お腹を守る「新聞紙」と「ホットラッシー」|#012|JITENSHA PICNIC
はじめに
日本列島に、最強の寒波が近づいています。
窓の外を見て、もし明日、道が白くなっていたらライドは中止。
それでも、金曜日の夜は「準備」をします。
走れるかどうかわからないけれど、ウェアを揃え、補給食を作り、天気の回復を祈る。 その静かな時間もまた、私たちにとっての大切なピクニックの一部だからです。
今夜のテーマは、乗り手にとっての生命線である「お腹(体幹)を守る」こと。 そのために、外側と内側、2つの防寒術を用意しました。
外から守る「新聞紙とジップロック」
テーブルに置いたのは、最新の高機能インナー……ではなく、読み終わった「新聞紙」と、キッチンにある「ジップロック」です。
実はこれ、自転車レースの世界では古くから伝わる知恵なのです。
まだウェアがウール素材だった時代。選手たちは真夏でも、標高の高い峠からの長い下り坂では体が冷え切ってしまうため、沿道の観客から新聞紙をもらい、ウェアのお腹に入れたと言われています。
新聞紙の繊維は空気を含んで断熱材になり、風を完全にシャットアウトします。 これを現代風にアレンジして、ジップロックに入れます。
こうすることで、汗で新聞紙が濡れるのを防ぎつつ、最強の「0円防風シールド」が完成します。
お腹さえ冷やさなければ、人間は意外と動けるものです。
内から守る「ホットラッシー」
外側をガードしたら、次は内側から温めましょう。
冬のライド前におすすめなのが、「ホットラッシー」です。
ラッシーといえば冷たい夏の飲み物のイメージですが、温めると驚くほど濃厚で、まるで「飲むチーズケーキ」のような味わいになります。
【レシピは簡単】
牛乳:2
ヨーグルト:1
お好みで:はちみつ、生姜(ショウガ)、シナモン
これらを耐熱カップに入れて、電子レンジで温めるだけ。
低めの温度で1分くらい。高温で3分だとヨーグルトが固まります。
(※ペットボトルで振って混ぜてから、カップに移すと滑らかになります)
ヨーグルトの酸味が飛び、まろやかなコクだけが残ります。
生姜をひとかけら加えれば、カプサイシン効果で体の芯からポカポカに。
終わりに/土曜日の朝を迎えて
祈るような、準備の夜でした。
温かいカップから立ち昇る湯気を見つめながら、今朝の道路状況を想像する。 もし走れなくても、この準備した時間は無駄にはなりません。
体を整え、道具を愛でる。
昨夜は、そんな静かな金曜日の夜を過ごしました。
みなさん、暖かくして良い週末をお過ごしください。。
