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夫のモラハラに悩んでいた私が、お笑いで気づいた心の抜け道


あの頃の夜、私は胃の中に漬物石でも入ってるかのように重たかった。

モラハラ夫の言葉はハリネズミみたいにトゲトゲで、刺さっては取り、傷が治らないうちにまた刺さりの繰り返し。
最終的には、取るのも面倒で、刺さりっぱなしの落武者のような心だった。

そんな私が、『すべらない話』を見て、久しぶりに声を出して笑った。

清人さんの貧乏な幼少期の話。
松ちゃんが、年老いた父親の不倫と離婚話をネタにしていたくだり。

どれも現実なら、笑えないほどのヘビー級ドキュメンタリーのはずなのに、
腹筋が割れるほど笑ってしまった。

でも、その笑いの中で、突然ビビッと稲妻が走った。
「この人たち、どうしてこんな過酷な生い立ちを“笑い”に変えられるんだろう?」って。



もし私だったら、
間違いなくその痛みを「誰にも言えないパンドラの箱」に詰めて鍵をかけ、押入れの一番奥にしまい込んだだろう。

お笑い芸人って、本当に強い
痛みをネタにしてエンタメ化させちゃうって、ある意味、最高のサバイバル能力だ。



当時の私は、温かい家も、温かい布団も、当たり前のようにあるのに、
なぜか夫との関係だけに心を丸ごと支配されていた。

でもふと冷静になったら、「まてよ、夫との関係なんて人生の最重要課題じゃないな。」と、いうことに気がついた。

そんなどうでもいいバグに目を奪われて、せっかくの人生の楽しい本編を自分で見逃してしまっていた。

その瞬間、
「もしかしてこれ、笑いに変えられることなのでは?」って閃いた
長年重く抱えていた悩みが、少しだけ軽く見えた瞬間だった。

考えてみると、夫のモラハラって**“お笑い的に美味しい”**のかもしれない。
当時は笑えなかったことも、今思えばツッコミどころ満載だ。



あれから時間がたち、今は少しずつ、夫の言葉や態度に押しつぶされない心を取り戻している。

不思議なことに、いまでは夫のモラハラ黒歴史を友人や職場の人に話してウケを取るくらい、少し余裕も持てるようになった。
昔刺さったトゲさえも、今は勲章に見える。

泣いてたころの自分が見たら、びっくりするだろうなと思う。



当時は地獄みたいだったけれど、
いま思えば、その経験があったからこそ、私は**「どんな悲劇も、最終的にはウケに変えられる」**という、最強の武器を手に入れたのだ。

あの夜、お笑いの力に少し勇気をもらった。

どんな過去があっても、自分を受け入れ、好きでいられるようになりたい。
まだ辛いトンネルの中にいるあなたも、痛みは、いつか笑いに変わります。

だから、今はまず、声を上げて笑ってみませんか?


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