見出し画像

好きが嫌いになりそうだったから、距離を置くことにした

「嫌いになったわけじゃない。でも、しばらく距離を置こう」

そんなことをいう人は嫌いだった。そういって相手のことを縛り付けて、キープしているだけ。距離を置いた先が幸せになる未来なんて私には見えなかった。

白か黒かはっきりさせたい性格だから「距離を置く」と判断した友人たちをみて、何カッコつけてんだと思っていた。

-----

ライターとして独立して、1年を過ぎた。ありがたいことに本当にありがたいことに、たくさんの方と仕事をさせていただいたなーって、改めて感謝をしている。

その一方で、実は今月いくつかの企業さんにお仕事の量を減らさせてください、別の方に引き継がせてくださいとお願いをした。

書くことは大好きだ。

でも、その好きな書くことに、じっくり向き合えない、時間と締め切りに追われて、作業のように効率的に淡々とこなしてしまうときがあって、なんか違うなと思ったのである。

もちろん全部が全部そうではないけど。

少なくとも1年前に描いていた理想の自分とは違うのだ。

やっていく中で興味は変わるもの。その中で、変わっていったことがある。1年経って、本当にインタビューが好きだなと思った。

でも、金融系のコラム記事(FP2級を持っているから)や求人広告に関しては、インタビュー記事よりも何倍も時間がかかってしまうし、何だかワンパターンな表現になってしまうことが多く、違うな〜と薄々感じている。

それに、私の目的は、ライターとして大成することではない。モヤモヤしている人の働き方を変えるきっかけになりたい、好きなことを好きと言えない人たちに誇りを持って欲しい、自分のことを好きになって毎日を楽しく過ごす人が増えてほしいということが、あくまでも自分の中のゴールと使命だと思っている。

だから、一度立ち止まって見たくなった。

なにも完全に辞めるわけではない。申し訳ない気持ちを持ちつつも、これまでの仕事量の60パーセントくらいまでに減らすことにしたのだ。

正直、「辞めます」と言うのが、こんなに怖いことだとは思わなかった。「御社のメディアで、記事を書かせてください」という何万倍も緊張した。嫌われるんじゃないか、怒られるんじゃないか。またここで仕事をしたくなった時に後悔するんじゃないかって。

この1年の間に、残念なことに先方から依頼が来なくなることやら、メディアそのものがなくなることだってあった。だから、この「怖い」はなくなることへの恐怖ではない。例によって、これまでも「そんなもんだよなー」って割り切ってきたからだ。

じゃあ、何が怖いか。たぶん一人で何事も完結しているからこの判断が正しいことなのかがわからないということと、とりまく環境が悪化することが怖いのだ。

でも、怖いなんて言ってらんないよね。

私が壊れる前に、大好きな書くことを嫌いになる前に、通らなければならなかったことだった。今はそう言い聞かせている。

まあ、すんごい真剣に悩んだし、真剣に書いたんだけど、仕事量を減らすだけです。

逆にnoteを書くことは増えるかもね。どうぞよろしくお願いします!

-----

「しばらく距離を置こう」が嫌いだった。

でも、今なら少しだけわかる気もする。

たぶん距離を置きたいのは、好きだからこそ。嫌いになりそうな相手のことを、顔も見たくないほどに嫌いには、なりたくないからなのかもしれない。

いいなと思ったら応援しよう!

於ありさ|一人合宿と自分磨き いただいたご支援で働き方を楽しくできるようなヒントとなる書籍などを購入します。ご支援よろしくお願いいたします☆