今日の一曲
Rod Stewert / Maggie May
ロッドスチュアートについては多くを語る必要はないだろうが、今年1月10日には80歳を迎えたイギリスのロックレジェンドで、あのヤサ男的な雰囲気から繰り出されるハスキーボイスは一度聴いたら忘れられないくらいのインパクトを聴く者に植え付ける。
そんなロッドから一曲を選ぶのは至難の業であるが、自分としてはMaggie Mayを紹介したい。
1971年にリリースされたアルバム『Every Picture Tells a Story』に収録されたこの曲は、元々はB面の曲だったらしいが、その後同年に全米・全英のシングルチャートで1位を獲得、特にアメリカでは彼のキャリア初のナンバーワンヒットとなった。
また、この曲はロッドスチュアートというアーティストを国際的なスーパースターに押し上げるきっかけとなった名曲で、音楽史上でも重要な一曲となっている。
歌詞としては、彼が若かりし頃に経験した年上の女性とのロマンスが題材になっており、実際の体験に基づいているとされている。若い男が年上の女と初めて付き合って、浮かれて振り回されて最後は捨てられるという話で、その時に経験した初恋と失恋、甘くてほろ苦い感情がノスタルジックかつ情熱的なストーリーとして展開されている。
特徴的なアコースティックギターで始まるイントロから展開されるメロディは、ロックとフォーク、ブルースが融合してノリがよく、彼のハスキーボイスに引き込まれ、特に後半のマンドリンのパートでは、なんとなくこの歌詞のイメージ「年上の女との楽しい日々のあと、結局振られたけどやっぱり忘れられない」という若い男の甘い記憶と悲しみと心細さを表しているようで、何となく勝手に共感している。
でも最終的には、そこから立ちあがって前に向いて行こう、もう彼女のことは忘れてウチに帰ろう、という展開は、ロッドのストーリテラーとしての素養を感じさせるお気に入りの曲だ。
是非聴いてほしい。
