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【四国108箇所歩き遍路1(阿波)】#04 13番札所大日寺~17番札所井戸寺(2015年12月)

これは2015年12月~2025年11月にかけて、順打ち、全7回の区切り打ちで結願した四国108箇所歩き遍路の記録である。


昨日無事焼山寺の遍路ころがしを神山ヘンロ小屋まで歩き終え、そこからお接待の車で植村旅館に向かったわたし達は、朝、もういちどヘンロ小屋まで送っていただき、ヘンロ小屋から植村旅館まで空身で歩いた。

朝7時前の標高265mの神山ヘンロ小屋では、鮎喰川一面が雲海に覆われた幻想的な景色が眼下に広がっていたので、思わず感嘆の声が出た。昨日お宿まで歩かなかったのは、早朝しか観ることのできないこの景色を観るためだったのだ。

神山ヘンロ小屋から観た雲海
観ている間にも刻々と形を変え、鮎喰川が姿を現してくる
鮎喰川を見下ろしながら植村旅館まで下る


さて、植村旅館でザックを回収すると、あらためて鮎喰川に沿って歩き出す。本来の遍路道は植村旅館のすぐ上流の福原橋を渡って鮎喰川の南側を歩き、大きく蛇行する鮎喰川をショートカットするらしかったが、先達さんのおすすめは眺めが良い鮎喰川の北側の道だということで、そのまま車道を下った。

福原橋
本来の遍路道はあの白い橋を渡る
前日夕に撮影

鮎喰川の清流に沿ってなだらかで歩きやすい舗装道を下る。
確かに、この道から眺める鮎喰川の景色は、昨日の遍路ころがしのご褒美のように美しい。

鮎喰川
鮎喰川沿いのかかし夢街道
等身大のかかしが大勢いる
この中にいると自分もかかしになったかと錯覚する
鮎喰川
川鵜が遊んでいたのだが・・・写っていない💦


いよいよ鮎喰川の向こうに徳島市の町並みが見え始めたとき、別格もお参りしているという新田さん(仮名)は、行者野橋のたもとを左へ向かうとのことで皆と別れ、残るメンバーは行者野橋を渡った。

橋を渡るとそこから先はもう徳島市街地だった。
県道21号線を直進するとやがて右手に休憩所が見えてきた。思えば朝からここまで3時間、まとまった休憩をとっていなかった。
休憩所おやすみなし亭の中に入ると、テーブルの上に干し芋とみかんがあり「ご自由にどうぞ」と書かれていたので遠慮なくいただき、ノートにお礼の言葉を書いた。おみかんが甘かった。

おやすみなし亭からは、再び県道を直進。右に一宮神社、左に大日寺が向かい合って建つ場所に着き、13番札所大日寺の山門をくぐった。
本堂、大師堂とお参りし、納経すると、14番札所へ向かう。

13番札所大日寺のしあわせ観音と納経所


遍路道を歩いてふたたび鮎喰川を渡り、しばらく行くとお寺併設の養護施設、常楽園の向こうに14番札所常楽寺があった。山門はなく、石段を昇った上にいきなり境内があった。この境内全体が岩盤でできており、今まで見たことがない不思議な境内だった。流水岩と云うそう。

足底に岩の凹凸を感じながら進むと、境内のあららぎの大木の根もとに小さな祠があり、その上を見上げると、くるんとした丸い顔の弘法大師像が枝分かれした太い幹の間にいらした。あららぎ大師だった。

本坊の入口の上に見事な龍の彫り物があったが、この龍の爪は4本ではなく5本だった。それは、常楽園で育った子が描いた絵を下絵にして、そのまま彫ったからだということだった。こんなに力強い龍を描いた子はいま何をしているのか、少し気になった。

ちなみに、龍の爪の数については、梅若基徳さんのこちらの記事が詳しい。

14番札所常楽寺の境内
流水岩に覆われている

気づくと既にお昼を過ぎていたので、参拝を終えると、本坊の濡れ縁をお借りして、お宿で用意してもらったおにぎりの昼食をとった。

食べ終えると、15番札所へ向かう。今日は5つの札所をお参りする日なので、あと3ヶ所ある。15番札所国分寺は、常楽寺からすぐだったが、常楽寺のインパクトが強すぎて、この辺りの札所からの記憶がほとんどない・・・。
ちなみに、国分寺は、四国の各県に1つずつ、計4ヶ所あるとのこと。

15番札所国分寺の本堂

16番札所観音寺も、国分寺から20分程度だったが、住宅街なので遍路札が無く、目印のない路地を縫うようにして歩く先達さんの背中だけを追って歩いた。

16番札所観音寺の大師堂

さらに、国道192号線を越え、JR徳島線の線路を越えて、井戸寺へ向かった。30分ちょっとで本日最後の札所である17番札所井戸寺に着いた。門前におんやど松本屋があり、ここも評判の遍路宿だが、今は冬季休業中とのことだった。          

17番札所井戸寺の仁王門


井戸寺を打ち終えると、国道192号線に出た後、東へ向かい、片側2車線に歩道までついた上鮎喰橋を渡った。ここで既に16時半近く、別格の童学寺にお参りすると言って行者野橋のたもとで別れた新田さんがすべての参拝を終えて追いついてこられたので、再び5人で上鮎喰バス停からバスに乗り、今夜のお宿のあるJR徳島駅前で降りた。

わたしが先達さんに案内をお願いしたのはここまで。明日からはひとりで歩く。舞さん(仮名)は引続き先達さんとお参りを続ける。新田さんはもともとおひとりだし、別格もある。河合さん(仮名)は交通アクセスの良い徳島市で第一回目の区切り打ちを終えるとのことで、駅前で散会した。

上鮎喰橋


ちなみに、次の札所である18番札所恩山寺へは、上鮎喰バス停をそのまま東へ進んで徳島駅の手前で眉山の裾をぐるっと南へまわるルートと、上鮎喰バス停の辺りから南へ進んで地蔵院経由で眉山を越える地蔵越遍路道というルートの、2つのルートがあるとのことで、徳島駅近辺に宿泊しないのであれば、地蔵越遍路道ルートもおすすめらしい。


【参考URL】
徳島バス時刻表・路線図
西方面エリアの路線図のちょうど中心辺りに「上鮎喰」があり、ここを通る路線は多い

【コースタイム(実際)】

                       

阿波の国 昴宿よしの(ビジネスホテル、予約は楽天等)

宿泊:素泊まり10,660円~(2026年6月現在夕食付プランはない模様)
洗濯:無料(2015年末当時、洗剤は持込みまたはフロントで購入)
乾燥:100円(同上)
その他:
2024年5月リニューアル
8畳和室(トイレ、シャワー付)
男女別の大浴場あり
JR徳島駅から徒歩2分の好立地で周囲に飲食店等多数あり
楽天ふるさとチョイス等のふるさと納税サイトの徳島県宿泊券(2,500円×3枚~、有効期限1年)を利用可


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