【次なる産業革命】NVIDIAジェンスン・フアンと孫正義氏が描く「フィジカルAI×日本」の未来
最近、AI業界で「フィジカルAI」という言葉をよく耳にしませんか?
今回は、NVIDIAのジェンスン・フアンCEOの来日に関するニュース動画(https://www.youtube.com/watch?v=sCIz9B45IYg)と、先日開催された孫正義氏の「SoftBank World 2026」の基調講演から見えてくる、「日本が世界のAI競争で再び覇権を握るシナリオ」について紐解いていきます。
1. NVIDIAが日本に熱視線を送る理由
TBS NEWS DIGの特集動画では、NVIDIAのジェンスン・フアンCEOが日本の大手企業トップや政府関係者と相次いで会合を持つ様子が報じられました [00:25]。彼らが強力に推し進めようとしているのが「フィジカルAI」です。これは、AIの頭脳と物理的な身体(ロボット)を組み合わせ、現実世界で自ら判断して動く技術を指します [01:47]。
現在、ヒューマノイド(人型ロボット)の世界市場は、政府の強力なバックアップを受ける中国メーカーがシェアの80%を占め、圧倒的な一強状態です [03:22]。かつてロボット開発で世界をリードしていた日本ですが、技術はあっても「AI」との融合という点で数年の遅れをとり、実用化で後塵を拝してしまいました [05:08]。
しかし、日本の逆襲はすでに始まっています。 動画内では、ソフトバンクやソニーなど日本の大手44社が新会社を設立し、政府も今後10年で約1兆円の支援を行う計画が明かされています [07:27]。
日本の高い「ものづくり」の技術と最先端のAIが組み合わさることで、フアンCEOは「フィジカルAIによる次の産業革命はメイド・イン・ジャパンで生まれるだろう」と、日本への強い期待を口にしました [08:21]。
2. 孫正義氏の「ASI Economy」と見事に符合する未来図
この「フィジカルAI革命」の潮流は、2026年7月に開催された「SoftBank World 2026」での孫正義氏のビジョンと完全な一致を見せています。
孫氏は講演で、2040年には「ASI(人工超知能)」が世界のGDPの20%(約7,000兆円規模)を生み出す「ASI Economy」が到来すると予言しました。
その世界を物理的に支えるのが、100兆個のAIエージェントと、10億体のヒューマノイドロボットです。自己増殖と自己進化を繰り返すAIが、人間の代わりに24時間休むことなく働く社会がやってくるというのです。
先述した「日本の44社によるフィジカルAI開発コンソーシアム」の中にソフトバンクが名を連ねているのも必然と言えます [07:27]。
孫氏が思い描く「10億体のヒューマノイドが社会インフラになる未来」に向け、日本国内ではすでに巨大な資本と技術の結集が始まっているのです。
3. 日本の勝機:「ものづくり」×「超知能」
もちろん課題もあります。ニュースのコメンテーターが指摘するように、日本政府の支援は「可能性のある分野に予算をばらまく」傾向があり、米国や中国のように「勝てる領域に一点投資」するしたたかさが求められます [10:14]。
それでも、三菱自動車が国内スタートアップと組んで、工場でのエンジン組み立てなど泥臭い現場からロボットの量産・導入に乗り出したように、確実な一歩は踏み出されています [06:54]。
孫正義氏は「AIに仕事を奪われるのではなく、AIを味方につける会社が生き残る」と語りました。 圧倒的な計算能力を持つAIの頭脳と、日本が誇る精巧な「ものづくり」の身体(ロボット)が結びついたとき、世界を変えるイノベーションが再びこの国から起こるのかもしれません。
AIが私たちの生活の「物理的」な手足となる未来に向けて、皆さんはどう備えますか?
参考リンク ・TBS NEWS DIG: https://www.youtube.com/watch?v=sCIz9B45IYg
