第13話 式神ウサギの赴任前(全文先行公開※期間限定~1月26日迄)
※本記事は、現在Kindleで連載中の『ダメ神』シリーズに登場する「式神ウサギ赴任前」のAmazonkindle公開前章話(第13話)です。
本編第一話に続く前段階での出来事の全文です。各章話に続く入口の紹介をさせていただきます。
どうぞお気楽に楽しんでください。
ここでの登場人物名
式神→式神ウサギ美鈴
トラ→式神ウサギの同級生
キツネ→式神ウサギの同級生
神様→遠江神社主神 恵比寿神
宮司→遠江神社 宮司・神能
東海→東海地区の統括神
大天神→全国の統括神
学長→式神大学学長

ここから本編↓
ダメ神と呼ばれてますが、何か?
第13話:式神の赴任前
まだ肌寒い3月、式神大学では卒業式を迎えていた。
キツネ「来月から配属研修だね。やっと卒業したのに配属研修でさらに適正試験験なんて。熊臭さが移る・・・あぁ、式神やめてぇ」
式神「心の声ダダ洩れだよ、キツネ。」
トラ「やっと、あの獣臭い熊教官から離れられると喜んでいたのに、引き続き熊教官なんて・・・。」
熊教官「獣臭くて申し訳ないね。」
式神・キツネ・トラ「!? いや・・あの・・・」
キツネ「ウサギだめだよ、「説教臭さと獣臭さで吐き気が出る」なんて言ったら」
式神・トラ「はっ!?(うわぁ・・・また売りやがった)」
熊教官「まぁ、引き続きしごくからな! 特にお前ら」
式神・トラ「(お前らって・・・キツネだけだろ)」
学長「カクカクシカジカ・・・ウンチャラカンタラ・・・という訳で、今日めでたく卒業となる訳ですが、ここで学んだことが全てではありません。ここで学んだことは、これから実践で学ぶ上での最低限ンの基礎知識と認識してください。自分の知識と現実のギャップに驚く事になります。そこをお忘れなく。以上」
式神「相変わらず、お堅いですね学長は って、キツネ!」
キツネ「ううぅん? ふにゃあふにゃ・・・。」
式神「よだれ・・・出てる。」
キツネ「おっと、イケネ」(フキフキ
キツネ「トラ、今ならこのよだれ格安で売ってあげるよ」
トラ「うっせい、いらねぇわ!黙ってろ」
学生A「・・・あの、僕に買わせてください」
式神・キツネ・トラ「・・・。」
遠江神社境内。時期は、人間世界がゴールデンウイークという連休の最中である。
宮司「神様、今年の式神大学の卒業者にて、現在配属前研修中の面白い学生を見つけましたぞ。」
神様「ん? どんな感じかな?」
式神の調査報告書と身上書をパラパラめくる
神様「成績・・・いいねねぇ。」
「種族はウサギね・・・」
「卒業論文は・・・おぉ、AIと論理学。いいね」
「性格は・・・真面目を絵に描いた感じか・・。」
「友人関係は・・・おぉ、このデコボコ感最高」
宮司「彼女の論文を検証した結果、こちら側にて色を染めれば将来的には天神クラスになれる逸材ですぞ。」
論文に目を通す恵比寿神・・・十数分後。
神様「宮司殿、良く見つけたな・・・。将来はうちに、配属だな!」
宮司「はい。長い間、待ち続けた価値がある人材ですな。」
神様「で、どうしようか?」
宮司「こちら側への引付け工作ね・・・。」
神様「彼女自身の求める生き方は・・・AI部門かぁ。っていう事は、まず格式神宮系からになるのか・・・。」
宮司「一旦神宮系に入れても、能力が潰されるだけですからな。」
神様「そうだなぁ・・・。直接ここの配属にしようか?」
宮司「直接配属にすると・・・友人間に障害が発生するし・・・周囲が騒ぎ出すでしょう。」
神様「・・・。」
宮司「妙案として、この友人のキツネ。伏見配属にさせましょう? スパイ役にすれば、God-Eye監視推進陣営は動き出す。キツネ殿を使えば、疑心暗鬼になり、ここの配属理由に美鈴に何らかの取引を持ち掛けるでしょう。AI部門への研究職への斡旋とか・・・」
神様「伏見にキツネを・・・? キツネ君の資料っと・・・。 ん? なるほど・・・これは、いい案かもしれないな。」
宮司「苛めといびり問題がありますが、睨みを利かせる手配します。」
神様「この子は、精神的には強い。が、反発は招くタイプだな。」
宮司「えぇ、私の予測では配属後3か月で出される可能性が・・・。ま、それが狙いではありますが・・・。」
神様「仮に追い出された場合は、将門公にお願いするか・・・。相性は抜群だし、将門もあの手に娘は大歓迎だ。それに、誰もついてくれないからな。ギチギチの規制の中の社から自由奔放の社になるから喜ぶだろう」
宮司「相性良すぎて、混ぜるな危険になりそうですな(笑)」
神様「問題は、こちらにどう、配属させるかだな。」
宮司「そこからは、私の仕事。お任せあれ」
神様「手間かけるね・・・毎度毎度。」
宮司「ホントだよ・・・ハハハハ」
神様「ハハハハハ」
夏休み前の配属先選考会議
学長「では、配属先選考会議をはじめよう。まず主席のウサギ君は、格式神宮系の希望ね・・・。」
参与「お待ちください。彼女は、遠江神社配属に内示が発せられております。」
学長「はぁぁ? どこの誰だ! 学問と学生の自由を犯す奴は? ケチョンケチョンにしてやるわ」
参与「大天神評議会です。私は、評議会の参与としてここに居ります。後程その件で説明をしたいとの事で、評議会に出向くようにと連絡来ております。」
他の選考委員が一斉にざわつく。
選考委員A「おいおい! あの、大天神評議会が・・・」
選考委員B「38年間、沈黙守ってきた評議会が意見・・・」
選考委員C「マヂかよ、もう機能してないかと思うくらいの沈黙だったのに・・・この場で人事の介入か」
学長「・・・。」
参与「・・・。どうされますか?」
学長「・・・ウサギ君の配属は遠江神社。次!」
参与「もう一つ、キツネ君を伏見にとの要請が・・・。」
学長「はぁ・・・? 要請なら断れるの?」
参与「はい、可能です。要請ですので・・・。ただ、お断りをされるのであれば、評議会にて申し開きを・・。」
学長「・・・。」
参与「・・・。どうされますか?」
学長「・・・キツネ君は、伏見。次!」
翌日
学長室にて、
コンコン
学長「入りたまえ」
式神「失礼します。」
学長「おお、ウサギ君。よく来てくれた。実は話があってね・・・。まぁまぁ、かけてくれ」
指導神「・・・。」
式神「お話ですか?」
学長「実はね、将来はGod-EyeのAI部門の配属希望という話を聞いてね、そこで君に提案でね。」
式神「提案?・・・ですか?」
学長「あぁ、God-EyeのAI部門には各分野のエリートが集められているのは、知っているよな?」
式神「はい、桁違いの天才ばかりだと・・・。」
学長「そうだ。そこでだ、君に推薦状を書きたいと思っている。」
式神「本当ですか!!!」
指導神「お待ちください。推薦状は結構ですが、飛び級入職となると色眼鏡で見られます。入職後の圧は半端ではありません。」
学長「判断は、君次第だ。検討しておいてくれ。こちらとしても、最善の検討をする。今日は結論不要だ。また、後日答えを聞かせてくれ。」
学長「歩きながら話そう」
指導神「では、わたしはこれで・・・」
学長「うん。各社への配属手配に滞りなく頼む。」
指導神「・・・。はい。」
学長と式神は、学長室を出て学内の校庭を歩いている。
学長「では、これから本題に入ろう。」
式神「取引ですか・・・?」
学長「さすが、勘がいいね。でも、口にしていい時とマズイ時がある事は知っておいてくれ」
式神「はい・・・。」
学長「実は、大天神の行方を捜してほしい。誰なのか、何処に居るのか。我々下々の連中は、皆目見当がつかない。」
式神「各天神様であれば、御存じでは?」
学長「実は、そうでないんだ・・・。」
式神「え?」
学長「大天神様は、就任と共に従来の神籍に細工される。そのタイミングは、大量の神職処分を「監察室執行部」の行動のときにどさくさに紛れて処理されるとの噂だ。」
式神「執行部というと・・・記憶の抹消・・・。」
学長「そうだ、疑わしき元神職を訪れても、記憶がないのでどうにもならない。刑によっては、異次元隔離の処分者もいる。また、神職退職者もと考えると途方もない人数になる」
学長「君は、大天神評議会は知っているかね?」
式神「名前だけは・・・。」
学長「評議会の構成は、大天神と元大天神2名 参与1名 監察室1名の計5名の構成だ。つまり、法的には盤石な立ち位置にいる。逆にいえば、大天神といえど好き放題出来ない。」
式神「と、いう事は・・・表立っての調査行動はできないと。」
学長「いいねぇ、政治的センスが高い。感の鋭い娘はここでは重宝される。考えておいてくれ。では、後日。」
学長は、言い終わると校庭の庭を突き進んでいった。
式神「うぅ~ん・・・」
3日後
学長「ウサギ君、先日話した件、受任してくれたるかな?」
式神「大天神様の行方の手がかりを掴み、探し出すという事ですよね。正直気乗りはしませんが、私の希望を叶える約束であれば・・・。お受けいたします。」
学長「助かる。天神連合会も、連合式神会も表立って動けないからね。隠密によろしく頼むよ。あと、配属先だが遠江神社だ。」
式神「はい? 神宮系ではないのですか?」
学長「格式神宮系だと、隠密行動は難しい。それに規模が大きく、多くの式神が既に配置になっている。その為、主神と会える機会が著しく難しい。なので、小さな規模の神社で主神と毎日会えて話しできるところが良いだろうと思ってな。よろしく頼むよ。」
式神「学長、一つ質問ですが。神の名簿というか、所属と地位と神名は記載あるのですが、写真が無いのと大天神様の所属社が記載ないのですが・・・。」
学長「あぁ、そうだ。だから困っている。表立って大天神様の調査をしていると、God-Eyeに警告される。God-Eyeもまさか、新卒ホヤホヤの若娘が大天神の行方探しているとは、考えないだろ。AI部門希望ならAIのこと知れ。なんてな。」
式神「God-Eyeにも、機密プログラムにされている事ですか?」
学長「あぁ、おまけに得体のしれない奴の尾行や、目に見えない監視の対象になるようだ。だから、God-Eyeで深堀の調査はできない。もし必要なら、研究という名の研究承認コードを発行する」
式神「わかりました。私なりの手段を使って探します。」
学長「あと、配属先の主神は呪詛に関しては天才だ。宇賀神教授など、遠く足元にも及ばない。God-Eyeの秘蔵特許も多数登録している。良く勉強しなさい。」
夏休み明けの9月
式神「キツネ、すごいね伏見なんて。」
キツネ「私もビックリ。面接のときに、個室で待たされて「コンコン」って、ドアノックするから、思わず「入ってます」って言っちゃった。 そしたら、面接官が「失礼しましたって。」帰ろうとするから、慌てて引き留めたもん。コントしちゃった。その時、「終わっと」思ったからびっくり。」(テヘペロ
式神「・・・ソウナノネ。ハハハハハ。」
キツネ「それより、ウサギの配属先驚いた。なんで?」
式神「うん! 私もビックリ。でもね、そこの主神様、呪詛に関しては、超一流らしくて、学長推薦だった。」
トラ「え? 呪詛の第一神者は宇賀神教授でないの?」
式神「私もそう思ってた。でも、秘蔵呪詛をGod-Eyeに何百って登録されてるみたい。禁断の呪詛があり公開禁止っているのも多数あるみたいなこと言ってた。」
トラ「宇賀神教授以上?」
式神「学長の話だと、開発呪詛の使用倫理とか議題に上がるレベルの呪詛みたいって。」
トラ「え? マヂ、ヤバいレベルだね。」
式神「だから、公に名前が出てこないのか、それとも意図的に出さないのかが謎。」
トラ「それで、興味持ったの?」
式神「うん、だって超一流の呪詛師だよ。(目的は違うけど・・・ごめんね)」
キツネ「なんか、違う目的ありそう・・・。」
式神「(チッ・・・感のいい娘は嫌ですね。)ハハ。」
キツネ「・・・世界征服とか」
式神「ないわ!!!」
配属4日前
式神は、配属前講義で東海天神のクラスになった。
東海「君が、ウサギ君かよろしくね・・。しかし、君も気の毒だねぇ。あの、だらしない神に配属とはね。」(ニチャー
式神「はい? 恵比寿神様はだらしのないお方ですか?」
東海「神に対してだらしないとは、言葉は慎むべきだよ」(ニヤ
式神「失言でした。」(イライラ
東海「主席の卒業者を、あんな小神社に配属とは・・・選考委員も何を考えているのやら」(ニチャー
式神「はい?」
東海「もし、困ったら私の所に相談に来なさい。私は、君の論文を高く評価しているのだよ。能力のある人間こそ、格式社で勉強できるよう取り計らいはするつもりだ。」
式神「・・・ありがとうございます。」
東海「期待しているよ・・・。」(ニヤ
式神「・・・。」
東海「あ、そうそう。配属したら恵比寿神に禁酒の通達出してるから、徹底させておいてね。よろしく♬」
式神「はい・・・。」
配属当日
式神「えぇっと、このあたりだと思うのですが・・・。」
「お? あの森みたいなところですかね?」
うっそうとした森の様な所につくと、社があった。そこにな「遠江神社」と記載した門柱が鳥居の前にあった。
式神「ここですか・・・。結構境内の敷地は広いですね」
キンコーン
式神「失礼します。今日配属の式神ウサギです」
シ~ン
式神「・・・。」
シ~ン
式神「入りますよ~。泥棒ではありませんよ~」
社務所を後にし、本殿にて
式神「(え? 神様まだ寝てる?)」
式神「神様、起きてください。御勤めの時間です。」(ユッサユッサ
布団は小さく山を作り、掛け布団の端から寝息がこぼれる。
神様「・・・ぅん? あと、32分・・・。」(ムニャムニャ
式神は瞬きを一度だけ。耳の先がぴんと立つ。
式神「なんですか、その中途半端に細かい時間は!?」(モウ
神様「・・・!? って誰?」(ビックリ
薄明かりの中で、寝癖の髪が跳ねた。目はまだ夢の余熱を湛えている。
式神「今日から赴任になります。式神です。」(ビッシ
おわり
おまけ
配属先選考後、学長室にて
学長「東海天神様、わざわざ。」
東海「どうかね? 問題なく配属選考は終わったかね?」
学長「実は、2名ほど評議会からの横槍がありました。」
東海「評議会? 大天神評議会か?」
学長「そうです。参与から意見が出されました。」
東海「は? で、何がどうなった?」
学長「首席卒業の、式神ウサギ美鈴が遠江神社に配属。式神キツネ映美が伏見となりました。」
東海「・・・評議会の意図はなんだ?」
学長「ただの、内示だとの事で押し切られました。」
東海「何故だ? 遠江と伏見? 何を企んでいる?」
学長「・・・。いよいよ、動き始めたのですかね?」
東海「式神ウサギ美鈴の専攻内容は?」
学長「基礎呪詛学と倫理学、そして量子力学です」
東海「量子力学は、God-Eyeに応用できる分野の専攻か?」
学長「はい。God-Eyeに適した研究でした。」
東海「なぜ、遠江に? まさか、あの宮司・・・。」
学長「先方に、先手を打たれましたか?」
東海「もう一人の、伏見は?」
学長「はい、式神キツネ映美です。成績はパッとしない、卒業生でした。」
東海「・・・? 美鈴との関連性はないのか?」
学長「美鈴の親友です。」
東海「親友!? ・・・しまった! 完全に先手取られた!! クソッ・・・あの宮司め」
東海「いいか、学長! 直ぐに美鈴と面会して、将来的には、God-EyeのAI部門に配属すると伝えろ。但し、条件として、大天神の行方と手がかりを掴むことを伝えろ!」
学長「取引ですか?」
東海「あぁ、遠江神社を調べる事の出来るチャンスだ。それと、我が陣営に取り込む工作をしろ!」
学長「・・・。取り込み工作ですか?」
東海「いいか、相手は動き出した。もう伏見は宮司によって切り崩された。」
学長「え? どういう事ですか?」
東海「お前の、その暢気さが致命傷なんだよ!。キツネの配属に参与はなんて言った?」
学長「あくまでも、要請だと」
東海「その要請、なぜ断らなかった!」
学長「・・・。」
東海「お前の保身の為だろ! いいか。伏見はもう配属要請を断れないし、配属後も簡単にはクビにできない。 評議会に「首根っこ」を押さえられた状態だ。キツネをパワハラしたり、いじめたり、閑職送りや退職勧奨なんかしたら、評議会が調査を始める口述になる。活動資金の金脈を調査される上に、「評議会の推薦者を退職に追い込んだ」って名目で処分される。そういう構図だ。いい加減、気づけ。愚か者!」
学長「・・・。」
東海「はぁ・・・。その件は、こちらから伏見には伝えておく。式神キツネ映美の行動監視しろ。いいか、抜かりなくやれ! 相手は、狡猾な手段を使う。悔しいが、我々の2歩先3歩先を常に歩いている。感情で動かぬ様、注意しろ。いいな!」
学長「はい。判りました」
こうして、本人たちの知らない所で、有象無象の政治的駆け引きの舞台に巻き込まれていく、式神ウサギとキツネであった。
― God-Eye 観測記録 ―
案件ID:GE-13-0-STUDENT-LIFE
■ 観測範囲
式神大学 在学期間
(卒業式前後〜学生交流・学内指導のみ)
■ 登場存在:個体別観測ログ
【対象A:式神(ウサギ)】
区分:学生/主席級
行動特性:
規律順守
論理優先
感情表出は控えめ
対人姿勢:
友人の軽口を受容
不要な対立を回避
God-Eye評価:S−
所見
集団のバランサー。主導権は取らないが、場の秩序を無意識に維持する。
【対象B:キツネ】
区分:学生
行動特性:
感情表現が豊富
自己開示が過剰
空気を読まない発言
対人姿勢:
親密性重視
権威への距離感が近すぎる
God-Eye評価:B
所見
集団に“ノイズ”を発生させる存在。だが、このノイズが緊張を破壊し、停滞を防ぐ。
【対象C:トラ】
区分:学生
行動特性:
皮肉・即応型ツッコミ
感情は外に出す
対人姿勢:
仲間内での役割意識が明確
自己主張は強いが、越境しない
God-Eye評価:B+
所見
集団内の「現実担当」。理想や空気が暴走しないよう抑制する役。
【対象D:熊教官】
区分:教育側(実務重視)
行動特性:
威圧的指導
肉体・精神の耐性重視
対人姿勢:
愛情はあるが伝達が粗い
God-Eye評価:C+
所見
時代遅れだが、淘汰目的としては有効。
嫌われ役を引き受けることで教育構造を成立させている。
【対象E:学長】
区分:教育機関長
行動特性:
抽象論・理念重視
現実との乖離を自覚
対人姿勢:
学生個々の資質を見抜く
God-Eye評価:A
所見
「学生生活」と「実務世界」の断絶を理解している数少ない存在。
【対象F:宮司】
区分:外部観測者(学生期への間接関与)
行動特性:
静観
長期視点
対人姿勢:
人材を“人”として見る
God-Eye評価:A−
所見
この時点では表に出ないが、学生期の行動観測を既に開始している側。
【対象G:恵比寿神】
区分:外部存在(学生生活への直接介入なし)
行動特性:
直接観測は最小限
God-Eye評価:評価対象外(学生期非介入)
所見:
本フェーズでは「まだ関与していない」こと自体が重要な情報。
■ 集団観測まとめ
学生生活は
秩序(ウサギ)/混沌(キツネ)/現実(トラ)
の三要素で成立熊教官は圧力役として機能
学長と宮司は「先」を見ているが、表には出ない
恵比寿神は完全に未接触
■ God-Eye 総合結論(番外編0話)
本フェーズは
「まだ誰も踏み込んでいない安全圏」である。
全ては学生生活として完結しており、事件・陰謀・政治的動きは一切発生していない。
【作品タイトル】 ダメ神と呼ばれていますが、何か?
【シリーズ名】 第13話
【副題(任意)】0話式神の赴任前
【著者/編集】中村 よしたか
【ローマ字著者名】YOSHITAKA NAKAMURA
【発行形態】電子書籍(Kindle版)
【初版発行日】2026年1月27日(note先行公開)
制作環境:Microsoft Word(.docx)→ KDP
著作権表示
© 2025 【中村 よしたか】
All rights reserved.
本書の一部または全部を、著作権者の許可なく、複製・転載・配布・改変・翻案・スクリーンショットの公開(SNS等を含む)することを禁じます。引用の際は、著作権法の定める範囲内で、出典(書名・著者名・該当箇所)を明記してください。
2:免責事項
本書はフィクション(登場する人物・団体・地名・神格・制度・媒体名などは架空)です。実在のものとの類似は偶然の一致にすぎません。
本書の記述・助言・見解は執筆時点の情報および著者の表現によるものであり、読者が本書の内容を利用したことによって生じたいかなる損害・不利益についても、著者は一切の責任を負いかねます。
著者について
【プロフィール】
中村よしたか。実務肌の小商い経営者として数字と現場を回しつつ、創作では神々の世界をユーモアと生活感で描く。シリーズ『ワイ、神様の罠にはまる』『ダメ神と呼ばれてますが、何か』を中心に、会話劇のテンポと“笑いながら生きる知恵”を探るエッセイ&フィクションを制作。旅と路線、赤レンガの風景を偏愛。
【連絡先(メール/SNS)】
メール:【n.y.acount@gmail.com】
X(Twitter):【@n_acount】
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