魔女刈り アマノ文筆クラブ
「ここだけの秘密だよ。実はアタイ、魔女なのさ…」
「おまえさん、信じないのかい?」
引っ越してきた翌日、隣に住むおばあさんにそう話しかけられた。
「へぇ、そうなんですか…」
僕はそう答えるのが精いっぱいだった
困惑する僕を見て、自称・魔女さんは、「ここは刈るのに苦労する雑草ばかりなのさ」と話を続ける。
刈ろうとすると悲鳴を上げるマンドラゴラのような草。
刈り取ったそばからニキニキと再生するしつこい植物。
昼間はしおれているのに、夜になると急に伸びてくるツタ。
そんなのばかりだという。
「そんな雑草をやっつけるアタイは、知る人ぞ知る『魔女刈り』なんだよ」
「面白いだろう?」とおばあさんはケタケタと笑った。
※想像力を掻き立てられる素敵なお題でした。
※甘野充様、どうぞよろしくお願いします。
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