番外編 2026#31 ディスクグラインダー修理
リョービべらぼうよ、といまだに考えているわけでもないが、初めて手にしたディスクグラインダーはリョービG-10であった。
ずいぶん前に入手したものだけど、選んで購入したものではない、たしか。
アパートのゴミ置き場から救出したんじゃなかったかな?と、うろ覚えである。
毎日使うものではないけれど、あるとないとでは効率性がかなり違うし、内容によってはできない作業もある。
他に回転工具はインパクトドリルとボール盤がうちにはあるけれど、切る・削る・磨くに大活躍している。
他社製も含めて最新機種に比べると振動が大きいかもしれないけれど、ディスクサイズが100mmなのは細かいものを削ることが多いぼくにはちょうどいいと思っていた。
それが、動作中に熱をもつようになった。
どの程度かというと、ざっと3分回すと持っていることができなくなるくらい熱くなる。
冷ますには30分くらいかかるので、実質的に使えない状態になった、やむなく使う場面はあったけど。
内部に削りカスがたまって冷却がうまくいかないのか?と疑って開けてみた。
リョービG-10は回転するヘッド部とプラスチックのボディ、そしてそのフタで構成されている。
ヘッドとボディの間のあたりに、冷却か排気のための回転羽が組み込まれている。
と、じっさいにはヘッドを外してみて現物を見て知った。
コミュテータ軸と一緒に回っているので、羽の回転数が鈍って冷却ができなくなることはなさそうである。
なのに回転させるとボディが熱くなる。
なぜ?と考えると、軸がブレてボディ内側の磁石に接触してしまう、ってことか。
ならば、ベアリングの不良か?
確かめてみよう。
と、フタを開けたまま回して観察すると、根元側のベアリングが回転していることが判った。
ベアリングで回転しているのではなくて、ベアリングが回転している。
つまり、ベアリングがケースに固定されていない。
これは、熱をもったまま使い続けた結果、ケースが溶けたか。
ダメだね、これは。
ヘッド側のベアリングに不良がある可能性がなくはないけれど、ケースが熱で変形しているわけだから諦めよう。
と、じつは先に根元とケース側のベアリングを替えてみたりはしたが。
だいたい、ケースがプラスチック製なのは無理がないか?
そんなわけで、次に買うのはボディが金属製のもものにしようと決めた。
こういうものは、手に馴染む、みたいなことがあるのでG-10と大きさが似ているものを探した。
もちろん、中古で。
ブラシを替えていけば半永久的に使えるから、最新型のブラシレスモーターである必要はなかろうと考えた。
すると、後継機でG-100というのが見つかった。
ボディはもちろん金属製、おそらくアルミであろう。
ただ、こちらはG-10と違って、レンチで軸を固定してディスク交換しないとならず、そのレンチは欠品だった。
レンチを買うことはできるだろうけど、また探すのもめんどうだし、送料を払うのもどこか腹立たしい。
京セラに問い合わせれば新品が購入できるかもしれない。
と、いろいろ考えながら、二機種を並べて考えていたが、ふと、ヘッドを入れ換えられないか?と思い立った。
ヘッドは4本のネジでボディに固定される。
一辺の長さは共通だし、回転の中心位置も同じに見える。
違いは、というと軸の太さが違っていて、G-100のほうが太い。
ヘッドの底、ボディに接続する部分に入れるベアリングがあれば、ヘッドの入れ換えは無理なくできそうだ。
外径は同じだけど内径が大きい、のベアリングは意外と規格品になかったりする。
イヤな感じだなぁと思いながら探してみると、あっさり見つかった。
なんだよ、6201か。
フロントホイールによく使うサイズなので、ストック品があるので、すぐにでも交換できる。
と、思ったところで気がついた。
違うよ、ヘッドのラッチが軸に食い込んで固定するのだから、軸ごと入れ換えてやらなくちゃならない。
だから、内径の小さいほうのベアリングを入れてやる必要がある。
てか、一度は回してみたけど、このベアリングは新品に交換済みだから、そのまま収めてハイブリッド機製作完了。
じつは、根元側の軸径も違うので変えてある。
こちらは、3ケタのベアリング品番で、なるほど内径が小さいと3ケタなのか、と少し勉強になった。
二度とやらないだろうし、マネする人もいないだろうから、あえて品番は書かない。
