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完成しないものをつくる

私はデザインの仕事をしていますが、
もともと絵は「自分の世界のため」に描くものでした。

仕事としてイラストを描くことは、ほとんどありませんでした。

「かわいいキャラを描いただけ、のつもりだった。 でも気づいたら、グッズになって人に届いて、ロゴや、名刺、応援動画まで生まれていた。」


「お仕事にしたらいいのに」
「アプリ用のキャラクター描いてほしい」
「SNSのアイコン描いてほしい」
「このイラスト好き」
「アイコンイラストを商品にしてみたら?」

そんな声掛けや応援を貰いながら
流れでひっそりやっているうちに
「キャラクター制作できる人」になっていました。

自分では大そうなことをしているつもりではなかったし、
AI時代誰もが自分でできちゃうんだし あえてやらなくても良いと
思った時期もありましたが、

私の視点や考え方、
出来上がったキャラクターたちの活躍の仕方が
これからの時代を楽しむ良き相棒となると思っているので
今回言葉にしてみました。



「拾い物画像から自分らしいアイコン画像にしたいから描いてほしいなぁ」
とお声を頂き、物々交換でイラストをお返しに描きました。

暫くして別の方からもポツポツとお声がかかり
「コンテンツのマークを作りたいって思ってる。グッズも作りたいんだ」
「SNSアイコンを新しくしたいっておもってるんだ」
「〇〇さんのアイコンかわいくて!私も描いてほしい」

いつも関わってくれているよく見知ったメンバーや
そのお知り合いへとあたたかな輪がゆっくりと広がっていきました。

キャラクターを見た人みんなに、その人らしさや魅力が届いてほしい
そういう願いで描いています。

なので描くときは、イメージがわくまで
その人の音声配信を数日聞いたり、 SNSの発信やnote記事など、その人らしさに触れられるもの全てを摂取します。

そして私の中で形になったイメージ、その人らしいモチーフを形にしていく。 この工程がとても楽しい私の対人交流の時間です。

特別なスキルとか知識とかそういうのを使ったり意識はしていない、
ただ自分テイストにその人に喜んで使ってもらいたいなって気持ちで描いて届けます。

ある時、
「描いてもらったアイコンを見た人からグッズにしてッて依頼があった!」 という想像もしなかったうれしい報告を受けました。

私のイラストから要望が生まれた?!
グッズ展開していないのに 自然とリクエストが生まれたという体験に
本当に嬉しいと感じる出来事でした。


こんな風に、もしかしたら、あなたのまわりにも
「気づいたら育っていた何か」があるかもしれません。


少し自信を持ちてた私は、
グッズ展開前提のキャラクターイラストや、
知人の活動を応援するリールやお遊び感覚でリールに素材の
GIFアニメーションを作ってみたり。

やってみようを形にしながら挑戦もしたり、
自分なりの応援の仕方を試してみました。
コンテンツのロゴマークも個人的にかわいく作れた。
自分だけじゃこんなアイディアや色使いはしなかっただろうなと、
依頼主の要望やイメージのお陰でどんどん自分の
表現の引き出しが広がる感じも楽しかったし、

グッズ化したときに「届くのがたのしみ!」や
「〇〇も出してほしい」と いうリクエストを貰ったり、
かわいいのが届いたと喜んでSNSで報告してくれる人がいたり

自分がつくったものが喜ばれている実感って
案外ないので声が届くうれしい経験でした。


「会ったことないけどこのアイコンのイメージで安心します」
「ちょこちゃんはこのアイコンのイメージだったね」

とリアルで会ったことのある人もない人もアイコンの私を見て
そこに詰め込んだ印象を受け取ってくれていました。

人見知りで、すぐ緊張する私にとって自分の分身となった
キャラクターアイコンは心強い相棒でした。
小さなアイコン画像が与える印象とは大きいものです。


自分にできることを続けていくことで、
大きなチャンスや挑戦、学びも得ました。

多くのことを学んでいく中で、
「あ、私の作っていたキャラクター達もIPって呼ばれるやつかもしれない」 と思ったんですよ。

戦略的に広めたわけでもない、
長く使いやすく愛してもらえるものにしたかっただけ、
使いたい人が使いたい形で広がっていった。

世の中的に言われている「IP戦略」はまたちょっと違うかもしれない。
けれど、本質的なところに触れていたのかなって思った振り返りでした。


戦略的なキャラクター活用も、今回のケースも
入り口は違うけど使われ続けた結果そうなった。

キャラクターは作って完成ではないのです。
使い手の世界観の中で育っていくもの。

最近私は、未完成であること、未熟であることを
怖いと思わなくなってこれました。


これはあきらめではなくて、私も私の世界もまだまだ成長し続ける余白があって、変化し続けたいと思っているから。

変化の目まぐるしい現代、共に歩む相棒は人間に限らないかもしれませんね。 あなたのそばには、すでにどんな相棒がいますか?


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