ラクリマクリスティが好きだった【好きだったバンドを語る】
「ヴィジュアル系といえば上手い」
ごくまれに居る「見た目だけに気を使うバンド」を除き、だいたいのV系の先輩は上手かった。
見た目にこだわるのと同じくらい楽器もこだわってる人が多かったので、そうかもしれない。

色々上手いバンドの先輩を見てたけど、技術&アンサンブルに驚いたのはLa'cryma Christiだった。

そもそも姉が好きだった事もあり、前身のSTRIPPE-D-LADYからデモテープが我が家にあった。
その時はメタル色も強かったしそこまでハマらなかったけれど、メンバーチェンジ/改名を経て、(最初はラクリマ=STRIPPE-D-LADYと気づかなかった)Siam's Eyeを聴いた時に驚いた。
音の透明感、浮遊感。メロディと声の美しさ。地中海の景色が浮かぶような音。体験したことのなかったイメージが広がった。
なかなかライブには行けなかったけど、待ち望んだ音源、ミニアルバムWarm Snow発売のニュースを知ってから即予約をした。
こちらも驚いた。最初の数秒で心を持っていかれた。

一曲目のWarm Snowの音が重く・うねっていた。やや中東寄りのオリエンタルな雰囲気がありつつ、これもヨーロッパの景色が浮かんできた。(そもそも旅行した事なく、写真でしか知らないけど笑)
うねりまくるイントロなのに、ドラムがなくなるBメロ、コーラスのハミングが続くブロックがあったり。
全然キャッチーじゃないのに意識に残るサビ。
というか、どこがサビ?どこがAメロ?みたいな構成だった。
めちゃくちゃロックしてるのに、「なんて芸術なんだろう」と。
そして待望のメジャーデビュー。
「Ivory trees」は自分的には今までの曲と色が違っていた。
インディーズ時代はゴッホの作品(例えば「ローヌ川の星月夜」とか)のように「美しいけど色としては暗い芸術」というイメージを持っていたけれど、突然透明感がある神聖なる楽曲を持ってきたことがびっくりした。そして今もIvory Treesは好きな曲TOP10に入るぐらい大好き。
セカンドシングルは「THE SCENT」。ライブ終盤の定番曲だった事もあり順番を付けるなら多分この曲がラクリマクリスティの中で一番好きだと思う。
ラクリマの特徴としてはLEVINさんのグルーヴがあると思う。
当たり前だけど、めちゃくちゃ上手い。
だけど、実は曲の中でフィルをあまり入れず、淡々としたプレイをすることが多い。ヒット曲の「未来航路」を聴いても ドンッ・パン!ドンッ・パン!の繰り返し。元ラルクのsakuraさんは派手で個性的なドラムでバンドの空気を彩っていたが、LEVINさんは曲に小刻みな山を敢えて作らず、安定した波を生み出すことであのラクリマの世界観が出来上がっているのかなと思う。
1stアルバム以降は相変わらず美しく芸術的な楽曲を作り上げていたが、メジャー3rdの「magic theater」あたりからハードロックの色が強く感じられ、オリエンタルな雰囲気が薄れていく。自分はラクリマの異国情緒なのが好きだったのか…と思い知らされた。
2001年以降の作品もカッコよくクオリティが半端ないけれど、好みでいうと2000年までだったのかもしれない。
「ラクリマの事を書こうかな」「誰かとラクリマの想い出を話したいな」そう思ってメモに冒頭の文章を書きかけていたが、まさかこのタイミングでサブスク解禁がされていた。
上記のように「最後は離れた」と書いていたものの、なんだかんだ全アルバムを購入するぐらいには好きだったのでサブスクにない事を知らなかったんだけれども(笑)タイミングが合う事はこれも引き寄せ的なものなのかなと不思議な気分です。
✝️ワンマンライブの追加公演決定!
— La'cryma Christi (@lacryma2025) October 2, 2025
さらに10/3(金)より待望のサブスク解禁&YouTube公式チャンネル開設!https://t.co/qBhuQSiBmj
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追加公演「Night Flight~Last Finale~」
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3/14(土)
LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)… pic.twitter.com/EhlyqncjOF
ギタープレイヤー目線でいうと、KOJIさんのプレイがやっぱり好きだった。ある雑誌では「なんでみんなもっと練習しないの?」「ずっと練習していたい、ギター上手く弾きたい」と語っていた。
モデルのような高身長、綺麗な男らしい顔をしてたけど、ギター/音楽に向き合う姿勢がすごすぎると思ってずっと好きだった。
(exPierrotの潤さんも好きだったこともあってALvinoも聴いていた)
色々揉め事があったという噂もあるが(真偽はわからないけど)早すぎる旅立ちが悲しかった。
THE SCENT
かつて筋肉少女帯の橘高さんが「美しいヨーロッパのお城を作り上げるようなギターソロ」といわれていたけれど、この曲は地中海の世界を作り上げていくような2本のギターアンサンブルが本当にすごい。
一番好きな曲。
Warm Snow
この曲を知らなければ、音が鳴りだした数秒だけでも聴いてほしい。この「うねり」が当時衝撃的すぎて、一気に心が掴まれた。
インターネットもまだなかった時代。この音で東ヨーロッパへの旅が叶った気がする。
Ivory trees
「教会の鐘」とか「シルク」とか出てきてることもあるけれど、結婚式のような「神聖さ」「純潔さ」を感じさせてくれる。イントロのクリーンギターのストロークから美しい。
Blueberry Rain
バラードではないけれど、雄大すぎるバラードに感動するような世界観が広がる曲。星の輝く夜空を泳ぐような気持ちよさがある。
Sanskrit Shower
エキゾチックでオリエンタル。自分が思うラクリマのイメージがが具現化された感じの曲調。
Lime rain
自分の好みとして方向性が変わっていたこともあったので、「最後の好きな曲」がこちら。サビに入った所からのメロディラインの美しさはやっぱり脱帽もの。
月の瞼
個人的な好みでいうと、罪深いながらも良い曲なのがこの曲。
「ラクリマはオリエンタルな異国情緒ある雰囲気が良かった」と自分は思っている。だから「25時の眠らない街」「現代社会」「車に乗り 横浜へ行こう」といわれても全然ピンと来なかった。アルバムで聴いた時、この次の曲がヒットしたシングル曲「未来航路」だった。凄い現代的で、日常さのある曲の次に、浮遊感のある未来航路のイントロ流れてきても違和感がすごかった。無条件に”好き”でいられなくなったキッカケの曲。
ただし!!そんな自分の「ラクリマはこうあってほしい」というのを抜くと、ただただカッコいい良い曲でもある。そういう愛憎入り混じった感覚がリリースから25年以上たった今でも思ってしまうのは、この曲の存在感がしっかりしているからなんだろうか。
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目の治療費や、飼いウサギのおじいちゃんフードの費用の足しにさせてもらいますー。