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講義11|ゲームマナーを身につけよう――みんなが「また遊びたい」と思える人になろう


こんしは!

オールアトリエ / All Atelierへようこそ!

生徒は、オール・ドメディア / Owl Dmedia。
講師は、だ・畏怖苦 / Da Ifuqです。

前回の講義では、「対戦ゲームを楽しもう」をテーマに、相手と本気で競いながらも、勝敗だけに振り回されず、対戦そのものを楽しむ考え方を学びました。

勝つために考える。
相手の作戦を読む。
攻めるか守るかを判断する。

でも、ボードゲームを楽しくするために必要なのは、ゲームの強さだけではありません。

今回のテーマは、

「ゲームマナーを身につけよう」

です!

オール・ドメディア
「マナーって聞くと、なんか急に堅苦しく感じるんだけど……」

だ・畏怖苦
「難しく考えなくていい。“一緒に遊んでいる人が気持ちよく過ごせるようにする”ってことだ」

オール・ドメディア
「なるほど。“絶対こうしろ!”みたいなルールとは少し違うんだね」

だ・畏怖苦
「そうだ。ゲームのルールが“遊びを成立させる約束”なら、マナーは“楽しい時間を成立させる気づかい”と考えるとわかりやすい」

どれだけ面白いゲームでも、一緒に遊ぶ人が嫌な気持ちになってしまえば、「また遊びたい」とは思いにくくなります。

反対に、

「負けたけど楽しかった!」

「この人とまたゲームしたい!」

と思える時間になれば、そのゲームの魅力もさらに大きくなります。

今回は、ボードゲームを長く楽しむために欠かせない、みんなで遊ぶときのマナーを学んでいきましょう!


今回の講義

マナーは「みんなの楽しい」を守るもの

ボードゲームでは、同じテーブルを囲んで複数の人が一緒に遊びます。

そのため、自分だけが楽しくても十分とは限りません。

たとえば、

自分の番なのにずっと別のことをしている。

相手の駒やカードを雑に扱う。

負けそうだから途中で投げ出す。

勝った相手を必要以上にからかう。

こうしたことが続けば、ゲームそのものが面白くても、場の雰囲気は悪くなってしまいます。

オール・ドメディア
「ゲームには勝ったけど、“もうこの人とは遊びたくない”って思われたら悲しいね」

だ・畏怖苦
「そうだな。本当にボードゲームが上手な人は、勝ち方だけじゃなく、一緒に遊ぶ人への気づかいもできる」

マナーは、相手に遠慮して本気を出さないことではありません。

本気で勝ちにいっていい。

思い切った作戦を使っていい。

悔しがってもいい。

でもそのうえで、一緒に遊んでいる人を尊重する。

これが大切です。


今回できるようになること

今回の講義を終えるころには、

ボードゲームをみんなで気持ちよく遊ぶために、どんなことを意識するといいのか

を説明できるようになることを目指します。

特に覚えてほしいのは、

順番を大切にすること。

相手の話を聞くこと。

ゲームの道具を丁寧に扱うこと。

勝っても負けても相手を尊重すること。

わからない人や初心者を置いていかないこと。

です。

オール・ドメディア
「ゲームが強いだけじゃなく、“一緒に遊びやすい人”を目指す感じだね」

だ・畏怖苦
「その通り。“この人とまた遊びたい”と思ってもらえるのは、かなり強いことだぞ」


重要ポイント

① 順番と時間を大切にしよう

講義7でも学んだように、ボードゲームでは順番に行動するゲームが多くあります。

自分の番が来たら行動する。

終わったら次の人へ伝える。

人の番では、その行動を見ながら待つ。

この基本があるだけでもゲームはかなりスムーズです。

一方で、自分の番になってからずっと別の話をしていたり、毎回ゼロから長く考え始めたりすると、他の人の待ち時間が増えてしまいます。

オール・ドメディア
「でも、じっくり考えたいゲームもあるよね?」

だ・畏怖苦
「もちろん。速く決めれば偉いわけじゃない。大事なのは、“他の人も同じ時間を使って参加している”と意識することだ」

必要ならしっかり考える。

でも、待っている間に自分の次の行動を考えておく。

このバランスを意識してみましょう。


② 相手が考えているときに急かしすぎない

自分がすぐに答えを出せたからといって、他の人も同じとは限りません。

特に初心者は、

ルールを思い出す。

カードを読む。

盤面を見る。

選択肢を整理する。

それだけでも時間が必要です。

そんなときに、

「早くして!」

「そこしかないじゃん!」

と言われると、ゲームを楽しむ余裕がなくなってしまいます。

オール・ドメディア
「初心者のときにそれ言われたら、“もうやらなくていいや”ってなりそう」

だ・畏怖苦
「だから困っていそうなら、“わからないところある?”くらいがいい」

考える時間を尊重する。

必要なら助ける。

でも、勝手に答えを決めてしまわない。

この距離感も大切です。


③ ゲームの道具を丁寧に扱おう

ボードゲームには、カード、駒、タイル、チップなど、さまざまな道具があります。

それが自分のゲームとは限りません。

友達が持ってきたもの。

お店から借りているもの。

誰かが大切に集めているもの。

そんな可能性もあります。

カードを強く折る。

駒を投げる。

飲み物を近くに置いてこぼす。

こうしたことは避けたいですね。

オール・ドメディア
「お気に入りのカードにジュースこぼされたら、普通にショックだ……」

だ・畏怖苦
「そうだろう?ゲームそのものだけじゃなく、道具を大事にすることも相手への気づかいなんだ」

遊び終わったら、パーツが全部そろっているか確認しながら片づけるのもおすすめです。


④ 勝ったときこそ相手を尊重しよう

勝った瞬間はうれしいものです。

「やったー!」

と喜ぶこと自体は全然悪くありません。

でも、

「弱すぎ!」

「余裕だった!」

「なんでそんな手を選んだの?」

と相手をからかってしまうと、同じ勝利でも印象は大きく変わります。

オール・ドメディア
「喜ぶのと、相手をバカにするのは別ってことだね」

だ・畏怖苦
「その通り。本気で勝ったからこそ、相手にも敬意を持とう」

「いい勝負だった!」

「あそこ危なかった!」

「その作戦すごかった!」

そんな一言があるだけで、お互いにゲームを振り返りやすくなります。


⑤ 負けたときの態度もゲームの一部

反対に、自分が負けたときはどうでしょう?

悔しい。

あと少しだった。

サイコロの目が悪かった。

作戦が読まれた。

いろいろ思うことはあります。

悔しがること自体は自然です。

でも、

「もう知らない!」

とゲームを壊すように片づけたり、

「運ゲーだから!」

と勝った相手を否定したりすると、楽しかった時間まで崩れてしまいます。

オール・ドメディア
「負けた直後はちょっと感情出ちゃうかも」

だ・畏怖苦
「それは普通だぞ。ただ、そのあと“次は勝つ!”に変えられればいい」

負けたら、

「あそこ、どうすればよかったかな?」

と考えてみる。

それが次のゲームへの経験値になります。


⑥ 初心者を置いていかない

ボードゲームを長く遊んでいると、自分にとって当たり前のことが増えてきます。

でも初めて遊ぶ人には、

「手番って何?」

「このマークは何?」

「ここに置いていいの?」

など、わからないことがたくさんあります。

そんなとき、

「それくらいわかるでしょ」

ではなく、

「最初はここだけ覚えれば大丈夫」

と伝えられると、かなり遊びやすくなります。

オール・ドメディア
「自分が最初に教えてもらったときのことを思い出せばいいんだね」

だ・畏怖苦
「そうだ。新しく入ってくる人が楽しめれば、ボードゲーム仲間も増えていく」

初心者に勝たせなければいけないわけではありません。

わからないまま置いていかない。

それだけでも十分な気づかいです。


⑦ ルールのトラブルは落ち着いて確認する

ゲーム中には、

「このカードってこういう意味?」

「さっきの行動、ルール的に大丈夫だった?」

という場面もあります。

そんなとき、

「絶対俺が正しい!」

と感情的になるのではなく、一度説明書を確認しましょう。

それでもわからなければ、みんなで話して、そのゲームではどうするか決める方法もあります。

オール・ドメディア
「ルールの確認でケンカになったら本末転倒だもんね」

だ・畏怖苦
「そういうこと。ルールは楽しく遊ぶためにある。ルール確認で楽しくなくなったらもったいない」

間違いが見つかったら、

「次からそうしよう」

で済むこともたくさんあります。

特に初プレイでは、完璧より楽しく覚えることを大切にしましょう。


今回のまとめ

今回の講義では、「ゲームマナーを身につけよう」をテーマに、みんなで楽しく遊ぶための気づかいを学びました。

大切なのは、

順番と時間を意識すること。

相手の考える時間を尊重すること。

カードや駒などの道具を丁寧に扱うこと。

勝ったときこそ相手を尊重すること。

負けてもゲームそのものを否定しすぎないこと。

初心者を置いていかないこと。

そして、

困ったときは落ち着いてルールを確認すること。

です。

オール・ドメディア
「マナーって、“ちゃんとしなきゃ”っていう堅い話かと思ったけど、結局はみんなが楽しく遊ぶためなんだね」

だ・畏怖苦
「そうだ。最高のプレイヤーは、ゲームが強い人だけじゃない。“またこの人と遊びたい”と思われる人でもある」

勝っても負けても、

「楽しかった!またやろう!」

と言える。

そんなゲーム時間を作れる人を目指してみましょう!


1分ワーク

あなたがボードゲームを一緒に遊びたいと思う人を想像してください。

その人は、どんな行動をしてくれるでしょう?

たとえば、

ルールを優しく説明してくれる。

負けても怒らない。

人の番を急かさない。

道具を丁寧に扱う。

一つ選んだら、

「自分もその行動ができているかな?」

と考えてみましょう。

誰かにしてほしいマナーは、自分から始めることもできます。


ミニクイズ

Q. ボードゲームのマナーとして、もっともおすすめなのはどれでしょう?

A:自分が勝てそうなら、相手をからかってもいい
B:初心者が迷っていたら、考える時間を尊重しながら必要なら助ける
C:ルールで意見が違ったら、大きな声を出した人の意見を採用する

正解は……

B!

ボードゲームは、みんなで同じ時間を共有する遊びです。

相手を尊重しながら、自分も思いきりゲームを楽しみましょう!


次回予告

次回、講義12は、

「運と実力」

です!

ここからは Chapter 3「もっと深く楽しもう」に突入します。

オール・ドメディア
「サイコロで負けたら、それって全部“運が悪かった”でいいんじゃない?」

だ・畏怖苦
「さて、本当にそうかな?運が強く影響するゲームでも、“どの状況で勝負するか”“悪い結果にどう備えるか”は考えられるかもしれないぞ」

ボードゲームには、

運で決まる部分

と、

自分の判断や経験で変えられる部分

があります。

運があるから初心者でも勝てる。

実力があるから上達を楽しめる。

そして、その二つが混ざることでドラマが生まれる。

次回は、**「運」と「実力」は敵なのか、それともゲームを面白くする仲間なのか?**を一緒に考えていきましょう!

それでは、次の講義で会いましょう!

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