旅を振り返る ~共有できるって幸せなこと🍀~
夫と父との3人旅の記録、印象的だった父の様子をもう少し😊
🔸️父は最初に訪れた観光名所のショップで、箱入りのお土産を10個購入
🔸️箱10個を手に持ってレジに並んでいると、外国の男の子が近づいてきて『Down!』と。
どうぞ入れて、とカゴを持ってきてくれた!
🔸️父が本格カメラで撮る様子を見た女性は写真が気になるらしく、撮るたびに後ろからカメラの画面を覗き込んできた(笑)
旅の初めに10個のお土産。
熱心に見て回って、選んだのは富士山がプリントされたチョコのせクッキー。
まぁまぁ大きな箱で、早々に10個も買うの!?と思った。
あぁ、そうか。いつもはお土産をいただくばかりなんだろうな。お返しをしたい気持ちがあふれてるんだな。
渡したい人、いつもお世話になっている人が近くに10人もいてくれるんだなぁと気がついて、有り難く思う🍀
カゴを持ってきてくれた子どもの話を、父は嬉しそうに繰り返した。
『助けてくれたのは日本人じゃなくて、外国の男の子やった』
『人との関わりは良い思い出になるなぁ』と言って。
そして、カメラの画面を覗き込む女性のことも、面白がって話をしている😆
覗かれることを嫌がらず、さりげなく見えるようにしてあげたらしい。
「えー、そういうところで喜んだりおもしろがったりするのか!」とすごく意外に感じた。
昔は「してもらって当然」という父親だったけど、今はちゃんと感謝したり善意を受け取れる人になってるんだ✨と驚いた。
いい事柄を見る目👀を持っていて、人に対しておおらかというか寛容というか、余裕のようなものを持っているなぁと感じた。
こういうプラスの目線を持てているのなら、日々の暮らしもきっと、ささやかなことを楽しみながら過ごせているのだろうと、すごく安堵した。
🔸️会計を終えて10個のお土産を持ったまま写真を撮ろうとするから、
『お父さん、私持っておくよ』と声をかけるけれど、『いや、大丈夫』と言う。
いやいや、大丈夫でも持っていない方がカメラ構えやすいでしょう…と思うけれど、無理強いはしなかった。
少しして夫が『おとうさん、持ちましょうか』と言うと、『あぁ、そうか。ありがとう』と言ってすんなり預けてる。
え? なんだろ、この違い。
夫の柔らかい言い方かな?
それとも、娘には「まだまだ大丈夫な父」を見せていたいのかな。
…と言っても、旅2日目になると『ちょっと写真撮りに行ってくるわ!』と遠慮もなく荷物を預けて小走りしている。
緊張感もほどけて本来の姿なんだろう。
父が少し頼ってくれている。この「任せてくれる感じ」が私はとても嬉しかった。
子どもの頃ならきっと、「持たされている」と感じただろうひとこまだけど。
🔸️旅行の日にちを最終決定したのは私。
仕事のシフト都合で、23・24日にするか、その1週間後にするか、ギリギリまでかなり迷った。
『あ~あ、1週間後にしておいたら、晴れて富士山見れたのになぁ。ごめんねぇ。』とつい繰り返す私に、
『晴れてカンカン照りより良いわ』
『条件悪いところをどう撮るかが腕の見せ所や。晴れとったら誰でもきれいに撮れる』と、私が気にしないように言ってくれる。
へぇ~そうなんだ! そんなふうに言ってくれるんだ!!
そんな発見がたくさんたくさんあった。
父という人を、大人になってから初めて、素直に捉えられたような気がする。
🗻 🗻 🗻 🗻
「父と旅行できて良かった」以上に、もっと深い幸せを感じていて、その正体は何なんだろう?と思っていた。
ふと浮かんだのは【時間の共有】【経験の共有】【感情の共有】の幸せ。
夫や母との日常や旅行は、一緒に過ごすことがふつうになっている分、単に「楽しむ」ことが目的のように思う。
もちろん、それも幸せ。
でも父との旅行では、「楽しむ」よりも
「一緒に過ごす」「残念な気持ちを同じくして持つ」ということをより感じた。
【共有できるって幸せなんだな🍀】
一緒に過ごすから共有できることがある。
共有できる誰かがいる幸せ。
同じ気持ちで、思い出を一緒に語れる幸せ。
これは相手が父だからこそ、気づけたのだと思う。
そしてこの旅を思いついてから帰ってくるまでで、一番緊張したのは……
父と旅行に行く、ということを母に伝える時間だった。
『あの~大変驚かれることと思いますが…』と重々しい前置きをしたために、
母は何か良くない、もっと衝撃的なことを予想したそうで、
『あ、そうなん!? 旅行? ええやん、行ってきたら。お父さんも年やでなぁ。お土産買ってきてね!』と言って表面上はスッと受け止めてくれた。
まぁ、心の中ではいろんな思いがあっただろう。母の複雑な思いも、あって当然。
父に一番苦労してたくさん傷ついたのは、やはり母だから。
それでも気持ち良く送り出してくれるのは有り難かった。
お土産を渡し父の近況をさらっと伝えると、
『良かったなぁ、親孝行できて。元気なうちにまた行ってきたら良いやん!』と次の話までしてくれた。
素直に伝えたら素直に応じてくれる。
今回母に感じたことは、お相手が誰であっても同様なんだろう。
とても濃い旅行だった。
「父と旅行!?」と思ってから帰ってきた後もこうして、たくさんの想いに気づき、小さな発見を重ね、感謝の気持ちを深めることができている。
上手く言えないけれど…
離ればなれになってしまったけれど、父も母も、もちろん妹も……生まれ育った家族を感じられる有り難い時間だった。
