「一人当たり売上1億円以上」の先へ。第二創業期のクラウド人材バンクが、新職種「DXプロジェクトアーキテクト」に託す未来
本記事では、当社の採用支援パートナーである株式会社C(以下、C社)に、クラウド人材バンクの現在地と今後の戦略についてインタビューいただきました。
株式会社クラウド人材バンクは2021年に創業。「人材の流動化によって、日本の競争力を強化する」をミッションに、ハイスキルなデジタル人材と企業のDXプロジェクトをつなぐ「デジタル人材バンク」を展開しています。
今回は、「クラウド人材バンク社の現在・2026年の方針」について、金居代表にお話を詳しく伺いました。
創業以来、デジタル人材の流動化を通じて日本の競争力強化に取り組んできた当社ですが、現在は大きな転換点にあります。
売上構成の変化、新たな職種の立ち上げ、そしてAIを前提とした組織への進化。
私たちはいま、「第二創業期」に突入しています。
今回の金居代表のインタビューでは、その全体像と意思決定の背景に迫ります。
インタビューで見えてきたのは、単なる事業拡大ではなく、「日本のDXの構造そのものを書き換える」という、熱い覚悟でした。

金居 宗久|代表取締役
千葉県出身。早稲田大学 人間科学部卒業後、朝日アーサーアンダーセン株式会社(現:PwCコンサルティング合同会社)に入社。ITコンサルタント、戦略業務コンサルタントとして4年間従事。その後、フリーランスや教育系ベンチャー企業を経て、2度の起業を経験。2021年3月、株式会社クラウド人材バンクを設立。
事業会社向け売上構成比が14%→50%へ。意図せず起きた戦略転換。
ー まず伺いたいのが、会社としての大きな変化についてです。「第二創業期」を迎えているんですよね。
一言で言えば、「クライアントとの向き合い方」が劇的に変わりました。
以前の私たちは、コンサルティングファームへの支援がメインでした。
事業会社向けの売上は全体の約14%。それが現在では50%以上に成長しています。
ー 短期間で、そこまで構成比が変わったのはなぜですか?
「事業会社の売上構成比を50%にするぞ!」というKPIを設定していたわけではありません。クライアントや登録者のリアルな声に耳を傾けて事業に取り組んだ結果、いつの間にかたどり着いていました。
昨今のコンサルティング業界では、多重下請け構造の一面があります。一方、事業会社から直接受託する場合、その構造はありません。
その結果、多重下請け構造による利益率の低下がなく、高単価を維持できる、これが登録者の方々に非常に喜ばれています。
「DX投資のROIを高めたい」というクライアントの悩みと、「事業会社を直接支援して、戦略から実行まで見届けたい」というプロ人材。
両者のニーズを実直につないでいった結果、自然と売上の半分以上を事業会社案件が占めるようになりました。
そこで私たちは、営業戦略やプロモーション、資料作成、ブランディングの全てを見直しています。
これが、私たちの第二創業期の始まりの背景です。
新職種「DXプロジェクトアーキテクト」が解決する、日本企業の急所
ー 事業会社との直接対話が増える中で、新しい職種「DXプロジェクトアーキテクト」のポジションを新設することになったと。これは従来のプロジェクト・コーディネーターと何が違うのでしょう?

従来のプロジェクト・コーディネーターの役割は「人をアサインすること」でした。
しかし、事業会社の本質的な課題はそこではありません。
「どんな体制ならDXが成功するのか」
そこから設計する必要があります。
私たちが新たに定義した「DXプロジェクトアーキテクト」は、人ではなく“チーム”を設計する役割です。
ー 人材確保のみならず、チームを描くことから始まるんですね。
その通りです。
だから私たちは「アーキテクト(設計者)」と呼んでいます。
例えば、DX推進部署の中に、当社からのプロ人材を「3人、5人、時には10人」といった単位で、特定の機能を担うチームを組成する。
誰をどの役割に配置し、どう組み合わせてパフォーマンスを最大化するか。この設計から実行までをリードするのが、アーキテクトの腕の見せ所です。
ー 難易度は非常に高そうですが、具体的にどんな経験が活きるのでしょうか。
私はよく、「事業会社側で組織やプロジェクトを作る側」と「外部ベンダーとして働く側」の両方を経験した人がいい、と言っています。
例えば、事業会社のIT部署でベンダーをコントロールした経験(前者)と、ITコンサルタントやSIerとしてクライアントワークに従事した経験(後者)が該当します。
この両方の視点があると、現場感のある判断が瞬時に下せます。
経験していないことは、想像できる範囲がどうしても狭くなります。
ただ、すべての経験がある人はいないことも事実です。
その場合、もし自身の経験が足りなかったとしても、有識者から情報を収集することができたり、日頃から情報へのアンテナを張り巡らせる習慣がある人なら挑戦できる可能性は十分にあると考えています。
「一人当たり売上1億円以上」を支える、AIとの共生術
ー 組織としての武器についても伺いたいのですが、AI活用がかなり進んでいると聞きました。
はい。私たちは「呼吸をするよう」にAIを自然に使っています。
私たちは、AIを「特別なツール」としてではなく、日常業務の前提として扱っています。
メール、資料作成、リサーチ、ツール開発。
ほぼすべての業務にAIが組み込まれています。
その結果、一人当たり生産性はすでに1億円を超えています。
ー 1億円以上!具体的にはどう使いこなしているんですか?
メール文作成や法務チェック等にはChatGPT、資料作成にはGenspark、ディープリサーチにはPerplexityなど。営業支援マネージャーが、日常的にバイブコーディング(指示出し)をして、マッチングツールやデータベースの自動反映ツールを自作しています。
ー エンジニアではない、営業支援といったバックオフィスの方がバイブコーディングでツールを作っているんですか!
はい、そうです。
裏側のオペレーションを自動化し、マッチング精度を上げるために、自分たちでコードを書いて仕組みを作る。
これが今のクラウド人材バンクの「普通」です。
AIでやれるところは徹底的に自動化し、人間はクライアントとの深い対話や、プロジェクトの意志決定など、高付加価値な仕事に集中する。
テクノロジーを味方につけることで、少人数でも圧倒的なインパクトを出せる組織を作っています。
私たちが求める「覚悟」と、絶対に採用しない「一匹狼」
ー どんなにテクノロジーが進化しても、最後は「人」だと思います。金居さんが採用面接で最も重視している「採用基準」を教えてください。
採用で見ているのはシンプルです。
「覚悟を持ってやり切る人」です。
スキルや経験よりも、環境に対してどこまで働きかけたか。
制約の中で、自分の意思で突破しようとしたか。
そこを徹底的に見ています。
ー 「やりたい」と言う人は多いですが、「やり切る」まで行ける人は少ないですよね。どうやってそれを見極めているんですか?
過去の「ハードシングス」の乗り越え方を聞きますね。
例えば、「最終的には会社の方針で乗り越えることができませんでした。」と言う人がいます。
このような人には、「自分でどこまで環境を変えようと試行錯誤したのか?」を徹底的に掘り下げると、自分で勝手にここまででダメだと制限をかけてしまうケースが多い。
逆に、社会人経験が浅くても、自分の置かれた環境で、自らの頭をフル活用して限界まで足掻き、やり遂げた経験がある人は、絶対に成長します。
当社の行動指針に「自らの限界に挑戦する」も掲げています。
ー 「こんな人はうちには合わない」という基準はありますか?
「チームで動けない人」です。
チームプレイが難しい一匹狼タイプはお断りしています。
行動指針にも、「チームワークを大切にする」を掲げています。
例えば、登録者との面談メモを共有しない、DBにクライアント情報を反映しない。情報を自分だけで抱え込むのは、チームの総合力を削ぐ行為です。
私たちは、会社という「舞台」を全員で作っています。
その「舞台」には演者もいれば、照明係、音響係、台本や脚本を描く人、総合演出など様々な役割の人がワンチームになってこそ、最高の結果が出せます。
2026年、その先の日本へ。

ー 最後に、この記事を読んでいる候補者の方へメッセージをお願いします。
第二創業期を迎え、事業はさらに進化しますが、企業理念である「人材の流動化によって、日本の競争力強化する」は不変です。
DX投資は毎年10~20%成長しているのに、経済成長や競争力強化に結びついていない。
現在の日本の経済成長率は0.3%程度です。
そのために、まず2026年は、事業会社のDX投資を成果に結びつけられるように支援します。
私たちがやっているのは、単なる人材マッチングではありません。
日本企業の中に「変革の種」を植えて、チームとして育てていく仕事です。
・「年齢や経歴に関係なく、思いっきり挑戦したい」
・「AIを活用して生産性を高められる人材になり、市場価値を高めたい」
・「日本の未来を変える実感を持って働きたい」
そんな想いを持つ人にとっては、最高の環境だと思います。
クラウド人材バンクという舞台で、あなたの「覚悟」を形にしてみませんか。
私たちは、あなたが主役になれる舞台を用意して待っています。
