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SpotifyでMD作ってみた(9):明日の曲名

自作のSpofityプレイリストを懐かしの「MD」に見立てて紹介していくシリーズの第9弾です。
日記として書きたくなるような話について、その本音を隠すかわりに曲名検索をしてみた、みたいな1枚です。

明日の80分

作成条件

  • 収録時間は上限80分

  • 曲名に「明日」または英単語「tomorrow」が含まれる曲

    • ひらがなカタカナは、明日を示す場合はOK

    • 「明後日」「明日香」「Day After Tomorrow」などは除外

  • 1アーティスト1曲までを原則にする

  • 自分で好き、もしくは聴いて良いと思った曲を選ぶ

収録曲

  1. Tomorrow Never Knows /The Beatles

  2. 明日があるさ - ジョージアで行きましょう編 /ウルフルズ

  3. 明日へ /合唱曲(作曲:富岡博志)

  4. 明日、春が来たら 97-07 /松たか子

  5. 明日のために靴を磨こう /HEATWAVE

  6. Tomorrow Never World /ゴールデンボンバー

  7. 明日から /サカナクション

  8. また明日 /ミドリカワ書房

  9. 明日を落としても /syrup16g

  10. 明日へゆけ /SUPER BUTTER DOG

  11. 俺たちの明日 /エレファントカシマシ

  12. 明日なき世界 /RCサクセション

  13. あした地球がこなごなになっても /でんぱ組.inc

  14. またあした /100s

  15. tomorrow /MOROHA

  16. 明日へ(25th ver.) /MISIA

  17. Tomorrow Never Knows /Mr.Children


プレイリストガイド「明日の80分」

1. The Beatles「Tomorrow Never Knows」

サイケデリックロックの先鋒となったといわれている、ビートルズの発明的楽曲からスタートです。
私が初めて聴いたのは2007年頃だったと思います。
もうとっくにこの曲の子供たちみたいな音楽を当たり前のように接種してきた世代です。
面食らいましたねぇ、1966年の作品なんですよこれは。
およそ初期シングル曲ばかり集めたベスト盤とかから持っていた既存のビートルズ像を破壊しただけでなく、この手の音楽の源流がこんな古くから存在していたという歴史への驚愕、と同時に古さをまるで感じず普通に気持ちよくてカッコいいダンスミュージックじゃんこれ!というところにハマりました。
アルバム「Revolver」の最終曲として据えられ、まるでそれまでの曲を前振りのように扱うほどの戦闘力を持った曲ですが、ビシッと先頭に配置しました。

ね、我々世代だったらこの曲名ならミスチルでしょうよって。
既にこの曲を知っていた先輩方って、ミスチルの方の同名曲が流行っていた時にどう感じてたんでしょうか。

2. ウルフルズ「明日があるさ」

もうとっとと白状しちゃいますが、この歌詞が頭の中をぐるぐるする出来事が身近に起こったのが本記事作成のキッカケです。

会社を興した奴がいる 会社に残った俺がいる
焦ることないさ 焦ることないさ 自分に言い聞かす

ウルフルズ「明日があるさ - ジョージアで行きましょう編」のみの歌詞より

調べてみるとオリジナルの坂本九版にも無いウルフルズ版だけの歌詞だったんですね。
同時期に展開されてた吉本芸人バージョンの記憶が強くて、そっちの声で脳内再生されてたのをサブスクで聴き直したら、当時ですら思ってた「さむい企画」だなという感想がまんま蘇ったので、ウルフルズの方でひと安心。笑

まあ、原曲も相当古い曲ですから、令和の価値観と合うわけがなく、今聴いても一抹の気持ち悪さが拭えないものの、こうやってふと思い出してしまうんだから、逞しい曲なのは間違いありません。
昔、MOROHAがTVでこの曲をオマージュしたことがあったのも個人的には後ろ支えになっています。
どっかでこの映像また観られないかな。。。

3. 富岡博志作曲・合唱曲「明日へ」

「明日」をテーマにしているのに記憶をどんどん逆行させます。
中学生のときに合唱コンクールで歌ったことのある曲です。
同氏は「南風」も作曲されている方なんですね。

身バレ覚悟の昔話を勝手に始めるんですが、その合唱コンクールでは課題曲に沿ったポスターをクラスごとに1名担当する企画がありました。
末期の中二病患者だった筆者がこれに立候補して仕上げた1枚は、崖の上から大海を見渡す人物を描いたのですが、何を血迷ったのか、大空には新聞紙面に踊る数々の事件現場の写真を切り貼りしてコラージュするという奇行を採用し、先生のお叱りを受けてボツに。
(採用された2枚目も、会議室で取り囲まれた1人の人物が椅子を蹴飛ばして旗を掲げるという構図で、これもこれでどうだったの…)

あまりに清らかで真っすぐ未来を見つめんとする歌に何か思うことがあったんでしょうか。
少年がそう簡単に未来を否定しないでほしいものです。

4. 松たか子「明日、春が来たら 97-07」

学び舎まで記憶を遡行したところで、当時のヒット曲から徐々に軌道修正を。
といってもこちらは最初のヒットから10年後に再リリースされたバージョンだそうで、歌詞の随所が歌い手の成長に合わせて更新されています。
銀座線がふっと出てくるところが大人を感じさせて好きです(あれ、心根が少年状態のまま…?

5. HEATWAVE「明日のために靴を磨こう」

Bank Band によるカヴァーしか知らない勢がオリジナルを聴いてみて別物の良さを感じて配置しました。
この曲の一番の良さってこの曲名じゃないですかね。
オーバーな夢を語るとか、現実から逃避するでもなく、今日と地続きの明日にむけて靴磨いておこうって。
それにしても櫻井さんバージョンは、だいぶガナってたんですね笑

6. ゴールデンボンバー「Tomorrow Never World」

ミスチルとか櫻井さんの名前とか出してたら、偽者が現れました。笑
ちなみにこれが収録されているCDではひとつ前の曲が「ultra PHANTOM」です、そちらもおススメです笑
しかし正面突破で堂々とパロディするって逆にカッコいいと思います。

7. サカナクション「明日から」

このプレイリストでは最も明日志向というか、未来指向を感じるオルタナロックな曲ですが、歌詞にはあくまで終始、諦念が横たわります。
現実は「明日から」を口癖に流されていく今日ばかり。

8. ミドリカワ書房「また明日」

「リンゴガール」等々で知る人ぞ知るソニーの色物ミュージシャンとしてキャリアを重ねていたミドリカワ書房こと緑川伸一が、移籍と路線変更を試みたアルバムからの1曲。
「みんなのうた」シリーズのような皮肉山盛り過ぎてコメディになってた世界観から一歩外へ出たこの様子で同規模の活動が続いていたら、どんな曲と巡り会えたんだろうと、時折想像してしまう自分がいます。

9. Syrup16g「明日を落としても」

「Reborn」と双璧をなすぐらいに泣かせに来るタイプのがっちゃん(フロントマン五十嵐隆の愛称)の名曲です。
“誰もお前を気になどしていない 身代わりなら唸るほどいる だから心配すんな”と同じぐらい、“誰も拾ってくれないよ それでいいよ”に救われた人がここにも一人います。

10. SUPER BUTTER DOG「明日へゆけ」

このバンドにリアタイで触れることは叶いませんでしたが、ふと訪れたフェスでハナレグミを一度聴いてしまうとしばらく離れられなくなりますよね。
まるでカイロみたいに、ゆっくりじっくり長い時間をかけて自分を温めてくれる気分になります。

11. エレファントカシマシ「俺たちの明日」

今回「明日」で検索をかけ、最も多くヒットしたのは多分エレカシです。
「明日を行け」「明日に向かって走れ」「明日があるのさ」etc…
スカパラとのコラボも「明日以外すべて燃やせ」でしたし。
“さあ頑張ろうぜ”なんて歌い出しに、歌い手も聴き手も全く恥ずかしさを感じない人なんて彼以外居ないのではないでしょうか。
「明日」に最も説得力を持った声の持ち主だなって思います。

12. RCサクセション「明日なき世界」

ミヤジに思いっきり背中から闘魂注入されたので、強いテーマの曲にも触れていきましょう。
オリジナルはアメリカのシンガーソングライター、バリー・マクガイアによる1935年のヒット曲(原題は「Eve of Destruction」。ケミカルブラザーズの同名曲を想起してしまう人)。
ボタンひとつで世界が終わっちまうなんて嘘だろ?という核戦争の恐怖を歌った曲。
このカヴァーですら1988年という40年近く前の音なのに、世界はそこから現在も地続きなわけで。

↑このカバーについてはより深いエピソードがあるようです(後で読むつもりでリンク貼付)

13. でんぱ組.inc「あした地球がこなごなになっても」

「ソラニン」「さよならプンプン」などで00年代を代表する漫画家、一度でもヴィレヴァンに入店したことのある人が名を知らないわけがないだろう、浅野いにおが作詞担当した楽曲。
同氏作品がアニメ化した「デデデデ」でも後編のクライマックスに挿入歌として効果的に使われていましたね。
いま世界が終わっちまった場合の歌としては、これぐらいが最も解像度が高いのかもしれないと思わせる、ちょっと泣けてきそうな曲です。

14. 100s「またあした」

泣けてきそうな夕暮れが見えてきました。
江戸川の土手からナカカズに明日への見送りを担当してもらいます。
前半でSUPER BUTTER DOGの一員だった池ちゃんも100sとして再登場し、明日へのマーチは大団円を迎えます。

15. MOROHA「tomorrow」

・・・なんてね。
見送られたまま、どの面下げて、どこに向かうんだ。

16. MISIA「明日へ」

この歌は、ただ音として聴いていたりTVで見ているだけではここまで身体に染みる歌にはならなかった気がします。
思い出すのは「Reborn Art Festival x ap bank fes 2016」でMCと共に披露されたステージです。
それまで、とにかく上手い人、ぐらいのイメージしか抱いていなかったのを恥ずかしく思うほど、その歌には「願い」が乗せられているように聴こえたんですよね。

蛇足ですが、途中でキーが一度下がって戻るっていう曲、珍しくないですか?

17. Mr.Children「Tomorrow Never Knows 」

はい、入れないわけがないじゃないですか。
大トリです、アルバム「BOLERO」と同じように。
あまりにも大名曲過ぎて、ミスチルファン歴を少し過ぎる頃に一旦ちょっと触れにくくなったりする曲でもありますよね。

近年のライブではセトリにも積極的に取り込まれるようになりましたが、その間にこの曲はすっかり演歌となってしまい、いつしか観客がイントロと共に「タン、タタン」という手拍子を入れるようになってしまいました。
あれ大嫌いっす。スナックの合いの手かよ。
(「innocent world」ならリズムも合ってるから良し)
(てかいまここで書くかそれ)

3時間で大体仕上がったという伝説もあるこの曲ですが、30年以上経った今でも色褪せない理由として、この曲って「君」「僕」だけじゃなく「誰か」も登場する曲だからっていうのが一理あると思ってまして。

優しさだけじゃ生きられない 別れを選んだ人もいる

Cメロ1行目

この1行がすっごく好きで。
「あいつのこと思い出すな」「いや俺がこっち側だったな」みたいな個々の思い出に花も咲きますし、「明日のことなんて誰にもわからない」という当然の曲名に説得力を持たせる構造として、君や僕だけじゃなく、他の人達の様子にも触れているのが印象的で。
第3者以上の存在が曲の物語に現れることで、この曲が自分について(ミスチルにはそう思わせてくれる曲ばかりが多い)だけでなく「その時のみんな」についてに思いを巡らせることができてて、だから長く愛される曲になってるのかな、なんて。


あとがき

いかがでしたでしょうか。
思い立ったはいいものの、チャラい感じ・安っぽい感じに落ち着くかもと懸念していたところ、さすがの名曲揃いでした。
たまには感傷的に記事を書くのもアリですね。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
しつこく似たようなハッシュタグで記事投稿を続けているので、いずれ再び出会うでしょう、この長い旅路のどこかで(←おまえそれただ引用してるだけだからな!

以上、引き続きご愛好のほど。

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大豆柴 まさかとは思いますが、もし戴けたのであれば、謹んで愛犬のおやつ代とします。笑

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