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【四国108箇所歩き遍路1(阿波)】#04-2 別格2番童学寺(2025年11月)

これは2015年12月~2025年11月にかけて、順打ち、全7回の区切り打ちで結願した四国108箇所歩き遍路の記録である。


10年前にお遍路を始めたときは、別格をお参りすることなど考えてもいなかったわたしだったが、途中から別格もお参りするようになり、先日八十八ヶ所を結願した今、打ち残した別格2番をお参りしようとしている。
今日はJR徳島駅からバスで行者野橋のたもとまで移動し、そこから別格2番童学寺まで歩いて往復する予定だ。

JR徳島駅のロッカーにザックを預け、駅前のバス乗り場から『56神山線』の『神山高校行』に乗り込んだ。途中車窓から童学寺の看板が見え、予定通り40分弱でバスは、行者野北バス停に着いた。10年前歩いたのは、行者野橋のたもとまでなので、バスを降りるとそのままバスの進行方向に向かって歩き、すぐに見覚えのある行者野橋のたもとに着いた。(10:40)

行者野橋のたもと
右へ進むと13番札所大日寺
左へ進むと別格2番童学寺

10年前この橋を渡ったときの光景が昨日のことのように思い出される。人生初の遍路ころがしを前日無事に終え、朝から鮎喰川の清流の眺めを堪能して橋を渡った。
と、ここで踵を返し、行者野北バス停まで戻る。知らない人が見たら、なんの儀式?という感じだろうが、幸い、周囲には人っ子ひとりいない。

行者野北バス停の時刻表

念のため、帰りのバスの時刻を確認し、出発。ここから童学寺までは、しばらく県道20号線を直進だ。動物愛護管理センター入口付近では、檻に収容されている犬に吠えられたので、走って逃げた。新童学寺トンネルの手前では軽トラックが横に停まり、大きなあめ玉のお接待を受けた。

新童学寺トンネル 641m
入口でボタンを押すと・・・
「歩行者あり」と表示される
トンネル内部は歩道もあって歩きやすい

トンネルを抜けてしばらくすると、左側に、『斜め上に進め』の矢印シールがあったが、無視して前へ進む。青テープの規制線の前も通り過ぎる。その次を、左へ入った。重機置場みたいになっているところを右へ曲がりながら進む。

青テープの前を通過、この次を曲がる
ここを入って道なり右へ曲がる
この先の左側に遍路道(近道)の入口がある
遍路道(近道)の入口
わたしは見落として通り過ぎたので帰りに撮影
ここまで歩くと完全に行き過ぎ
遠回りになる

そして、この先の左側に童学寺への近道となる遍路道の入口があったのだが、見事に見落とし、突き当たりの竹藪の間の道を入った。そして、気づいたら先ほどバスで通った通りまで出てしまい、思いっきり遠回りして、車道から別格2番童学寺の山門前に辿り着いた。

別格2番童学寺の山門

山門をくぐるとき、通路に瓦が大量に積まれていたのは、2017年に火災で全焼した本堂と庫裏の修繕のために寄進された瓦だった。
高低差のある境内を行ったり来たりして参拝し、弘法大師の一生を描いた絵なども拝観した。

本堂跡
痛ましくて胸がしめつけられそう
右端は切支丹灯籠
大聖歓喜天堂
仮の本堂
納経所と寄付を募る看板

一通り参拝して納経所に向かう途中に、畳3畳分はありそうな大きな看板があった。火災で本堂が全焼したことはネットで知っていたが、本堂と庫裡の再建のために必要な額(概算3億円)の寄付が未だ十分に集まっていないようで、その寄付のお願いだった。再建目標は2023年となっているのに、もう2025年が暮れようとしている。近年の建設費高騰も影響しているのであろう。一口千円とあったので、納経と併せて瓦を1枚寄進させていただいた。好きなお願いをしてよいとのことだった。

参拝が終ると来た道を戻る。往きで見落とした遍路道を通って戻ろうと思い、山門を出た辺りをウロウロしたが、わからなかった。
国道192号線の重機置場みたいな場所の少し手前まで来たところで、右側の竹藪が途切れていることに気づき、のぞき込むと鯖大師ご住職の黄色い遍路札がぶら下がっていた。これを見落としたのかと思うと非常に残念だったが、今さら悔やんでも仕方ない。そのまま国道まで戻り、新童学寺トンネルを通って行者野北バス停まで戻った。(12:46)

行者野北バス停
手芸用品店ばんどうの前


バスを待つ間、ベンチをお借りして行動食のお昼を食べた。

帰りは、バスで徳島駅まで戻っていたのでは遅くなるので、JR徳島線の府中(こう)駅の近くでバスを降り、列車で徳島駅まで戻った。このバス停から駅までのたかだか300mで、また迷った。

バス通りに一つだけあった府中駅を示す道路標識に従って県道を入ったところまではよかったが、その後道なりに直進してしまった。ひとりで犬を3匹お散歩させているかたに尋ねて駅の場所を教えてもらったのだが、列車の時刻が迫っており、焦りで右往左往しているわたしを見るに見かね、犬を3匹引っ張りながら走って追いかけてきて再度道を教えてくださったおかげで、辛うじて列車に乗ることができた。

相変わらず道に迷ってばかりの自分にがっくり項垂れて座席に腰掛けていたら、次の駅で乗り込んできた女性がすぐ前で立ち止まったので顔を上げると、「お接待」と言いながらにっこり笑って飴をくださった。

その後、徳島駅で横瀬西行のバスに乗り換える際、ご婦人から小さなかわいらしい手鞠と巾着袋、励ましのお手紙のお接待をいただいた。手鞠には短いストラップがついていたので、さっそく山谷バッグにつけた。人形文化交流館前バス停で降りると、10年前ふれあいの里さかもと(閉業)から迎えに来てもらった道の駅ひなの里かつうらまで歩き、今晩の夕食と明日の朝食を調達してから、ふたたび、県道16号線を遍路宿勝浦夷の里へと歩いた。

ちなみに、童学寺の本堂の再建は2026年のGWから始まっており、進捗の様子はFacebookで公開されている。

【参考URL】
徳島バス時刻表・路線図
西方面エリアの路線図の左下に56神山線の行者野北バス停がある


【コースタイム(実際)】


遍路宿勝浦夷の里(遍路宿、電話で予約)

宿泊:素泊まり5,000円(2食付も応相談?、現金払い)
洗濯:100円(大型のドラム式洗濯乾燥機が1台ある)
乾燥:200円(同上)
その他:
和室(施錠不可)
浴室・トイレは1つだがきれい
食事は大きな囲炉裏のある部屋で自由にでき、電子レンジやポットなどもあり、お茶やカップラーメン等はお接待
徒歩10分程度のところにスーパーや持帰り専用の田舎寿司屋あり
別格3番慈眼寺のほか、番外霊場の星の岩屋や、20番札所鶴林寺への(棚野からの)遍路道にも近い


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