第4話:神様の副業(後編)ー意識高い系は嫌いですか?ー
その“不正”は、誰を救っている?
あらすじ
厄の取引の先にあったのは、地獄と天界の裏側で支えられる「エデンの園」。正義と不正の境界で、式神は世界の影を見る。
冒頭(本編より)
全編の続き
神様「だいぶ溜まってきたかな? 社に戻ろうか?」
小鬼「戻りましょう。」
神様「昼御飯何にしよう?」
小鬼「ハンバーグとエビフライ!! あとプリン」
神様「式神君、頼む」
式神「わかりました。(やっぱり、子供ですね)」
小鬼「ファッ!! またこの女、僕の事「ちんちくりんのマシェ(ませ)た上に、クしょ(クソ)具合を絵にかいたガキんちょって思った」」
式神「はい? 一気に単語増えてるんですが!!(被害妄想に度が過ぎます)」(泣
神様「あ、忘れてた。小鬼は相手の心の中が読めるから」
式神「そういうことは先に言ってください・・・」(泣
一行は社に戻り、カートリッジの収納と「厄介モノ」の手入をして社務所に戻り、昼食を取った。
神様「ところで、小鬼はどうやってきた?」
小鬼「地獄のしぇい門(正門)から、ムカデバシュ(ムカデバス)に乗ってきた。」
式神「(ムカデ+バス・・・ですか)」(想像している
神様「時間も費用もかかっただろ?」
小鬼「有給も兼ねているので、地上の観光含めておちゅかい(お使)い受けた。閻魔しゃまが特別休で1日おちゅかい(お使)い代としゅてくれた。明日で連休は終わり。しゃいきん(最近)、鬼達も働き方改革とかで強しぇい(強制)休暇取らしゃれてみんな退屈している。地獄に来た魂いじめるのが生きがいなのに・・・。」
式神「(有給? 働き方改革? 魂をいじめるのが生きがいって? ・・・聞いていけない世界線ですね)」
神様「なら、閻魔様の所に一瞬で行く?」
小鬼「それもいいかも・・・一日釜風呂でちゅかれ(疲れ)とりたい。」
式神「(一瞬で行くって? 釜風呂って・・・?)」(また想像
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今回の世界観ミニ設定
天界には「語ってはいけない話」が存在する
正義の告発は、必ずしも善を生まない
光が強いほど、影は濃くなる
God-Eye観測(第4話)
【対象:恵比寿神】
分類:乙類社格主神
コード:EBS-001
勤務評価:C
勤務姿勢:F
観測コメント
全責任を一身に引き受ける覚悟あり。
最も罪を被る構造を、自ら選択している点が異常。
【対象:式神(通称ウサギ神)】
分類:従属神格/高精度観測型
コード:USG-011
勤務評価:S
勤務姿勢:S
観測コメント
理想と現実の乖離を初めて直視。
精神的成長フラグが立ったが、負荷も急増。
【対象:閻魔】
分類:地獄統制官
観測コメント
裁く者であり、守る者。
最も現実を理解しているが、最も報われない立場。
【対象:小鬼】
分類:地獄界補助
観測コメント
「無邪気」という名の狂気。
式神の精神耐久テストとして機能中。
おまけ(本編ふろく文)
神様「小鬼、トラ柄上下だと、何かと不自由だから服買うか?式神に、コーディネートさせるぞ。おれ、センス無いから。」
小鬼「この女の方が、しぇんしゅ(センス)なしゃしょうでしゅ(なさそうです)。」
式神「(イラッ・・)ちゃんと、揃えますから!」(怒
一行は、街の洋服売り場に赴く。神様が、一般人には小鬼がトラ柄でなく、それらしい服を着ているかのような「呪」を掛けていた。
式神「これと・・・これと・・・これで、大丈夫かな?」
小鬼「あっちは?」
式神「あっちは、女性用の下着売り場ですね。」
小鬼は、駆け足で下着売り場に走っていった。
小鬼「おねーしゃん、おねーしゃん、ブラジャー欲しい」
店員「わたし、ブラジャー欲しいの?」
式神「⁉ 何言ってんのこのク(危ない危ない心の声が)」
小鬼は、見た目は確かに男の子とも女の子とも区別の怪しい中性的なところがある。そのうえ、幼児体系のぽっちゃりでいる。
店員「このサイズで、どうかなお嬢ちゃん」
式神「(お嬢ちゃん?・・・はい?)」(イライラ
試着室に入る小鬼。
小鬼「ちゅけ(付け)てみるね。店員シャン、ちょっときちゅいかも・・。」
店員「では、サイズ的にはこちらかな?」
小鬼「ぴったりでしゅ」
店員「では、このサイズでしばらく様子見た方がいいですね。お姉さま、この子はまだ成長期なので、変化あればすぐにサイズ変更をしてくださいね。」
式神「(お姉さま・・・(イライライラ」(怒
小鬼「はぁ~い」
式神がサイズのタグを見ると、そこには「A」と表記
式神「!?・・・(同じ!? ここから成長?)」(ガクッ
小鬼「ブラジャー♬ブラジャー♬」(ニコニコ
式神「コオニ、イツカイツカ・・・ウヒャヒャヒャ」
小鬼「!?・・・(うわぁ・・・ヤバッ!!)」
二名は会計を済ませ、神様と合流した。
神様「お菓子とケーキ買ってきたぞ」
小鬼「ヤッター♡」
式神「コオニ、イツカイツカカナラズイツカイツカカナラズ・・・ハハハハハ」
小鬼「・・・社へ早く帰ろう。ケーキケーキ」(汗汗汗
神様「あぁ・・・?」(???
式神「コオニ、イツカイツカカナラズイツカイツカカナラズ・・・フフフ‥フフ」
制作秘話
第4話は、「正義とは何か」を真正面から描いた回です。
不正を暴けば全てが解決する――そんな単純な世界ではないことを、あえて神界と地獄の構造で示しました。
「エデンの園」は、理想論では守れない存在の象徴です。
恵比寿神が一人で罪を背負う覚悟、閻魔が裁きながらも見逃す理由、そして式神が初めて抱く違和感。
この三者の立場が交差することで、物語はコメディから一段深い層へ踏み込みます。同時に、おまけではしっかりと“ダメ神世界”に引き戻しています。
重くなりすぎない、そのバランスもこのシリーズの核です。https://www.amazon.co.jp/dp/ B0G4BBQ9V7
