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水たまりの底 #140字小説

 雨の日が続くと湿気で胸が重たくなる。
 呼吸が浅くなり、胸の奥に溜め込んだ秘密の想いが喉を塞ぐ。
 はぁ、と溜息。わざと踏んだ水たまり。
 ぐっと爪先に力を入れたのは、水たまりの底に未処理の感情を落として融かす為。
 水たまりが蒸発する時に、この想いもそれに倣って消えてしまえばいいのに。

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