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ミヤは、ずっとミヤ。


猫や動物が何故好きなのかの

キッカケを話してみたい。

まず私が生まれる前に実家には

一匹のメス犬がいたらしい。

確か名前はコロンだったかな

その子から生まれたのがヒデキだった。

あだ名はひーくん。

とても優しい穏やかな子で

雷が嫌いでうさぎが大好きで

そして郵便局の配達の人が苦手な子だった。

いつも散歩は私の係りで

初めての散歩デビュー時は

私も幼稚園生なので

ひーくんに引きずられリードを

離すまいと必死にぼろぼろにされたらしい。

そしてそのひーくんと

一緒に暮らしていたのがキジトラのミヤだった。

彼はとても聡い子で

近所のボス猫で一度だけ奥さんと

ミヤに似た子猫を2匹連れて

自宅のエサを分け与えるぐらいに

とても立派な父親をしていた。

ただヒデキもミヤも当時同居するにあたり

母が赤ん坊とは動物は一緒に暮らせないと

大反対を父としたらしく

祖父と叔母2人とヒデキとミヤは

一緒に暮らせなくなり

叔母2人はアパートに引っ越し

ヒデキは自宅庭の犬小屋へ

ミヤは祖父の部屋のみの生活へとなったらしい。

私の中ではひーくんは庭先にいて

会いたい時は会えるし声も聞こえるのに

ミヤは祖父の部屋から出したらダメだったので

祖父が部屋から出る時に足でガードされた

彼の手やヒゲや鳴き声が聞こえ

たまに目が見えるぐらいの存在だった。

子供からしたら当時は

野良犬も野良猫もたくさんいた存在だが

野良猫は足も速く捕まらない存在で

とても不思議で魅力的な生き物だった。

そしてたまに部屋から脱走したミヤは

母からチッチッチ!と叱られ

急いで部屋に駆け抜けていく塊だった。

しかしミヤはボス猫で自宅内から

好きに外に出入りをする子だったので

ひーくんの散歩時には一緒に着いてきたり

飽きたら先に帰宅していたり

遠くから名前を呼ぶと走って来たり

気付いたらどこからともなく現れる

風のような猫だった。

そして2人は私にとっても

とても大切な家族ではあると同時に

私が生まれるからと自宅に来たから

そのせいで自宅で暮らせなく哀れな存在となり、

叔母達からは私は疎まれ事あるごとに

それを聞かされる存在でもあったのだ。

2人は最期も悲しい終わり方をして

そこは話はしないけれども

私の中の2人は今でも特別な存在でもあり

そしてずっと心の片隅のしこりの一部でもあるのだ。

でも動物はいつも美しい。

ヒデキの息遣いも

夕陽に照らされて黄金に輝くキジトラの
ミヤの毛も

もう二度と出逢えはしないのに

いつもすぐに思い出せるのだ。

動物はとても美しい。
醜く悲しい存在は人間の方かもしれない。

しかし私はいつまでも動物を愛してしまい
憧れる人間でありたい。

ひーくん。


今一緒に暮らしている猫達は

サビ猫のうにと
シャムトラのもけと
黒猫のこげと
キジトラのツナがいて

ツナもミヤと名付けようか
悩んだけれど
ツナはツナでミヤはずっといつまでもミヤ
なんだよな。

「ミヤは、ずっとミヤ。」

ツナ

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