【映画感想文】 良作だけど飛行機で見るには不向き『WEAPONS/ウェポンズ』 ※ネタバレ感想
概要
これは、ある町で起きた、多くの人が命を落とした本当の話。水曜日の深夜2時17分。子どもたち17人が、ベッドから起き、階段を下りて、自らドアを開けたあと、暗闇の中へ走り出し姿を消した。消息を絶ったのは、ある学校の教室の生徒たちだけ。なぜ、彼らは同じ時刻に、忽然と消えたのか?いまどこにいるのか?疑いをかけられた担任教師のジャスティン・ギャンディは、残された手がかりをもとに、集団失踪事件の真相に迫ろうとするが、この日を境に不可解な事件が多発、やがて町全体が狂い出していく…この話のヒミツ知りたいでしょう?
ポスターアートの時点で魅力的な一本。
あまり語るとネタバレになってしまうが、ジャンルを跨ぐ楽しさがある。
ジャンプスケアっぽいシーンも多少あるが、ホラー描写はそこまできつくないのでホラーが得意でなくてもOK。
一方でバイオレンス描写は激しめなので、苦手な人は要注意。
バイオレンスはミッドサマーとかファイナルデッドシリーズを彷彿とさせる感じ。表現はえぐいけど、ギャグっぽかったり、スタイリッシュだったりはするので見やすいが『痛そう』という意味で目を背けたシーンはけっこうあった。
ネタバレ感想
全然方向性は違うけど、章毎に視点が変わって話の事なる側面が見れるスタイルは『スリー・ビルボード』を連想した。
特に序盤はミステリー要素が強めで、ホラー/オカルトに進むかどうかも分からない事もあり純粋なドラマが楽しい。
音楽含めてコメディよりの空気も強めで、『本当に怖くなるのかな?』とちょっと不安になるぐらい。
件の家が出てくるあたりの中盤からはしっかりとホラー要素が入ってきて一安心。このあたりの緩急も気持ち良い。
盛り上がり/盛り下がりを同時に強く感じたのがマーカス校長の自宅訪問シーン。ミッドサマーの崖落下後の止めのシーンを思わせる頭突きは、けっこうしっかり目に映像で表現されるのでメンタルがえぐられると同時にテンションは上がる。
同時に、『そんなに強い催眠術(呪術?)ならなんでもありじゃん』と思って少し冷めてしまった。
この手の作品での常ではあるが、怪異現象のネタが明らかになった後のトーンダウンは避けられないのが少しだけ残念。
最後の子供誘導ミサイルはさすがにギャグだなと(良い意味で)。
子供らしくこけてる子がたくさんいたりするの普通に面白い。
あれは手順さえ踏めば誰でもできる呪術なのか?叔母である事が本当であれば血筋的な素質もいるんかな?
飛行機の中で見るもんじゃない
今回は飛行機の中で鑑賞(エコノミーの背中についてる小っちゃい画面)。
暗いシーンが多めだが、明度が足らなくてとにかく何が起こってるのか分からないシーンが多かった。特にアレックスの家に絡むシーンが重要そうなのに全然わからん。アレックスの両親の初登場シーンとかめっちゃテンション上げポイントのはずなのに、何も見えず後から何が起こったかを正確に理解した。
良作なのは間違いないので映画館での鑑賞を推奨。
それが無理ならせめてちゃんとした電子端末で見た方が良い。
