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気に入ってた服が、ある日突然似合わなくなる


最初にそれが起こったのは、28歳の頃。
お気に入りのワンピースを着て、鏡の前に立ったとき
「あれ? なんか思ってた感じと違う?」
今まで感じたことのない、なんとも言えない違和感でした。

「何か変だけど、まぁいいか〜。このワンピース、可愛かったけど私には違ったんだな!」
と、あまり気にせず、当時は洋服のせいにして過ごしていました。

その違和感の理由がわかったのは、後日。
たまたま入ったファミレスでのこと。

そこにいた20代前半くらいの、とても可愛らしい女性が、なんと私と同じ、あのワンピースを着ていたのです。

その瞬間、ハッとしました。

「そっか。私、もう若くないのか。」

なんなら、若くて可愛い女の子と同じ服を着ていた自分が、急に恥ずかしく感じる。

今日、あのワンピース着てこなくて良かった…
穴があったら入りたい。
隠れたい。

そして、

「これからは、年相応の大人っぽい服を着ないと!」
と思い、クローゼットの中にあった、ひらひらのリボンやお花柄の洋服など、子どもっぽく感じるデザインの服を少しずつ手放していきました。

そして、デザインがシンプルな服へ。

ところが――。

32歳。
36歳。

それからも、4年おきくらいに同じことが起こりました。

「シンプルな服なのに、何か……へん?」

数年間、安心して着ていた、「これさえ着れば大丈夫」と絶大な信頼を寄せていた服が、急に何だか似合わなくなる。

好きな洋服なのに、似合わない。
この悲しみ。

39歳ともなれば、さすがにこの現象にも慣れました。

でも、そんな経験を何度も繰り返すうちに、私のクローゼットはいつの間にか、黒や茶色の無難で似たような服ばかりになっていました。



私は以前、介護施設で働いていました。

そこで、80代、90代の女性たちとよくお話をさせてもらっていたのですが、(今思うと、あれは本当にありがたい、貴重な経験だったなぁと思います。)

あの80代、90代の大先輩たちは、きっと私なんかよりずっと前に、何度も何度もこの「似合わなくなる現象」と向き合ってきたんだろうなって。

そして、年齢や体の変化に合わせながら、自分に合う、着心地がよくて、機能性もあって、そして自分の好きな服を選んで着ていたんだと思います。

当時はそんなこと、考えもしなかったけれど。
時間が経ってから、わかることってあるんだなぁ。。



別に、おしゃれになりたいわけじゃないし、
誰かに褒められたいわけでもない。

ただ、自分で鏡を見たときに、
「まぁまぁ、いいかも!」って思いたい。

それだけで、ちょっと元気が出る気がする。

幸いにも(?)、今は都会に住んでいるので、田舎にいた頃よりもおしゃれがしやすい気がしています。

たぶん、都会のほうが、人の服をじろじろ見たり、
「あの人、あんな服着てる」なんて言ったりする人も少ない……気がする。

そして何より、幼稚園のお迎えのママさんたちのおしゃれなこと!

「いいな〜」

声には出さないし、じっと見るわけにもいかないので、心の中で「素敵だな」と思っています。

私もこれからは、少しずつ。

お洋服を買うときは、気になった服を試着してみる。

お店の人に聞いて、アドバイスしてもらう。
(これは、ちょっとハードル高いけど🤏)

「どうせ似合わない」と諦めずに、いろいろ試してみようと思います。

何が似合うのかは、まだよくわからないけど、
「年相応だからこれ」
「もう若くないからこれはダメ」

だけじゃなくて、今の自分が「これ、好きかも」と思えるものを自分なりに、楽しみながら見つけていきたいです。

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