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顔出しなしでもファンが増える!ラジオ・音声配信で、リスナーの心を掴む声の作り方のヒント


顔出しなしの音声配信。声だけで魅力を伝えるには?


先日、YouTubeで音声配信をされている方から、
こんなご相談がありました。

私はYouTubeで、顔は出さず、
声だけの配信をしています。
リスナーから届いたお便りを読んだり、
相談へお答えしています。
リスナーの方にもっと「聞きやすい」と思ってもらうには、どんな声の出し方を意識すれば
いいでしょうか?

顔が見えない音声配信は、
リスナーの想像力を掻き立てる、
とても魅力的なメディアですよね。
だからこそ、「声」があなたの全てを伝える、
唯一のツールになります。

まずは、簡単にできる「声の出し方」のヒントを
お伝えします。
このヒントは、誰でもすぐに取り組める
音声配信をするときの基本
となるものです。

最後に少しだけ、
個声(ひとりひとりの声)へのヒント
をお伝えします。
基本は全部やってるけど
「それでもうまくできない」
「なんか違う気がするな」
という方へのヒントです。


顔出しありの動画は、
表情・身振り・見た目が情報を補ってくれます。

でも音声配信は、声だけが全て。

だからこそ、声を磨けば
顔出しより深く伝わることもあるんです。

ラジオや朗読が、ずっと愛され続けているのは、
そういう理由だと思います。


音声配信の声は「別物」と考える


まず知っておいてほしいのが、
マイクで録音される声と、
普段の会話の声は全然違うということ。

たとえば

  • 普段の会話では気にならない「息の音」が、
    マイクには大きく入る

  • リスナーがイヤホンで聞いていると、
    口元の音が耳の中で直接鳴る感覚になる。

  • 小さいノイズや、語尾の消え方まで、
    全部拾われる。

つまり、普段の会話の声より、
ずっと細かく聞かれているんです。

でも、少しの工夫で、聞こえやすい声になります。


【声の出し方1】マイクに「乗る声」を出す


◆ お腹から出す(でも、力みすぎない)

マイクは正直です。
胸や喉だけで出した薄い声は、
マイクを通すとさらに薄く聞こえます

具体的には:

  • おへその下(丹田)に手を当てて、
    そこから声が出てる感覚で話す。

  • ただし、力んで大きな声を出す必要はない。

  • 「柔らかく、でも芯がある」イメージ。

やってみて:

「こんにちは」を、喉だけで言う
次に、
お腹から押し出すように言う

この違いを録音して聞き比べてみてください。
全然違うはずです。

◆ 普段より少し低めのトーンで話す

マイクを通すと、声が若干高く、
細くなる傾向があります。

具体的には:

  • 意識的に、普段より半音低めで話す

  • 「低め」の声は、マイクを通すと
    ちょうどよく聞こえる。

  • 落ち着いた印象にもなる。


◆ 語尾まで丁寧に

音声配信で一番多い、「もったいない声」が、
語尾が消えること。

「~なんですよね(↓消える)」
「~だと思います(↓消える)」

聞いている方は、
「え?最後なんて言った?」ってなってしまいます。

具体的には:

  • 「~ですよね」の「ね」まで、
    声のボリュームを保つ

  • 「~と思います」の「す」まで、
    口をしっかり動かす


【声の出し方2】イヤホンを意識した話し方


リスナーがイヤホンで聞いているとき、
声は耳の中で直接鳴っている感覚になります。

これは、とても大事な注意点です。


◆ 「耳元で話す」イメージで

大勢に向かって講演するんじゃなくて、
1人の友人に話すイメージ。

具体的には:

  • 声のボリュームは、
    「普通の会話」くらいでOK

  • 「届けよう」とせず、
    「話しかけよう」という気持ちで

  • 「みなさん」に向けてではなく、
    「あなた」に向けて話すイメージ

◆ 息の使い方を丁寧に

イヤホンで聞いているリスナーには、
息の音がダイレクトに聞こえます。

良い息の使い方:

  • 話し始める前に、静かに鼻から息を吸う

  • 話す途中の息継ぎは、自然なタイミングで
    (無理に止めない)

注意したい息の音:

  • 「ふぅ~」っていう、大きなため息みたいな息継ぎ

  • 「はっ」っていう、急な吸い込み

これらはマイクに大きく入ってしまい、
リスナーが驚いてしまうこともあります。


【注意すること1】マイクとの距離と角度


◆ マイクとの距離は「こぶし1個分」が基本

近すぎると:

  • 息の音が大きく入る

  • 「ポップノイズ」が出やすい
    (「ぱ」「ば」「ぴ」などの破裂音が「ボフッ」ってなる)

遠すぎると:

  • 声が遠く、部屋の反響音も入る

  • 臨場感がなくなる

だいたい、マイクからこぶし1個分
10~15cmが目安です。

◆ マイクの正面は避ける

口から出る息が、真正面のマイクに直撃すると、
ノイズが入りやすく
なります。

具体的には:

  • マイクを少し斜め(15~30度)にずらして置く

  • または、マイクの少し上から声を当てる感じ

これだけで、ポップノイズがかなり減ります。

【注意すること2】環境音を減らす


◆ 収録場所を選ぶ

音声配信で「声がよく聞こえる人」は、
声そのものだけじゃなくて、環境も整えている
ことが多いんです。

避けたい場所:

  • 広い部屋(声が反響する)

  • 硬い壁・床の部屋(声が反響する)

  • 冷蔵庫・エアコンの近く(機械音が入る)


◆ 収録前にチェックすること

  • エアコン・扇風機・換気扇は切る
    (または音量最小にする)

  • スマホの通知音はオフ

  • 窓を閉める

  • 時計の秒針音が入らないようにする


【注意すること3】声のリズムとテンポ


◆ 音声配信は「少しゆっくり」がちょうどいい

動画と違って、音声だけだとリスナーが
「頭の中で映像を作る」必要があります。

だから、
映像ありの動画より、少しゆっくりめで話す
のがおすすめです。

具体的には:

  • 「、」のところで、1秒間を置く

  • 「。」のところで、1~2秒間を置く

  • 大事なことを言った後は、2~3秒間を置く

この「間」が、
リスナーの頭の中で内容が整理される時間
になります。

◆ 「えー」「あー」を減らす

顔が見えない分、
「えー」「あー」がより目立ちます。
完全になくす必要はないけど、
減らす意識
をしてみましょう。

具体的には:

  • 「えー」の代わりに、一拍置く(黙る)

たとえば:

「えー、今日はー、えー、声についてー」
         ↓
「今日は、(一拍)声について(一拍)お話しします」

これだけで、落ち着いた印象になりますよね。
聞きやすさもかなり違います。


今すぐできる!3つの準備


【準備1:収録前に声のウォームアップ】

いきなり収録を始めると、
声が硬くて、聞きやすい声になるまで
数分かかってしまいます。

収録前に:

  • 「あいうえお」を、ゆっくり5回

  • 「まみむめも」を、口を大きく動かして5回

  • 「らりるれろ」を、舌を意識しながら5回

これだけで、声の滑らかさが全然違います。

【準備2:水を手元に置く】

収録中、喉が乾いたり、声がかすれたりしたら
水を飲みましょう。

ただし:

  • 飲む音が入らないように、
    マイクから少し離れて飲む

  • 「水を飲みます。少々お待ち下さい。」とひと言
    リスナーも安心します

  • 収録を止められるのであれば、一時停止する


【準備3:必ず試し録りをする】

本番前に、30秒だけでもいいので試し録りをして
聞いてみましょう。

チェックポイント:

  • 声のボリュームは適切か?

  • 環境音(エアコン・換気扇・外の音)
    が入っていないか?

  • 息の音が目立ちすぎていないか?

  • 語尾まで聞こえているか?

「いつも大丈夫だから」
「そこまで気にしなくても…」
いいえ。
この30秒が、配信の質を大きく左右するんです。


顔を出さないからこそ、声が「あなた」になる


音声配信は、声が全てです。
声にはその人の

・温度感
・誠実さ
・個性
・その日の気持ち

全部が乗ります。

顔が見えなくても、
声を聞いているだけで
「この人、好きだな」
って思ってもらえる。

それが、音声配信の一番の魅力だと思います。

声は、体調や気分によって変わります。
起きたばかり、眠たい時、楽しい時、焦っている時…
表情が見えない音声配信は、
それがリアルに届きます。
配信内容によっては、
その「日々の変化」も、あなたらしさであり、
とても良い味になると思います。
「いつも同じ」
「みんなと同じ」
ではないことが、いいってこともありますよね。

あなたの声が、リスナーの心に届きますように。


★「個声」へのアドバイス


さて、ここからは、
今回ご相談いただいた方の音声配信を聞いたうえで、
「この方へ向けたアドバイス」

を少しだけご紹介します。
有料でのご相談内容ですので、ほんの少しだけ…。

「基本はできている」
「これらは調べたら分かるけど、私には違う」
などなど。
ここまでの内容に違和感を感じている方にとっても、
少しでも改善のヒントになれば幸いです。


【ご相談者さまの音声配信】

  • 言葉がはっきりと分かりやすく、聞き取りやすい

  • 感情が豊かで、リスナーに寄り添っているのがわかる

  • 表情が想像できる(口角があがってるなど)

  • リスナーからの相談内容を読むときの切り替えができている

この方の優しいお人柄が伝わる素敵な配信でした。
でも、少し改善すると
さらにリスナーは聞きやすく、安心感や信頼感が深まる思います。

【改善点1:語尾を下げる】

前半に【声の出し方1】の中の
◆ 語尾まで丁寧に
という項目がありました。
この方は、語尾まで丁寧なんですが、
語尾が上がるという特徴があります。
これは、リスナーが常に緊張した状態になってしまいます。
「語尾を丁寧に」+「語尾を下げる」
という意識をすると、より聞きやすくなります。

【改善点2:マイクからもう少し離れる】

前半に【注意すること1】マイクとの距離と角度
◆ マイクとの距離は「こぶし1個分」が基本
という項目がありました。

今回の相談者さまは、
高音が強く声が大きい印象です。
この方自身の注意書きにも
「音量が大きい」とあります。
これは、私の想像ですが、
「リスナーからの相談内容」からして
リスナーは家の中にいても、
おそらくイヤホンで聞いていると思います。
ですので、
マイクからもう少し離れる
もしくは
低い声を意識する
とリスナーはより落ち着いて聞けると思います。

気をつけたいのは、
低い声=暗い声にならないようにすること。

  • マイクの位置、声の大きさを変えながら
    実際に録音した声を聞き比べて、
    一番いい位置や適切な声の大きさを見つける

  • 自分もイヤホンをして確かめる

  • 文章や言葉のはじめの音が
    「キンキン」と聞こえないか

  • 普段高めの声は、
    マイクを通すとさらに高く聞こえる

具体的には:

  • 暗い声にならないよう口角は上げる

  • 顔は下を向かないようにして、あごを引く

  • 肩の力を抜き、姿勢を正す

この場でお伝えできるのはここまでとなります。


★星屑サイダーが気を付けていること

私もstand.fmで音声配信をしています。
(現在お休み中)
配信前に主にチェックしていることです。

  • 毎回全文録音して、イヤホンで聞いて確認する

  • 換気扇・扇風機・時計の秒針音が気にならないか

  • 息継ぎや口を開けるときの音(クチャクチャ音)が目立っていないか

また、朝の配信と夜の配信では、
声のトーンを変えています。
「おはよう、いってらっしゃい」の内容は
元気に明るく
「今日も1日おつかれさま、おやすみなさい」の内容は
優しく穏やかに

毎日声は違います。
体調や気分が正直に表れます。
それも私の「個声」です。
でも、自分で聞いて「心地よい」と思わない場合
私は録り直します。
録り直す余裕のないときは
配信をやめます。

これは私の取り組み方です。
みなさんも自分に合った方法で
リスナーの心に響く素敵な配信となりますように。


個声を磨けば、自信が生まれる。
自信が生まれれば、コミュニケーションは
もっと楽しく、豊かなものになるはずです。

あなたの声は、
あなただけの素晴らしい個声(こせい)なのです。

あなたの日々のコミュニケーションが
少しでも楽になるように
これからもお届けしていきます。

全国の企業研修や個別指導の場で、
声やコミュニケーションについて
多くの相談をいただいています。
この「相談室」では、
そんな現場の声に寄り添いながら、
日々の関わりが少し楽になるヒントを
お届けします。
「こんなシチュエーションで困っている」
というお悩みがありましたら、
ぜひコメントで教えてください。

著者:星屑サイダー










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