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祖母が30年以上語り続けた、私の子どものころの話

先日、子どもの頃から大好きだった祖母が他界いたしました。

常に前向きで、よく話を聞いてくれ、いろんな面で助けてくれた祖母。

享年98歳。大往生ですし、年齢的に、心の準備はできていたつもりだったのですが、いざ会えなくなるとすごく寂しいですね。


葬儀を取り仕切ってくださったお寺のご住職が、こんなことをおっしゃっていました。

「通夜や葬儀は故人をお見送りし、残された人が気持ちの整理をつけるためのものだと言われます。ただ、その方と過ごした自分自身の生きてきた歴史、これまで築いてきた関係性を振り返るものでもあると思います」

このお話を聞いて、本当にそうだなぁ、と。


思い出したのが、祖母がよく話していた、私の子どものころの様子です。

私がまだ10歳くらいのころ、新しいスニーカーを履いて祖母の家に遊びに行ったときのこと。

祖母がそのスニーカーをひと目見て
「あら、歩きやすそうな靴ね。ちょっと履かせてちょうだい」
と、すっとスニーカーに足を入れようとしたんです。

私はそれがショックで、大泣き。

祖母はそれを見て
「こんなに神経質で将来大丈夫かしら」
と思ったそう。


このエピソード自体は、祖母もちょっと強引でしたし、私自身も気にしすぎの面もあったので、いい悪いの話をするつもりはないのですが……

私にとって印象深いのは、この出来事自体よりも、祖母が、その後30年以上、私の顔を見るたびに、この話をしてきたこと。笑

なんと、去年会ったときもまだしていました!笑笑

大人になってからは、このエピソードに
「こんなに神経質で大丈夫かしらと思ったのに、大人になってずいぶんしっかりしたね……」
というひと言が加わりました。


私が生きてきた歴史の中で、祖母の存在は、とても大きなものです。

と同時に、祖母の歴史の中にも、成長していく私の存在が、確かにあったのだろうな。

そう、ご住職のお話を聞きながら思いました。

一緒に過ごした時間を「歴史」と受け取れるほど大切に思える関係で、ここまで来られたことは、幸いだったなと思います。


おばあちゃんへ。

神経質そうだった孫は、今やずいぶんとふてぶてしくなりましたよ!笑


【こんな人が書いています】

くろいわひろこ|Coaching Office K 人事歴20年の経験をもとに、コーチングを通じた対話・関係性づくりをお伝えしています。

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