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パプアニューギニア マッドマン


パプアニューギニアの高地で育つコーヒー

豊かな雨量と火山性土壌によって、独特の奥行きを持った味わいに育ちます  マッドマンコーヒーもその特徴をよく表しており、明るい果実感と、どこか土や森 を思わせるような静かな重厚感が同居しています  華やかすぎず  単調でもない  


生産者:アサロ周辺の男性は15歳前後になると
竹などを編み込んで作る家の作り方を父親から教わります 
その家を自分で作り住み始めることが一人前の男になったと認められるということです


飲み進めるほどに表情が変わり “自然の陰影”を感じさせる

焙煎によって印象が大きく変化する

浅煎りではナッツや柑橘の軽やかさ
中煎りでは酸味と甘苦さのバランス
深煎りではキャラメリゼした香ばしさと力強さが際立ちます

焙煎度によってまるで違う景色を見せてくれるため、
飲み比べにも非常に向いています。

特にこのコーヒーには、“森の空気”のようなニュアンスがあります
軽やかなのに芯があり、素朴なのに複雑  派手に主張するタイプではありませんが静かに記憶に残る味わいです  朝の透明な時間にも 夜の落ち着いた時間にも寄り添える、不思議な懐の深さがあります

Light Roast(浅煎り)

浅煎りでは、このコーヒーが持つ「やわらかな甘さ」と「透明感」がもっとも感じられます。口に含んだ瞬間、まず広がるのはナッツを思わせる香ばしさ。アーモンドやカシューナッツのような穏やかな風味が土台となり  繊細な甘味が重なります。酸味は鋭くなく、柑橘をうっすら搾ったような軽やかな印象で 全体を明るく整えています。

特に面白いのは、温度が下がってからの変化! 熱いうちは軽快でクリーンな印象ですが、冷めるにつれて少しずつ深みが現れ どこかマンデリンを思わせるような陰影のある余韻が顔を出します 土っぽさまではいかないものの 静かなコクとほろ苦さが奥に漂い「ただ軽いだけではない」個性を感じさせます

この焙煎は、朝の時間帯にもよく合います。重たすぎず、それでいて味が薄いわけではなく、森の空気のような静かな立体感があります。ミルクを入れるよりはブラック向きで  特にハンドドリップでは香りの細かな層がきれいに出やすいでしょう  派手さではなく  “じわっと広がる甘さ” を楽しむタイプの浅煎りです

Medium Roast(中煎り)

中煎りになると、パプアニューギニア マッドマンコーヒーの輪郭がぐっとはっきりしてきます  浅煎りで感じられた繊細な甘さに加え  シトリックな酸味が前面に現れ 味わい全体に立体感が生まれます  レモンやオレンジの皮を思わせる爽やかな酸が  香ばしさと結びつき  軽快なのに物足りなさを感じさせません

同時に 中煎り特有の「焦がしキャラメル」のようなほろ苦さも現れます  この苦味は強すぎず  むしろ甘さを引き立てるための影のような存在です  砂糖を火にかけて少し色づき始めた瞬間のような香ばしさがあり  酸味と甘味の間をゆるやかにつないでいます  そのため  味のバランスが非常によく  飲み進めるほどに印象が変化していきます

浅煎りよりもコクが増し  深煎りほど重くないため  「どの焙煎にするか迷ったらまずこれ」と言いたくなる仕上がりです   ブラックでは柑橘感とキャラメル感の両方が楽しめ  ミルクを少し加えると甘味がさらに丸くなります  華やかさと落ち着きが同居していて 午後の読書や作業時間にも似合う  中間地点の魅力が詰まった焙煎です

Dark Roast(深煎り)

深煎りでは  このコーヒーの印象は一気に力強く変化します。浅煎りや中煎りにあった柑橘系の明るさは落ち着き  代わりにキャラメリゼしたナッツのような濃厚な香ばしさが前面に現れます  ローストによる甘苦さがしっかりと感じられ  どこかビターチョコレートや黒糖を思わせる 重厚感があります

さらに特徴的なのが  スパイスを連想させる余韻です。シナモンやクローブのような直接的な香りではありませんが   舌の奥にじんわり残る温かみがあり、飲みごたえに奥行きを与えています     一口ごとの密度が高いため   少量でも満足感があります  「軽やかに飲む」というより  “味に包まれる”  感覚に近い焙煎です。

この深煎りは、エスプレッソやカフェオレとの相性も良く、ミルクに負けない存在感があります  特に寒い季節や  集中したい夜の時間帯には心地よく響く味わいでしょう  浅煎りが森の朝靄なら  深煎りは焚き火の残り香  静かな野性味をまとった  力強い一杯です 


精製  ウォッシュ
標高  1,630m
品種  アルーシャ、ティピカ、ブルボン、カツーラ
乾燥  天日乾燥
栽培  栽培期間中、農薬、化学肥料不使用


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