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「こんなの初めて」は誰でも弱い?

今、ひとり時間をあれこれ楽しんでいるけど、嫁になった頃は周りの人と上手くやらなきゃ、愛想よくしてなくちゃと思っていました。

協調性大事。周りに合わせなくては。

同時期に嫁に来て、とても愛想の良い人がいた。年も近いし、お互い農業に就くのも初めてだった。

自分をアピールするのが上手い。「私はこんな人間です」を自分から言い出してどんどん距離を縮める。

そして相手がどんな人間かもグイグイ聞いてくる。知りたがる。

ちょっとした事でもリアクションを忘れない。

「へえぇ〜!そうなんだ!」
「すっごーい!」
「こんなの初めて!」

ううう、文字起こしすると何だかとても寒い。

これが通用するのは女性の価値を最年少に見出す殿方だけかと思いきや、いやいやそうでもないな、と今の歳になって思う。

女同士でもこれはあるし、なかなか厄介だ。

知り合ったばかりで友達とも呼べず、こちらが仲良くしたくてもあちらはどうかわからないような関係だと、何気ない日常の会話をしていてもマウントと取られかねない。

「この間クッキー焼いたの。」
「へえぇ〜、そうなんだ!すっごーい!」

「昨日の休みは海に行ってね。」
「すっごーい!私は行った事ないけど。」

焼き菓子を分けてあげるのも、近場の海に車に乗せて一緒に行くぐらいは何でもない。

「すっごーい!嬉しい!初めて食べた!」とか、
「すっごーい!初めて来た!」

そう言われるとこちらもあげてが良かった、連れてきて良かったという気になる。

一緒に過ごすのもそんなに悪くない。親友ができたと錯覚する。

そこで「喜んでくれたなら良かった」で終われば良いのだけど、「喜んでくれるならそれでいいや」となってる人、ひょっとして多くない??

相手のために「してあげる」事が当たり前になっている。気がついたらそうなっている。

仲良くして頼られると嬉しい。送ってくれと言われたら車を出す。ついでにこれもいい?それからあれも。そしてこれも。もう着いた?私ちょっと遅れるからね。

これお願いしてもいい?ダメ?〇〇さんはやってくれたんだけど。あの人に頼むしかないかあ。あ、ところでオバちゃん(姑)元気?

だんだん他の人の存在までちらつかせるようになる。

断ると何て言われるんだろうと不気味になる。相手はトモダチが多いのだ。

そしてある日、私の方がもういいやとぶった斬る。

相手は「私の何がいけないの?」となる。

はい、これは私がいけないんです。喜んでくれればいいと思って相手を甘やかした。

ちょっと嫌な思いをしてもこのくらい我慢すればいいと思っていた。

自分を大切にしなくては。本当に連絡が必要な用事以外はLINEもしなくなった。誰がどうのの話も嫌い。

相手にしてみればいきなり豹変した私の態度を、他の知り合いに相談という形で言いふらしていたようだ。

全く、こうなってしまう前に相手を甘やかすべきではなかった。

「こんなの初めて!ありがとう!」
お役に立てたのなら嬉しいけど、いやはや、今それを聞くと慎重に考えたいと思う。

読んでくださり、
ありがとうございました!





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