蕩揺

凍え心傾き
そのほとりで雪が舞ったり
やがて雨で濡れたり
吹き通る風にあおられ
蕩揺
谷底へと転げ落ちれば
腐り破れた樽の袂
黴煙
腹の中では獣が繁殖していた

噛みちぎり吐き棄てた舌先の行方を思う
刃の様な稜線を伝う
雷鳴
春ではない何処かへ


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