ピラティス160回 | やっと「効く」がわかってきた
昨年9月から始めたピラティスの160回目のレッスンを受けてきた。そろそろ1年になる。
普段はボルダリングで、50kgぐらいの体を120°みたいな強傾斜の壁にへばりつかせてヨイショヨイショ登っている。そんな運動に慣れた体に、ピラティスの負荷は軽すぎる。汗もかかないし、息も上がらない。なんだこの運動は、年寄りだと思ってバカにしているのか。
そう思っていたのが今ではだいぶ変わってきた。ていうか、ピラティスをやればやるだけキツくなってきているのだ。おかしいぞ、上達して楽になるんじゃないのか。
今日のレッスンでは「V字バランス」があった。両手をストラップにかけ、両膝は揃えてテーブルトップ、Cカーブの体勢でバランスを取る。これだけでも十分に難しいのだが、この体勢を維持したまま上半身を左右に曲げる。みぞおちから上だけを曲げるよう指示されるのだけれど、雑技団出身じゃないんだからそんな器用なことはできない。腰から大きく曲げてドヤァとやっていた。
みぞおちから上だけを曲げるということは、腰がまったく動かないということだ。先生が腰を支えてくれる。片腕を軽く引っ張られたぐらいの感覚で、ほんのちょっとだけ動かす。大変だ。脇腹にめちゃくちゃ効く。マジか。今までは一体なんの運動をしていたんだ。
足にストラップを引っ掛けてぐるぐる回すという運動もある。これもなんのためにやっているのかわからなかった。それが小さく小さく動かしてみると、「あっ下腹部に効いているかも?」と感じるときが出てきた。この感覚はまだ掴み切れていない。
こんな調子で、回数を重ねてやっと狙った筋肉に効かせられるようになってきたエクササイズがいくつもある。汗もかかないし、息も上がらないのは変わらない。でも、最初の頃と同じことをしているつもりでも、実際にはだいぶ違う運動ができているんじゃないだろうか。
そして、ピラティスそのものはどんどんキツくなっている一方で、いつの間にか楽になっていたものもある。腰だ。
ピラティス110回の記事にも書いたのだが、何年も悩まされてきた腰痛が、この1年、やっぱり出ていない。脚を後ろに上げる運動でドヤァしすぎたときや、腰に負担のかかる姿勢でうっかり作業をしてしまったときなど、腰痛になりそうなイヤな感じまではたまにある。しかしそれ以上にならない。
自分の腰痛は、ヘルニアや脊柱管狭窄症のような器質的な原因は見つからず、普段の姿勢や座りっ放しの生活が関係しているのではないか、と以前から指摘されていた。ピラティスでは骨盤の位置や傾きを意識するようにさんざん言われるし、すべてのレッスンに骨盤回りのストレッチが組み込まれている。
もちろん、腰痛が出なくなったのはたまたまかもしれないし、他の要因もあるだろう。それでも「痛くて眠れないよー」とひと晩中ゴロゴロしたり、お風呂に入って温めて、痛くなったらまた入ってを繰り返したり、何年も悩まされてきたあの日々が過去のものになっているのだ。
個人の感想だ。効果には個人差がある。でも自分には効いた。そして160回やってみて、やっと「効かせる」がどういうことなのかもわかってきた。
ちょっと長かった。
