#022|今の私に、必要のないもの。1P日記で始める心の断捨離|JITENSHA PICNIC
はじめに/
JITENSHA PICNIC」は昨年11月にスタートしました。
これまで提案してきたのは、「週末に、自転車で少しだけ遠くへ出かけるピクニック」というコンセプトです。
自転車は、あくまで移動手段のひとつ。
ただ「走る」ことだけに楽しみを見出すのは、時に難しいかもしれません。 けれど、自転車を降りた先でランチを味わったり、お気に入りの場所で自分と向き合ったり。そこに週末の新しい楽しみやライフスタイルが見つかれば、という想いで活動を続けています。
今回の持ち物は、スープジャーとノート、そして筆記用具だけ。
自宅にあるシンプルな道具だけで、すぐに始められる。それも「JITENSHA PICNIC」の大切な原点です。
ぬくもりが嬉しいスープジャー
スープジャーを使ったレシピは、ネットやAIに問いかければ無数に見つかります。 けれど、その中から「今の季節」を感じる一品を自分のためにセレクトすること。
それ自体が、週末を特別にする「調律」の始まりです。
平日にどれほど忙しく過ごしていても、自分のために用意したスープがあるだけで、週末の価値はぐっと高まります。
自転車でスープジャーを運ぶと、路面の心地よい振動で中身がほどよく「攪拌(かくはん)」される。実は、これも美味しさを引き立てる隠れた調味料なのです。
ノートに「テーマ」を添えてみる
もう一つの「JITENSHA PICNIC」ならではの楽しみ。それは、ノート1ページだけに、今の思いを書き殴ることです。
現代はスマートフォンがノートの代わりになり、声で記録すれば自動で文字化もしてくれます。
しかし、私たちはあえて「紙への出力」にこだわります。
以前、こんな話を耳にしたことがあります。
「画面上で校正をするよりも、紙に出力した方が間違いを見つけやすい」と。 それは光の性質に関係しています。モニターの光は透過してくる「透過光」であるのに対し、紙は光を反射して目に届く「反射光」だからです。
理由はそれだけではないかもしれませんが、自分の手で「書く」という行為には、デジタルにはない大切な何かが宿っていると信じています。
人間の勘を信じてみる
今回のお題は、「今の自分に必要のないもの」でした。
テーマを決めてペンを握ると、案外すらすらと文字が溢れ出してきます。
自宅でモノを眺めながらだと、「本当に要らないんだっけ……」と邪念が入るもの。 けれど、ピクニックに出て自宅から物理的な距離を置くことで、心は自然と「本当に手放すべきもの」を選び取ってくれます。
必要のないものは、モノだけではありません。 無意識の習慣やクセ、そして少し重たくなった人間関係。
ルールはひとつ。「1ページ書き終わるまで、手を止めないこと」。
そして、書き殴った後に次のページをめくらないこと。それが、自分を整えるための大事な決まり事です。
温故知新:
私たちは日々、仕事とプライベートの境界線でバランスを取りながら生きています。 その中で、週末くらいは平日とは違った角度から「心の調律」をしてほしい。
ただ自転車で走るだけでは、やがて走る理由を見失ってしまうかもしれません。 だからこそ、JITENSHA PICNICをひとつのライフスタイルとして取り入れてほしい。 走り終えた後に、小さくても確かな充実感が残る。
そんな簡単で豊かな週末を、これからも提案し続けていきます。
