【防災グッズ】コンビニでも揃う身近な備えを厳選|「そなえよつねに」から考える個人生存戦略
先日、「防災キャラバン」の運営に少し携わる機会がありました。
これは、実際に来場された方々に「防災」をテーマとしたさまざまな体験をしていただく、ボーイスカウトが実施しているイベントです。
会場では、防災に関することをいくつかの「アトラクション」として体験していただきます。
そんな現場に関わったこともあり、改めて少し「防災」について書いてみようと思いました。
防災というと、どうしても、「専用の防災用品を揃えなければならない」「防災セットを買わなければならない」というイメージを持ちがちです。
もちろん、本格的な備えは必要です。
ただ、自分の店のコンビニの商品を改めて眺めてみると、意外と災害時に使えそうなものが並んでいます。フリーズドライ食品。飲料水。乾電池。懐中電灯。モバイルバッテリー。充電コード。店舗によっては、カセットガスボンベなどもあります。
普段はただの商品として見ているものでも、「停電したら?」「家から出られなくなったら?」「スマートフォンを充電できなくなったら?」という視点で見てみると、見え方が変わります。
もちろん、「災害が起きたらコンビニへ買いに行けばいい」という話ではありません。
むしろ逆です。
大きな災害が起きれば、商品が売り切れたり、物流が止まったり、店舗そのものが営業できなくなったりする可能性があります。
だからこそ、普段の生活の中に、すでに防災に使えるものがどれだけあるのかを知っておく。
そして、必要なものは平時のうちに少しずつ備えておく。
これも一つの「備え」ではないかと思いました。
今回は、そんな視点から「身近にある防災グッズ」について考えてみます。
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1. フリーズドライ食品・レトルト食品
まず分かりやすいのが食品です。
コンビニには、フリーズドライの味噌汁やスープ、カップ麺、レトルト食品、缶詰、栄養補助食品などがあります。
これらは普段食べるものですが、災害時にはそのまま備蓄食品になります。
特に便利なのは、普段食べながら備蓄するという考え方です。
いわゆる「ローリングストック」です。
非常食を大量に買って棚の奥に入れてしまうと、気づいたら賞味期限が切れていた、ということもあります。
それよりも、
買う
↓
普段食べる
↓
減ったら補充するという流れにした方が管理しやすい。
防災というと「特別な非常食」を考えがちですが、普段から食べ慣れている食品を備蓄に含めるという方法もあります。
もちろん、長期保存できる専用非常食も便利です。
そのため、普段使いの食品+長期保存用非常食という組み合わせが現実的なのではないかと思います。
実際、私が長期キャンプ等でも使用するものでもあります。
特に「移動野営」や「長期キャンプ」にも有用です。
2. 飲料水
防災というと食料に目が行きますが、水はさらに重要です。
コンビニならペットボトルの水は普通に購入できます。
普段から少し多めにストックしておくだけでも違います。
ここでも、
普段飲む
↓
減ったら補充する
という形にすれば無理がありません。
防災用品を特別扱いしすぎない。
これが今回一番伝えたいポイントでもあります。
3. 懐中電灯
停電したとき、まず困るのが明かりです。
スマートフォンにもライト機能がありますが、防災時にスマホの電池を照明だけで使い続けるのは少しもったいない。
そこで懐中電灯です。
コンビニにも、店舗によっては小型の懐中電灯が置いてあります。
ただし、防災用として考えるなら、
・明るさ
・連続点灯時間
・乾電池式か充電式か
・持ち運びやすさ
・ランタンとしても使えるか
なども確認しておくと安心です。
さらに、「懐中電灯はある。でも電池がない」ということも普通にあります。
だから、懐中電灯と乾電池はセットで考えておく必要があります。
4. 乾電池
コンビニでは単3電池、単4電池などを置いている店舗が多いと思います。
普段はリモコンや時計などに使う乾電池ですが、災害時には重要な電源になります。
懐中電灯。
ラジオ。
その他の防災機器。
意外と乾電池を使うものは多いです。
ここで一度確認しておきたいのが、自宅の防災用品が何サイズの乾電池を使うのか。単1なのか。単2なのか。単3なのか。単4なのか。
いざというときにサイズが違えば使えません。
防災用品を買ったら、電池の種類まで一緒に確認しておく。
地味ですが大事なポイントです。
5. モバイルバッテリー
現代の防災で、かなり重要なのがスマートフォンです。
家族との連絡。
災害情報。
ニュース。
地図。
SNS。
行政からの情報。
場合によっては決済。
スマホが使えなくなるだけで、かなり不便になります。
そこで必要になるのがモバイルバッテリーです。
これは、私が考える「日常用品と防災用品を分けない」という考え方に非常に合っています。
普段は外出先で使える。
仕事でも使える。
旅行でも使える。
アウトドアでも使える。
そして停電時には、防災用品になる。
つまり、普段使っているものが、そのまま災害時の装備になる。
これはかなり合理的です。
防災用品は、非常袋の中に入れっぱなしにするより、普段から使っているものの方が、いざというときにも使いやすい。
ただし、モバイルバッテリーは持っているだけでは意味がありません。
定期的に充電状態を確認しておくことも必要です。
6. 充電コード
モバイルバッテリーを持っている。
でも、スマートフォンにつなぐコードがない。
これもあり得ます。
スマホを買い替えたことで端子が変わることもあります。
USB-C。
Lightning。
家族のスマートフォンが全部同じ端子とは限りません。
だから、防災用品としてモバイルバッテリーを準備するなら、充電コードまでセットにしておく。
これも意外と重要です。
コンビニでも充電コードは購入できますが、災害が起きてから確実に買えるとは限りません。
平時に確認しておく。
それが備えです。
7. 屋外で使える「風防付き」のカセットコンロ
災害時に電気や都市ガスが止まると、温かい食事を作る手段が限られます。そこで役立つのがカセットコンロです。
ただ、防災用品として考えるなら、一般的な卓上用だけではなく、屋外での使用を想定した「風防付き」のカセットコンロという選択肢もあります。
例えば、イワタニの「カセットフー 風まる」。
実はこのタイプについては、私自身、日本ジャンボリーに参加した際に実際に使用した経験があります。
大人数が集まる野外環境では、調理も当然屋外になります。
屋外では、普通のカセットコンロだと風の影響を受けやすく、炎が流されたり、思うように加熱できなかったりすることがあります。
その点、「風まる」のような風防付きのタイプは、屋外で調理する際に風の影響を受けにくい。
日本ジャンボリーで実際に使った経験からも、「屋外で使うことを前提にした道具は、やはり使いやすい」と感じています。
こういう道具は、キャンプ。ボーイスカウト活動。バーベキュー。屋外イベント。そして災害時。という複数の場面で使えます。
私は、防災用品としてこうした「普段から実際に使えて、非常時にも役に立つもの」を選ぶ考え方が非常に合理的だと思っています。
防災専用品として収納したままにするより、普段から使っていれば操作にも慣れます。
いざというときに、「買ったけれど、一度も使ったことがない」という状態にもなりません。
もちろん、カセットコンロだけでは使えません。
対応するカセットガスボンベも必要です。
店舗によってはコンビニでもカセットボンベを扱っていますが、災害が起きてから確実に入手できるとは限りません。
だからこそ、風防付きカセットコンロ+対応するカセットボンベを平時からセットで備えておく。
これは、私自身の野外活動の経験から見ても、かなり現実的な備えだと思います。
※屋外向け製品であっても、テント内や車内など密閉された場所では使用せず、必ず製品の取扱説明書と安全上の注意に従ってください。
もちろん「キャンピングストーブ」などアウトドアグッズにおいて利用価値が高いものはありますが今回は一般的なものとして紹介しました。
コンビニは防災用品店ではない
ここまで書くと、「だったら災害が起きたらコンビニに行けばいい」と思う人もいるかもしれません。
しかし、それは違います。
大規模災害が起きれば、商品が売り切れる。
物流が止まる。
停電する。
従業員が出勤できない。
店舗が営業できない。
という可能性があります。
私は長くコンビニで働いてきましたが、コンビニは非常に便利な場所である一方、物流によって成り立っている場所でもあります。
普段当たり前のように商品が並んでいるのは、物流が動いているからです。
現に「東日本大震災」や「コロナ禍」では品薄となり商材そのものが店舗に届かないという経験を目の当たりにしました。
だから災害時にコンビニへ行くのではなく、平時にコンビニを見ておく。
という考え方の方が重要だと思います。
「この店には何があるか」
「これは防災に使えるな」
「これは家に一つ置いておこう」
そうやって、普段の生活の中から備えを作っていく。
これなら、防災のハードルはかなり下がります。
防災用品は「専用品」でなくてもいい
防災というと、どうしても非常袋や防災セットを想像します。
もちろん、それらも必要です。
ただ、「防災用品を買わなければならない」と考えると、少し構えてしまいます。
それよりも、普段使っているものの中で、災害時にも使えるものは何か。
という視点を持つ。
これだけでも違います。
スマホを充電するモバイルバッテリー。
普段食べるフリーズドライ食品。
家にある懐中電灯。
乾電池。
充電コード。
野外活動でも使えるカセットコンロ。
そう考えると、防災は急に身近になります。
ボーイスカウトには「そなえよつねに」という言葉がある
私が長く関わってきたボーイスカウトには「そなえよつねに」という言葉があります。
これは単に「キャンプ用品を準備しておきなさい」という意味ではありません。
いつ何が起きても対応できるように、心も。知識も。技術も。道具も。準備しておく。
そんな考え方です。
今回、防災キャラバンに関わったことで、改めてこの言葉を思い出しました。
防災も同じだと思います。
大きな非常袋を作って、「これで終わり」ではない。
食品を食べたら補充する。
乾電池を確認する。
モバイルバッテリーを充電する。
充電コードを確認する。
水を入れ替える。
カセットコンロを実際に使ってみる。
そうやって、備えることを日常にする。
この方が現実的ではないでしょうか。
「自分用の生存装備」を作ってみる
私は最近、「個人生存戦略」ということをよく考えています。
仕事。収入。AI。副業。そして防災。
一見すると違う話のようですが、共通している部分があります。
それは、何かが起きたときに、完全に無防備な状態にしないことです。
会社を辞めることになったらどうする。
収入が減ったらどうする。
災害が起きたらどうする。
何かが起きてから考えるのではなく、平時に少し準備しておく。
それだけで選択肢は増えます。
防災も同じです。
いきなり高価な防災セットを買わなくてもいい。
まずは、フリーズドライ食品。水。懐中電灯。乾電池。モバイルバッテリー。充電コード。屋外でも使えるカセットコンロ。
自分に必要なものから少しずつ揃える。
そして、「自分用の生存装備」を作っていく。
私はそれでいいと思っています。
まとめ
防災は、「特別なものを大量に買うこと」だけではありません。
普段の生活の中に、災害時にも使えるものがどれだけあるのかを知っておく。
そして必要なものを、平時に少しずつ揃えておく。
コンビニの商品を眺めるだけでも、防災という視点を持つと見え方が変わります。
ボーイスカウトの言葉を借りるなら「そなえよつねに」
大げさなことをする必要はありません。
普段から使うものを少し見直す。
使える状態にしておく。
そして「いざというとき、自分は何がないと困るのか」を一度考えてみる。
日常を少し強くしておく。
それもまた私が考える「個人生存戦略」の一つです。
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