はじめまして
はじめまして。
Rec、MIXエンジニアの無機質しらすです。
西日本のRecスタジオでの録音や、歌ってみたを中心としたRecやMIX、マスタリングをしています。
このnoteでは、普段の仕事で考えていることや、音について研究していることを、自分の記録も兼ねて少しずつ書いていこうと思います。
今回は最初なので、まずは僕自身のことから。
音楽よりも「音」そのものが好きだった
僕は昔から音楽が好きだった、というより、そもそも「音」そのものに異常なくらい興味がありました。
3歳からクラシックピアノを始めて、物心ついた頃には、なんとなく自分は将来ピアニストになるんだろうと思っていました。
ピアノを弾くことももちろん好きでしたが、それと同じくらい、音そのものが好きだったんだと思います。
どんな音が鳴っているのか。
どうして同じ楽器なのに人によって音が違うのか。
どうすれば自分の好きな音になるのか。
今振り返ると、当時から考えていることは、今のRecやMIXとあまり変わっていません。
ただ、そのピアノの道は、ジストニアになったことで見事に砕けました。笑
長い間当たり前のように思っていた「ピアニストになる」という未来がなくなって、これからどうするんだろう、と考えることになります。
そこで残ったのが、ピアノと並行して趣味で続けていたレコーディングとMIXでした。
最初は本当にただの趣味でした。
でも、高校生の頃には少しずつ本気になっていって、
「これを仕事にする。これがダメだったら、今世は終わり」
くらいの気持ちで、レコーディングとMIXを本業にすると覚悟しました。
そこから僕の小さきながらRec・MIXエンジニアとしての人生が始まった気がします。
ピアニストになるという夢はなくなりましたが、結局今も、あの頃と同じように「音」について考え続けています。
形は変わってしまったけれど、たぶん僕がやりたかったこと自体は、最初からあまり変わっていなかったんだと思います。
音を扱う仕事だからこそ
僕にとってRecやMIXは、ただ音を綺麗にして混ぜる仕事ではありません。
録音なら、その人がその瞬間に出した声を残す。
MIXなら、その声が曲の中で一番良く聴こえる場所を探す。
そのためにマイクを選んだり、EQをしたり、コンプレッサーを使ったりする。
機材を触ること自体も好きですが、最終的に興味があるのは「その処理によって音楽がどう変わったのか」です。
だから、機材のスペックや「このプラグインはこう使う」という話だけではなく、
なぜその音にしたのか。
なぜその処理を選んだのか。
そういう部分を大切にしています。
僕自身、ピアノという一つの表現手段を失った経験があるからこそ、誰かが今持っている「自分の声」や「自分の音楽」は、できるだけ大切に扱いたいと思っています。
もちろん、エンジニアにも好みはあります。
僕にも好きな音があります。
でも、最終的に自分の好きな音を押し付けるのではなく、その人の歌や、その曲が持っている魅力をどう引き出すか。
そこは、これからも大切にしていきたいと思っています。
これから
このnoteでは、RecやMIXについて僕が考えていることを書いていきます。
機材の話もします。
EQやコンプレッサーの話もします。
実際のMIXで悩んだことや、音を聴いていて気づいたことも書くと思います。
たぶん、かなり細かい話もします。
「そこまで気にするの?」と思われるようなことまで考えるのが、僕は好きなので。
まだまだ勉強中ですし、これから先、音に対する考え方が変わることもきっとあると思います。
それでも、音について考えることだけは、たぶんこれからも変わりません。
ピアノを離れても、音からは離れられなかった。
結局、僕はずっと音や音楽そのものが好きだったんだと思います。
そんな僕が、これからは誰かの力になれたらと
その過程を、このnoteに残していこうと思います。
無機質しらすでした。
