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「ずっとこんな感じ」|従姉が放つ優しい会心の一撃

コロナ禍を経て
働き方のかたちが
世の中的にも
ずいぶん変わった


僕自身も
在宅ワークだったり
場所を変えて仕事をしたり
以前よりずっと
会社という場所から離れて
仕事をすることが増えた


家でぽてぽてと
仕事をしている日などは
休憩の合間に
noteを眺めたりする
仕事用の画面の横に
文章の流れる川が
あるような感じだ


そんなある日

noteで見つけた
ある方の記事を読んでいた
日々のなかにある
なにげないことについて
静かに書かれた文章だった
僕もそこへ
思ったことを
ぽつぽつ書いて
投稿された方と
コメント欄で
少し言葉を交わしていた


その様子を
たまたま従姉が
横から眺めていた
僕とは幼い頃から
ずっと付き合いのあるひとである
しばらく画面を見ていた従姉が
ふいに言った

「キミ、生物学の上では
凸凹の凸の方なのに
幼い頃から
ずっとこんな感じだよね😊」


……適わないなあ

と思った

別に競っているわけではない
それでも
なんだか適わない


自分では
歳を重ねるなかで
いろいろ考えたり
失敗したり
仕事をしたり
人と出会ったりして
少しずつ
今の自分になったような
気がしている

文章を書くようになって

自分はこういうことを
大切にしているのかもしれない

こんなふうに
人と接したいのかもしれない

そんなことを
あとから発見することもある


けれど
幼い頃から僕を
知っている人にとっては
それは新しくできたものではなく

「昔からそうだったよ😊」

で済んでしまうらしい


自分がずいぶん遠くまで歩いて
ようやく見つけたと思ったものを
ずっと昔から
知っている人がいる

それは少し不思議で

少しくすぐったくて

なんだか嬉しい


noteでは
実際の僕を知らない人たちと
文章を通して出会う
そこでは
書いたものの積み重ねから

この人は
こんな人なのかな
と少しずつ
輪郭ができてゆくのだと思う


一方で
その画面を横から見ている従姉は
僕がnoteを書くより
ずっとずっと前から
その輪郭を知っている


仕事をする場所が家になって
会社の机と
昔からの暮らしの場所が
重なって…

そんな妙な瞬間が
生まれるようになった
これも
働き方が変わったことで起きた

小さな出来事なのかもしれない


パソコンの前で
ぽてぽて仕事をして
休憩時間には
誰かの文章を読んで
そこへそっと
言葉を置いている

そんな僕を見て

「昔からずっとこんな感じ」

と言う人がいる


そうなのかもしれない
自分では
ずいぶん変わった
つもりでいても…

案外
大事なところは
こどもの頃から
あまり変わっていないのかもしれない


そう思ったら
少しだけ
嬉しくなった

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