せりふ三題噺 ゼラニウム団子耳
暑くなると、あんみつが食べたくなる。
最近ではスーパーでもいろんな種類の美味しいあんみつが売っているけれど、昔、田舎に住んでいた頃は、自宅で手作りするのが普通だった。
寒天に、缶詰の小豆、みかんの缶詰。団子は白玉粉をこねて作る。
水加減を見ながら、自分の耳たぶくらいの固さになるまで根気よくこねたら、沸騰したお湯の中へそっと落とし、浮かんでくるのを待つのだ。
時には、水を切った豆腐を混ぜ込むこともある。
そうすると、団子がもちもち、ふわふわに仕上がる。
今日は、親戚が大勢で遊びに来る。
だから、今日のおやつは特製のあんみつにしようと思いたった。
窓辺に並ぶ、真っ赤なゼラニウムの鉢植えに水をやりながら、私は小さく声を出す。
「気合入れてこ!」
※はらとけい様、今回もどうぞよろしくお願いします。
セリフ
「気合い入れてこ!」
■三題
・ゼラニウム
・団子
・耳
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければ応援お願いします。
いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます。