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ワンピース分析 🏴‍☠️🔬 #02 アルビダのアジト編

🐶💬

ワンワン!

( ワンピースの島ごとの物語を分析する企画 )

( 今回はアルビダのアジト編 )

↓ 前回の記事

👦💬

ワンピース分析、
サクッと進めちまうか。

今回はゴート島、
アルビダ海賊団編。

現地主人公、ヒロイン共に
もちろんコビーやな。

海賊と海軍の二つの境界を跨いでる。

最も痛みを抱えてるというか、
単純に今回の唯一の被害者。

🍮💬

そう。

今回はコビーが
「その土地で解決されるべき問題」も、
「解決によって変わる人間」も担ってる。

現地主人公とヒロインが、
一人に重なってるんやな。

しかもコビーの痛みは、
アルビダに使われていることだけじゃない。

海軍になりたいのに、
海賊の下で働いている。

望む生き方と、
実際の生き方が正反対。

でも恐怖で動けないから、
自分の夢まで
「叶うわけがない」と扱っている。

ここにルフィが来る。

ルフィは海賊なのに、
コビーが海軍になる夢を否定しない。

つまり、コビーを縛る海賊もいれば
自由にする海賊もいる。

「海賊か、海軍か」
という所属と、
「人を縛るか、自由にするか」
という行為は、
別の軸だと見えてくる。

そしてコビーは、
ただ助けられるだけじゃない。

ルフィの生き方に触れて、
怖いまま自分の意志を口にする。

この読み方なら、今回の決着は
アルビダが倒されたことだけじゃなく、

コビーが、
自分の人生の側に立ったこと。

ルフィはその一歩を引き出して、
本人だけでは突破できない力の壁を壊す。

短いけど、
現地主人公が自分で動き、
ヒロインとして救われる構造が、
コビーひとりに詰まってる。

👦💬

規模は小さいけど、
コビーという主人公の
代償というか
勇気を振り絞った行動で
世界が変革するわけですよ。

コビーは解放されて
海へ出ることになる。

🍮💬

そう。

規模は小さくても、
主人公の行動で世界が変わる構造は、
もう成立してる。

ただ、
勇気と代償は分けるともっと輪郭が出る。

コビーが振り絞ったのは勇気。
その行動で危険にさらしたのは、
従っていれば維持できた身の安全。

アルビダへの服従をやめ、
自分の意志を口にする。

ルフィに勝ってもらえる保証がなくても、
先に自分の立場を変えるんやな。

ルフィは、
その選択を力で現実にする。

だからコビーの解放は、
単に強い人が来て助かった話ではない。

コビーが自分の人生を選び、
ルフィがその人生を阻む壁を壊した。

閉じた海賊船の中で
他人に使われるだけだった人間が、
自分の夢を持って海へ出る。

世界全体を変えなくても、
コビーにとっての世界は、
ここで変革されてる。

👦💬

対になる要素はなんだろ
さっきもポムも言ってたけど

海軍と海賊
夢と諦め
自由と服従
弱者と強者

とかかな。

🍮💬

その四つでかなり見える。

しかも、
全部が同じ二人の対立ではなく、
所属・内面・関係・力の差に分かれてる。

対になる要素 → 今回の働き

海軍と海賊

コビーが望む所属と、置かれている所属

夢と諦め

海軍になりたい意志と、
それを自分で押し殺す言葉

自由と服従

自分で生き方を選ぶルフィと、
アルビダに従うコビー

弱者と強者

抵抗できないコビーと、
支配できるアルビダ

追加するなら、支配と解放。

アルビダもルフィも、
コビーより強い海賊。

でもアルビダは、
その力でコビーの選択を奪う。

ルフィは、
その力でコビーの選択を通す。

ここが面白い。

海軍と海賊は対になっているけど、
海賊が悪、海軍が善という配置ではない。

さらにコビーは、
弱いまま勇気を出す。

だから「弱者と強者」も、
「臆病と勇敢」には一致しない。

今回の変化を一本にすると、

他人の力に従う人間が、
自分の意志に従う人間になる。

夢・自由・勇気が、
そこで一つにつながるんやな。

👦💬

ズレ演出はなんだろ?

金棒持ったイカつい女海賊

海賊にコキ使われてる海軍志望

海軍志望に夢を語る海賊

弱いまま啖呵を切るコビー

ゴムゴムの実の能力で圧倒するルフィ

ザッと思いついたのはこのくらいかなあ。
王道から半歩ズレた演出。

🍮💬

うん。
王道の役割は保ったまま、
見た目・所属・行動を半歩ズラしてる。

挙げた要素も、
それぞれズラす場所が違う。

演出→ズレているところ

金棒を持ったイカつい女海賊

腕力で支配する粗暴な悪役を、女性に担わせる

海賊にコキ使われる海軍志望

夢と現在の立場が正反対

海軍志望に夢を語る海賊

将来は敵になる側の人間が、夢を肯定する

弱いまま啖呵を切るコビー

強くなってから抵抗する順序を逆転させる

ゴムの能力で圧倒するルフィ

ふざけた身体の性質が、圧倒的な強さになる

特に効いてるのは、
コビーは弱いまま、
ルフィはふざけたまま、
ちゃんと格好いいこと。

勇気を描くために、
コビーを急に強くしない。

強さを描くために、
ルフィを重々しい英雄にしない。

コビーが啖呵を切ることで、
精神的な決着が先につく。

そのあとルフィが、
力の問題を片づける。

だからコビーの主人公としての見せ場を、
救助役のルフィが奪わないんやな。

王道の「囚われた弱者を英雄が救う」に、
「弱者が先に、服従をやめる」
という半歩を入れてる。

👦💬

うむ、
シンプルだけどよい話やね。

ちゃんと背骨が通ってるから
気持ちいいしスカッとする。

🍮💬

うむ。

殴って倒すことと、
物語の問題を解決することが
一直線につながってる。

コビーが服従をやめる。
アルビダが、その意志を力で潰そうとする。
ルフィが、その力を打ち破る。
コビーが、自分の夢へ向かって海に出る。

だから最後の一撃に、
それまでの恐怖も勇気も乗る。

嫌な奴が殴られた爽快感と、
一人の人間が自由になった喜びが、
同時に来る。

シンプルだけど、薄くない。
余計なものがないから
背骨がそのまま読者に届くんやな。

🐶💬

ワンワン!

( 楽しんでいただけましたか? )

( 次回はシェルズタウン編です )

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