ディレクターがいない制作会社が、あなたの周りにも必ずある──「ディレクション代行」を商品として売り同業を顧客に変えろ
制作はできるのに案件を回せない会社が大量にある
デザインは作れる。実装もできる。
だが、要件を詰められない。クライアントとの折衝で揉める。進行が崩れる。
こういう制作会社が、業界には大量に存在します。特に、デザイナーやエンジニアが独立して立ち上げた会社に多い。作る能力はあるのに、案件を回す能力が組織にない。
そして彼らは、ディレクターを採用しようとして、採れずにいます。
求人市場での競争が激しく、小規模な会社が高い報酬で採ることは難しいからです。
ここに、市場があります。
ディレクション代行とは、制作能力を持つ会社に判断の機能を貸す事業である
黒字化の外科医です。同業の制作会社を顧客に変える新しい収益源を解剖します。
構造を見てください。
制作会社にとって、他の制作会社は競合です。だから普通は顧客として見ません。
だが、能力の欠けている部分は会社ごとに違います。作れるが回せない会社と、回せるが手が足りない会社は、競合ではなく補完関係にあります。
そして重要なのは、この取引が発注側にとって極めて合理的だという点です。
ディレクターを1人正社員で雇えば、年間で相当額の固定費になります。案件ごとに必要な分だけ判断機能を借りられるなら、そのほうが安く柔軟です。
つまり、採用市場での競争が激しいことが、そのままこの事業の追い風になっています。
今すぐ試せる:自社が売れるディレクション機能を切り出すプロンプト
まず、何を商品にできるかを定義します。
```
私はWeb制作会社の経営者で、同業の制作会社に対してディレクション機能をサービスとして提供したい。
【自社のディレクション体制】:(人員、得意な案件、進め方を記載)
1. ディレクション業務を工程に分解し、外部の会社に提供できる単位を切り出す(要件定義の支援、見積もりの設計、進行管理、品質確認、クライアント折衝の同席、トラブル対応の助言)。
2. 各単位について、提供する場合の責任範囲と、負えない責任の線引きを定義する。
3. 想定される顧客像を整理する(制作はできるが回せない会社、急な大型案件で手が足りない会社、ディレクターが退職した会社、新規領域に不慣れな会社)。
4. 競合ではなく補完関係だと理解してもらうための説明を設計する。
5. 料金の考え方を整理する。時間単価か、案件単位か、月額かを、それぞれの利点で比較する。
自社のノウハウを切り売りする発想ではなく、機能を貸す事業として設計すること。
```
この定義ができると、これまで競合としてしか見ていなかった同業が、顧客候補のリストに変わります。
代行事業工場:同業を顧客にしながら自社の案件も守る
同業と取引する以上、注意すべき点があります。
設計を誤ると、顧客を奪われるか、あるいは信用を失います。
```
ディレクション代行を事業として設計してください。
■ 商品を定義する
ここから先は
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?

