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【音楽】GO!GO!7188というバンドを知っているか

男性のドラマー、女性のベースボーカル、そして女性のギターボーカルで構成される3ピースのバンド。GO!GO!7188を知っていますか?

最初はなかなかクセがあるが、噛めば噛むほど味がするバンドです。



中学時代、姉が軽音楽部のドラム練習でずっと聴こえてきていて

「あ”~もう、くっそ!」
「うるっせぇえな!!もう!!」

という最悪の出会い方で、なおかつ当時の好みからもかけ離れていた。


しかしその後、自分でバンド始めたり、文学にハマったり、デザインソフト触ったり、アニメにハマったり、大人になったりで色んな視点を養っていくうちにどんどんその魅力に気が付き始めました。

たぶんこういう深みは、クリエイターにとっては栄養素な気がする。
と思ったので、改めて少しだけ言語化してみようと思います。
(今回は音についてのみだが、歌詞もまあまあ面白い。)


早すぎたバンド

「GO!GO!7188って知ってる?」

と聴いて、うなづいた人を自分の周りではこれまで見たことがない。
とても寂しいのである。


だけど確実に大きなファン層があって、平成の軽音楽文化には強く浸透してました。


一部の界隈ではレジェンド的な存在だったんですが、当時は今ほど自分たちでメディアを持つことはおろか、好きなチャンネルを登録しているなんて本当に少数の時代でした。

(チャンネル登録って何?という感じ。)



それにエンタメメディアはまだテレビが圧倒的な時代で、彼らはあまり地上波には姿をみせなかった。



彼らが持つアイデンティティ、そしてまっすぐなサウンドは、今でこそ価値が高いような気がしています。少し時代が早すぎたのかなと、知っている人は共感してくれるかも。

整っていない、ジャンクなスタイル

近年、令和のJ-POPはどれもすごい完成度で、いろんな手法や理論、デザイン、個性が独自展開していて独特な音楽シーンで面白い。

なんと言いますか、
日本人の得意分野なのか、

いろんな所から持ってきたものを取り入れて昇華させるのが上手い。


だから思うんです。
完成されすぎているんですよね。


めちゃくちゃ没入感はあるので、気持ちがいいんです。
それはより良い物に完成させるために、オーディエンスに世界観に没入させるため、グループメンバーが放つ音以外にサポートメンバーのシンセサイザー、オーケストラなど様々な演出と表現が加わっています。

最高の料理を、料理だけでなく内装やBGMなどすべてを駆使してお客様のテーブルまで完璧な形で運ばれてきます。


それを新たな形で、音楽として表現するには、整っている事が求められます。荒くなったら、それは下手、チープに映ってしまうリスクがあります。

だからアレンジやカバーで再昇華させるのは相当難しい。

情報過多な時代だからこそ、シンプルに。

彼らの音楽から鳴り響くのは、ギターとベースとドラムの音と歌声だけ。


グループメンバー以外の音は聞こえてこない。


そして音源から鳴り響く楽器の音は荒々しい。

・いかにもエレキギターと言わんばかりの歪んだサウンド。
・ベースの低音が図太く支えて深みとアクセントを作る。
・ドラムが躍動とメリハリを刻む。

こういうシンプルでジャンクな音楽こそ、いま再評価されるべきなんじゃないかと勝手に思っています。


GO!GO!7188はそういった意味で、粗削りなサウンドが魅力的だな~と再認識し始めています。だから軽音楽部でも流行ったのかもしれません。カバーした人が素人でも、また別の良さが出やすい。


♪ 青い亀裂 / GO!GO!7188

いかにもJ-POPな感じだが、どこか粗削りで乱暴さが残る
ちょっとした不穏さ、物静かさと荒々しさのメリハリが良い。



あそびを残しているからこそ、進化の余白がある。

先述のとおり、平成の軽音楽部ではよくコピーされていたし、実際そのバンドのライブを現場で聴いていてもバンドの個性が”良い感じ”に出ていました。

その”いい感じ”が表現できるのも、楽曲に遊びが残っているからだと思います。


例えば

イラストA
イラストB

この紳士のイラストAとBに第三者が何か付け加えようと考えたとき。


スーツの色や縫い目、しわ、表情や背景など、アレンジのふり幅と作りこみ要素が残っているのはAです。

Bはある程度geminiが仕上げてくれたものです。


完成度が高くなれば加筆の自由度は落ちます。

乱暴な言い方をすれば、絵が下手な人はどう手をつければいいかわからないし、手を付けたところで元絵のバランスを崩さないように変化させるのは難しいんです。


さらに言えば、完成されたものは好みも枝分かれします。

原曲が正解ではないという話

付け加えられたもの、別のテイストが加わったもの、つまり二次創作物のほうが親しまれている場合もあります。音楽ではカバーですね。

例えば徳永英明のレイニーブルーは清水翔太版を好む人がいたり、平成世代に浸透しているWhiteberryの夏祭りは、もともとはJitterin'Jinnの楽曲です。

ちなみに僕も夏祭りはWhiteberry派です。

♪ 夏祭り / ジッタリン・ジン 

♪ 夏祭り / Whiteberry

奥底にあるジャパンテイストの味わい

こういう平成の曲を聴くと、なんだか日本だなぁ~とあの頃の情景が浮かびそうな曲が並び始めてきます。


そして、懐かしみみたいな、自分の現体験からの趣だけでなく、日本のあらゆる要素(歴史、感性、情景など)を感じられる、ジャパンテイストを特に印象付けられた楽曲があります。

♪ 浮舟 / GO!GO!7188

日本の詫び錆びという深みや静けさがギターサウンドで狂わされて姿を変えたような感じ。

この独特の表現も、彼ら特有で、
似ているバンドを今まで見たことがない。

こういう、ジャパンテイストを奥底に感じる中島優美さんの曲は好きで、彼女の別プロデュース、チリヌルヲワカの「イロハ」、ソロの「てんのみかく」というアルバムには特にそれを強く感じられる。

♪ チリヌルヲワカ / 蜻蛉


♪ ゆう / 蜜月



アルバム未収録の「ひとみごくう」も何気に好きなんだよなぁ。

訂正:新バージョンが「あ可よろし」に収録されています。(私は下のしんみりしたやつが好き)

♪ ひとみごくう / チリヌルヲワカ

一番好きな曲

そういった感じで長々と、今回はGO!GO!7188について少しだけ語ろうと試みましたが結構ボリューム増えてしまいました。

「知ってるよ!」
という方や、

「めっちゃ好き!」
という方、

またもし
「聴いてみたよ~!!」
という方がいればコメント頂けたら嬉しいです。
(いいねもうれしいです。)


機会があれば歌詞編もいつか書こうと思います。


Q.で、君の一番好きな曲は?
A.毎回聴くたびに変わります。

種 / GO!GO!7188


♪ うましかもの / GO!GO!7188


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