P02_技術士とは?技術士になって良かったこと
皆さんは 技術士 という資格をご存知でしょうか。
医師や弁護士、公認会計士、弁理士と並んで「5大国家資格」とも呼ばれる一方、その知名度は決して高くありません。
二次試験の合格率は毎年10〜15%前後と難関でありながら、他の資格と違って独占業務がありません。
では、なぜ人はこの資格を目指すのでしょうか。
会社の評価、資格手当、名刺の箔付け。
確かに、受験生の多くがこうした理由を口にします。
しかし、これだけの理由で長い受験期間を走り抜けられるでしょうか。
真面目な人ほど仕事を優先し、
「今年も中途半端に勉強して終わってしまった…」
そんな経験をした方も多いのではないでしょうか。
今回は、技術士を取ると何が得られるのか。
私自身が「取って良かった」と感じたことを、率直に書いてみたいと思います。
① 名刺交換の瞬間から、信頼が生まれる
技術士になって最初に驚いたのは、
名刺交換の空気が変わる ということでした。
若手であろうが、経験が浅かろうが関係ありません。
名刺に「技術士」と書いてあるだけで、
技術力だけでなく、コミュニケーション力やバランス感覚まで含めて
「この人は信頼できる」と思ってもらえます。
その結果──
提案を前向きに聞いてもらえる
決裁が早い(社内も社外も)
プロジェクトがスムーズに進む
面倒が減り、仕事が楽しくなる
もし技術士でなかったら、
「比較表を作ってください」「実績をまとめてください」「次回は上司同席で」
といった追加作業が発生し、仕事量は天と地ほど変わってきます。
技術士になってからは、
定時で帰る日が増え、家族との時間も増え、
気持ちにも余裕が生まれたように感じます。
読者の皆さんは、
名刺一枚で仕事の流れが変わった経験、ありますか?
② 問題解決の“型”が、生活の中にまで染み込む
独占業務のない技術士が、最も得意とすること、
それは「問題解決」だと思います。
技術士試験の学習は、この問題解決のフレームワークを徹底的に身体に刻み込むこと にあると思います。
原因を特定し、
多面的に課題を抽出し、
具体策を示し、
残るリスクを洗い出し、
そのリスク対応を考える。
この流れを何度も繰り返すうちに、
思考のクセとして完全に定着します。
仕事の課題はもちろん、
プライベートの問題にも自然とこの型を使うようになりました。
■ 育児中の腰痛を「技術士的に」解決した話
育休中の話です。
赤ん坊の抱っこのし過ぎで腰を痛め、レントゲンの結果、ヘルニア直前と診断されました。
医者からは「無理しないように」と言われましたが、
目の前で泣いている赤ん坊を抱っこしないわけにはいきません。
この状況、皆さんならどうするでしょうか。
この問題に対し、自然と技術士フレームワークが思い浮かび、下記具体策を実行しました。
原因:体幹の筋力低下
課題:育児と両立できるエクササイズ
具体策:抱っこしながらマンション階段の昇降
波及効果:足腰強化+上下動で赤ん坊の寝つき向上(抱っこ時間の短縮)
リスク:転倒
対応:スマホを見ない・ゆっくり昇降でリスク低減
ヘルニアに対して適切な対策だったかわかりませんが、
結果としては、私の腰痛は改善傾向にあります。
今では赤ん坊がいなくても階段を使う習慣がつき、
趣味の草野球のケガ予防にも繋がっていると思います。
読者の皆さんは、
自分の生活の中で“問題解決の型”を使っている瞬間ってありますか?
③ CPD(継続研鑽)が想像以上に充実している
技術士会に入会して驚いたのが、
CPD行事の充実度 です。
毎週のように専門講演
参加費は500〜1,000円程度
リモート参加可能
大学教授、企業、行政の第一人者が登壇
施設見学などはすぐ満員になるほどの人気
技術士×独立支援など、テーマが多彩
部門懇親会などのイベントも充実
正直、受験生より学習環境が恵まれており、
「こんなに学べていいのだろうか…」と感じるほどです。
技術士を取ると、人生が少し前向きになる
受験生の頃、ある講師が言いました。
「技術士をとると幸せになれる」
当時は半信半疑でしたが、
今はその言葉の意味がよく分かります。
問題に対処できる自信がつく
気持ちが前向きになる
周りから評価され、承認欲求が満たされる
仕事も生活も好循環が回り始める
独占業務がないからこそ、技術士の価値は「資格そのもの」ではなく、
身につく能力と人生への影響 にあるのだと思います。
最後に
技術士は、一生懸命勉強する価値のある資格だと思います。
今回の投稿が、少しでも受験生の方のやる気アップに繋がれば嬉しく思います。
技術士の道は決して楽ではありませんが、その先にある成長と達成感は代えがたいものです。
皆さんの挑戦が実り多いものとなることを願っています。
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