離宮 — 劇場へ向かう前の寄り道
この日は、ミュージカル『バック・トゥー・ザ・フューチャー』を観に四季劇場「秋」へ。
せっかく浜松町まで来たので、増上寺 → 芝大神宮 → 芝離宮をお散歩して劇場へ。
短い寄り道のつもりが、秋の入口を感じる散策になりました。



旧古河庭園 — 淡い光に包まれる午後
三連休には旧古河庭園へ。
曇り空の午後、淡い光の中で咲くバラが、洋館の佇まいにすっと馴染んでいました。
その景色を眺めていると、気持ちまでふわりと華やぎます。

普段は洋風庭園で過ごすことが多いけれど、
今回は日本庭園をゆっくり歩きながら、ほんのり漂う秋の気配を楽しみました。


茶室でいただいたお抹茶とお菓子は、静かな時間にぴったり。
季節の変わり目を、すこし豊かに感じるひとときでした。


六義園 — 静かな夕暮れの中で
気づけば三連休で四つの庭園をめぐっていた私。
そのうちのひとつが、柳沢吉保が築いた六義園です。




池を中心に広がる穏やかな景色。
出汐湊と呼ばれる一角からは視界にビルが入らず、
まるで時が止まったような静けさが漂っています。

水面に夕焼けが映り、空と地が溶けあうような光景。
何も考えず、ただそこにいるだけで満たされる、贅沢な時間でした。
今日(11月28日)からは夜間開園も始まるそう。
夜の光に包まれる六義園も、きっと別の表情で迎えてくれるのでしょう。
浜離宮 — 十三夜のお月見散歩
一日遅れの十三夜。
浜離宮恩賜庭園で「お月見散歩」と題された夜間開園が行われていたので出かけてみました。


栗名月にあわせた灯りに照らされた道や樹々。
空にはふくらみかけた月が静かに浮かび、見上げるたびに胸の奥がすっと澄んでいくようでした。

高層ビルのネオンと月が並ぶお月見台。
伝統と現代が溶けあう、不思議な美しさを感じました。

琴と里神楽の「小夜の調べ」が夜気に満ち、
中島のお茶屋でいただくお抹茶とお菓子は、なんとも贅沢。


秋の始まりと十三夜をしずかに味わう散歩になりました。
小石川後楽園 — 気軽に散歩を楽しむ
年に一度の健康診断が終わったあと、時間があったので小石川後楽園へ。
西門から入り、池をぐるりと歩いて東門へ抜けると、平日の午後の静けさが心地よく広がっていました。
木々はまだ色づき始め。
こも巻きなども見られ、季節の移ろいをゆっくりと感じながら歩きました。




スタンプが5つ集まったので、来年のカレンダーを割引でゲット。
こういう小さなごほうびが、歩く楽しみをそっと支えてくれます。
園内マップも見ずに気の向くまま散策したので、
次は梅や花菖蒲の季節に、少し下調べをして訪れたいなと思っています。
おわりに
紅葉の最盛期には少し早い訪問ばかりでしたが、
その“始まりの秋”ならではの静けさや淡い色に、心を寄せる散歩になりました。
スタンプラリーのおかげで、普段なら行かない庭園にも足を向けることができて、都立庭園の魅力をあらためて感じる旅に。
また季節を変えて歩いてみたい——そう思える秋の記録です。
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最後までお読みいただきありがとうございます。