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株式投資編:第7講 『買い場:PDマップで「待つ」を武器にする』

「夏のボーナスが入ってきたで〜!」

商社犬が、いつになく上機嫌でやってきました。これまで作ってきたPFはそのままですが、そこへ新たに150万円の投資資金が入ってきました。

普通なら「よし、何を買おう?」となるでしょう。しかし僕は、ここでいきなり株を買うことはしません。

まず既存PFを確認し、どのカテゴリーに追加余地があるのかを考えます。そのうえで候補銘柄を並べ、どの価格まで下がったら買うのかを事前に決めていきます。

今回の第7講では、僕が実際の運用でも重視している「ピークドロップ」という考え方を使いながら、買い場の決め方を整理していきます。そしてPF管理表とは別に、もう一枚、新しい表を作ります。

名前はシンプルに、

PDマップ。

PDとはPeak Drop、つまり直近高値から現在の株価が何%下がっているかを見る考え方です。PDマップは、その下落率を一覧化し、「どこまで下がったら、いくら買うか」を事前に決めておくための表です。

第1講から読んでいなくても大丈夫です。今回必要なのは、「すでに株を持っている状態で、新たな投資資金が入ってきたらどうするか」という考え方だけなので、ここから参加しても十分に間に合います。




1.夏のボーナス150万円が入った

🐶 商社犬
「夏のボーナス入ってきたで〜!」

総合商社パパ
「お、いくら?」

🐶 商社犬
「習った通りの計算をすると、投資に回せるのは150万円やな!」

総合商社パパ
「じゃあ、まず何も買うな。」

🐶 商社犬
「またかい!なんでやねん!」

商社犬はすでに三菱重工、NTT、伊藤忠商事、S&P500 ETF、金 ETFなどを保有しており、そこへ追加で150万円の投資資金が入ってきたということです。

ここで一番やってはいけないのが、「最近強い株は何だろう」「今一番上がりそうなのはどれだろう」と、すぐに買う銘柄を探し始めることです。まず見るべきなのは、新しい株ではなく、今すでに自分が持っているPFです。

すでに何を多く持っているのか。逆に何が足りないのか。そして、どのカテゴリーに追加する余地があるのかを最初に確認します。

新しく入ってきた150万円は、新しい株を買うためだけのお金ではありません。今のPFをより良くするためのお金です。

この考え方から始めます。


2.まず既存PFを見る

商社犬の現在のPFでは、三菱重工の比率が比較的大きく、金も一定量を保有しています。一方でNTTの比率は小さく、金融株や高配当株についてはまだ十分なポジションを作っていません。

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