【第10弾】ヤマハ MT-09|MT-07は即飽きた私が一目惚れ。120馬力「瞬間移動」の快楽
※本連載は、一人のストイック派ライダーが「五感で楽しむバイクの本質」を求めて巡る試乗ログです。
第1弾〜第11弾:前愛車「CB400SF(スーフォア)」を基準にレビュー
第12弾〜現在:運命の乗り換えを果たした現在の愛車「GSX-S750(絶版ナナハン)」を基準にレビュー
初めての方は、全体の遍歴と伏線がすべて繋がる【総集編・目次(トップ固定記事)】からご覧いただくと、より楽しんでいただけます。
大型バイク試乗レビュー(第10弾)
ヤマハ「MT-09」に試乗。
(先日乗ったMT-07の上位モデルです)

4時間レンタルで130Kmほど走ってきました。
感想は「うん、楽しい!」でしたw
乗ってすぐに「あれ、これ楽しいかも?」ってなって、そのまま4時間ずっと楽しんで走れました!
先日のMT-07は30分で飽きたのに、ぜんぜんちがうw
このバイクは、買ってもいいかもしれない。
ところでヤマハのMTシリーズは、相変わらず他メーカーと比べて曲がるのが簡単すぎる。
バイク界隈では、よく「ハンドリングのヤマハ」と言われるが、いったい何が違うんだろう。。
途中、行きつけの釣り場に寄ってみると、人いっぱい。さすが三連休!
以下、個人用の備忘録です。
■総評
・ちょっと珍しい3気筒エンジン。
・トルクフルな低回転から、伸びのある高回転まで、刺激があってスムーズで、楽しい。
・すべての速度域で、エンジンフィーリングが気持ちいい。
・モンスターSPに匹敵するロケット加速。流れの速い隣の車線に、瞬間移動のような車線変更ができるw
・曲がるのが簡単過ぎ。ここだけ物足りない(長く乗れば慣れそうな気もする)
・シートが異次元におしりにFIT。何時間乗っても辛く無さそう。
■エンジン性能
・3気筒は、トルクが強い2気筒と、スムーズで伸びのある4気筒の、まさにちょうど中間のフィーリングだった。
・スロットル開けたときの加速がまるでロケット。これはモンスターSPと同じ感じ!(一度、ゆるいカーブで、ハンドル引っ張るとか何もしてないのに、加速時に前輪が浮いた。そのくらいのロケット加速)
・「ドン」という強い加速はするが、2気筒でよくある雑な衝撃は無い。まるで瞬間移動してるみたい。そこからの更なる加速も衰えない。刺激的で楽しい。
・平和な巡行では、下道の低い速度も、高速道路の高い速度も、どっちもエンジンフィーリングが気持ちいい。
・スポーツ走行時は、加速もブレーキングも強力。強力なのにコントロールしやすいので、全く怖く無い。
・日本の道で、ちょうど使いきれるパワー(このバイクは120馬力)。SV650やCB650Rの時に感じた「もう一歩!」っていう物足りなさも全く無く、しっかりと刺激もある。アドレナリンも出る。
・走行モードは3種(SPORT/STREET/RAIN)あり、今回は「SPORT」で試乗した。
■デザイン
・いいと思う。悪くない。てか、あまり特筆することがないw
■乗車姿勢
・スポーツネイキッドとしてピッタリの乗車姿勢!(MT-07と同じ)
・CB400SFよりも少し前傾姿勢で、ハンドル幅はやや広め(SV650よりちょっと広い)
・シートのFIT感が過去最高。面積が広く、おしり全体がFIT。内ももの付け根はシートが細く違和感が何もない。長時間乗っても全く辛くないと思われる。
・ニーグリップもとてもしやすい。内もも全体に、邪魔する突起も部品も何もない。
・MT-07のときは足を下したところにステップがあって邪魔だったが、MT-09では大丈夫だった。
・足つきは、両足の母指球がべったりで、かかとはギリつかない。
■カーブの走行
・MT-07もそうだったが、曲がるのが簡単すぎる。勝手にバイクが曲がっていく。なんだこれ。
・勝手に曲がるので、操ってる感が乏しく、いまいち楽しくない。
・自分にとってカーブを曲がる楽しさって何なのか?たぶん、①トラクション制御と、②重心移動だ。
・①トラクション制御とは、タイヤを地面に押し付ける力をコントロールすること。普通バイクって、ブレーキとアクセル操作によって意識してトラクションをかける。そうすることでタイヤが地面を踏ん張り、より鋭く曲がることができるんだけど、MTシリーズは「トラクションがかかってる感」を身体で感じにくい。
・MTシリーズでは、カーブ中の怖さが驚くほど無い。怖さが無いどころか余裕過ぎて、カーブ中でも車体角度や走行ラインを変幻自在に操れる。一般的にカーブでトラクションが抜けると恐怖を感じるので、怖さが無いということは、実際にトラクションはしっかりかかってるんだと思う。
・なお、MT-07よりは、MT-09の方がだいぶトラクションは感じられた(他のバイクほどでは無い)
・②重心移動とは、全体の重心を左右どちらかに落とすことでバイクを曲げる方法。通常は意識して狙った位置に重心を移動させないとバイクは思った通りに曲がらない。おしりの重心を曲がる側の下に落とし、曲がる方向とは逆の足全体で車体に体重をかけながら、頭と肩も一緒に曲がる側に倒す。これが「自分でバイクを操ってる感」なのだが、MTシリーズは「右に曲がろう」と頭で思うだけでバイクが勝手に曲がる。理由は分からない。なんにせよ操ってる感を感じにくく、そこが物足りない。
・MTシリーズに慣れてしまうと、他のバイクに乗ったときにカーブが怖くならないかなと心配になっちゃう、、w
■排気音
・アイドリング時はなんか嫌な高音が混じるのでイマイチだが、乗ってるときの音は柔らかな低音で心地いい。
・低回転から高回転まで、どの速度域でも音が心地いい。
・アイドリング時の音量は小さいので、周りを気にしなくても安心
■振動
・身体全体に、回転数に応じた柔らかな鼓動感を感じる。心地いい。気持ちいい。
・でもハンドルに振動は全くないので、一切、手は痺れない。
■排熱
・右足のふくらはぎに熱風を感じるときがあったが、ほとんど問題なし。超優秀。
■低速走行
・半クラとリアブレーキでの、渋滞時のトロトロ走行が簡単。
・低速Uターンもめちゃくちゃ簡単。SV650と同等程度。
■その他
・このバイク、あまりに簡単に曲がるけど、直進安定性もしっかりある。高速道路の巡行も安心しかない。
・ウィンカー操作ボタンが特殊。慣れるまで時間がかかった。
・ニュートラルから1速に入れた時に「ガシャン」という衝撃(MT-07と同じ)
・高速道路での風圧は、普通。
・オートシフターは普通に使えるが、このバイクは自分でクラッチ操作をして乗る方が楽しかった。
・ガソリンはハイオク、本日の燃費は16.7㎞/lでした。
■総評
・思うところはあるけど、楽しかったのは事実!
・今まで乗った大型バイクの中では、SV650に匹敵する最上位の買い替え候補になった。
・車体特性はMT-07と似てるところはありながら、MT-07よりは操ってる感も一体感もちゃんと感じられた。
・なにより、エンジン性能がすごく刺激的で、かつ、コントロールもしやすいので楽しい。
・車線変更時の「瞬間移動する感じ」は、このバイクだけで感じられた、とても面白い感覚だった。
・MT-09の加速に慣れ過ぎて、レンタル店からの帰り道で自分のCB400SFに乗ったとき「このバイク、ぜんぜん加速せんやん!泣」ってびっくりしてしまったw
・なのに、「じゃ買い替える?」と自分に問うてみたが、、、やっぱ今のCB400SFの走りの方が恋しい。。
・CB400SFの走りの魅力には勝てない。性能がこんなに違うのに、なんだろうこれ?
・これ、もはや「愛着」なんじゃないか、、。だとしたら、そもそも買い替えなんてしないだろ俺!(怒)
・う~ん、、大型免許とったのになぁ、、。


