英文法の第2文型(SVC)とは?「S=C」だけ分かれば怖くない!
「SVCって何?」「補語って言われても意味が分からない……」
英文法を勉強していると、突然S・V・O・Cという謎のアルファベットが登場します。英語が苦手だと、この時点で少し身構えてしまうかもしれません。
でも、第2文型のSVCはそれほど難しくありません。まず「S=Cになる文」とだけ覚えてください。
今回は、英語を学び始めたばかりの人でも理解できるように、第2文型を基本から順番に解説します。
そもそも「S・V・C」って何?
まずはアルファベットの意味から確認しましょう。
S(Subject)=主語
V(Verb)=動詞
C(Complement)=補語
たとえば、次の英文を見てください。
I am Tom.
私はトムです。
この文を分解すると、
I(S) / am(V) / Tom(C)
となります。
ここで一番重要なのは、
I = Tom
という関係です。
「私」と「トム」は別々の人物ではありません。「私という人物がトムである」という意味ですね。
このように、SとCが同じ人・物を表したり、CがSの状態を説明したりする文が第2文型SVCです。
C(補語)は「主語の説明係」
初心者が特につまずきやすいのが「補語」という言葉です。
難しく考えなくて大丈夫です。
Cは、Sが「何なのか」「どんな状態なのか」を説明する言葉だと考えてください。
たとえば、
She is happy.
彼女は幸せです。
分解すると、
She(S) / is(V) / happy(C)
です。
happyは「彼女がどんな状態なのか」を説明しています。
つまり、
She = happyな状態
という関係があります。
もう一つ見てみましょう。
He is a teacher.
彼は先生です。
これは、
He(S) / is(V) / a teacher(C)
です。
「彼=先生」なので、やはりS=Cですね。
このようにCには、主に名詞や形容詞が使われます。
SVCは「S=C」で見抜こう
第2文型を見抜くとき、動詞を大量に暗記する必要はありません。
まず、
「SとCはイコールの関係になるか?」
を考えてみましょう。
たとえば、
Ken became a doctor.
ケンは医者になりました。
これは、
Ken(S) / became(V) / a doctor(C)
です。
Ken=a doctorなのでSVCです。
一方、
Ken likes dogs.
ケンは犬が好きです。
ではどうでしょう。
Ken=dogsではありませんよね。
そのため、この文はSVCではありません。likesの後ろにあるdogsはCではなく、O(目的語)です。
英語の文型を勉強するときは、「単語の場所」だけを見るのではなく、単語同士がどんな関係になっているのかを見るのがコツです。
be動詞以外でもSVCになる
最初は、
S+be動詞+C
から覚えるのがおすすめです。
しかし、SVCで使われるVはbe動詞だけではありません。
代表的なのが「変化」を表す動詞です。
She became famous.
彼女は有名になりました。
She=famousな状態なのでSVCです。
ほかにも、
become:~になる
get:~になる
turn:~になる
などがあります。
It got cold.
寒くなりました。
この文でも、
It=coldな状態
なのでSVCです。
lookやsoundもSVCを作る
もう一つ重要なのが、「~に見える」「~に聞こえる」などを表す動詞です。
たとえば、
You look tired.
あなたは疲れているように見えます。
分解すると、
You(S) / look(V) / tired(C)
です。
「あなた=疲れた状態に見える」のでSVCです。
同じように、
The idea sounds good.
そのアイデアは良さそうです。
では、
The idea=good
という関係があります。
よく使われるものとして、
look:~に見える
sound:~に聞こえる
smell:~のにおいがする
taste:~の味がする
feel:~に感じる
seem:~のように思われる
などがあります。
This cake tastes good.
このケーキはおいしいです。
「cake=good」という関係なので、これもSVCです。
SVCを日本語にするとどうなる?
第2文型には、ある程度共通するイメージがあります。
「SはCだ」
「SはCになる」
「SはCのようだ」
このどれかに近い意味になることが多いです。
たとえば、
He is kind.
彼は親切だ。
He became angry.
彼は怒った状態になった。
He looks tired.
彼は疲れているように見える。
すべて「主語がどんな人・物なのか」「どんな状態なのか」を説明しています。
つまり第2文型とは、ひと言でいえば、
「主語の正体や状態を説明する文型」
なのです。
最初から全部覚えなくて大丈夫
英文法では、「become、look、feel、seem……全部暗記しなきゃ」と考えてしまいがちです。
でも、最初はそこまで覚える必要はありません。
おすすめは次の3段階です。
I am Tom.で「S=C」を理解する
She is happy.でCが状態も説明できると理解する
becomeやlookなど、be動詞以外のSVCを少しずつ覚える
特に大切なのは、英文を見るたびに、
「S=Cになっているかな?」
と確認するクセをつけることです。
たとえば、
Tom is a student.
を見たら、
「Tom=student。だからSVC」
と頭の中で言ってみます。
Tom looks tired.
なら、
「Tom=tiredな状態。だからSVC」
と考えます。
これを繰り返していると、次第に文型を機械的に暗記しなくても判別できるようになります。
第2文型SVCのまとめ
最後に、今回覚えてほしいことを整理します。
S=主語、V=動詞、C=補語
第2文型の基本形は「S+V+C」
最大の特徴は「S=C」の関係
CはSの正体や状態を説明する
be動詞だけでなくbecome、look、sound、feelなどもSVCを作る
「SはCだ・SはCになる・SはCのようだ」と考えると理解しやすい
たくさん覚えようとすると英文法は急に難しく見えます。
まずは、
「第2文型=SVC=SとCがイコール」
これだけ持って帰ってください。
次に英文を見かけたら、文法用語を思い出すより先に、「この主語は、後ろの言葉とイコールになっているかな?」と確認してみましょう。
それができれば、第2文型を理解するための一番大きな山は、もう越えています。
