高校で野球をやめてからの心の変化。
高校の頃の話、苦手な同級生がいました。彼は野球部で野球の上手な人でした。私も野球部にいました。野球は下手で、特に投げ方が変でした。砲丸投げのようだとのこと。
彼との接する中で、きつい言葉が刺さりました。お前野球向いていないから野球やめちまえとか。そんな言葉を聞くたびに、気持ちがすり減る感覚でした。
5月下旬、練習時フリーバッティングで守備をしていた時のことです。気持ち的にもしんどくて、ご飯も食べず、練習をしていました。身体中がじんわりと痺れて動けなくなりました。
顧問の先生にそのまま病院に連れて行ってもらいました。軽い熱中症でした。
その後私は退部しました。彼と練習のしんどさと勉強がしたいからを理由にして、逃げました。
高校を卒業しても、大学も卒業しても、就職してからもあの時の事を、時々思い出します。でも、時間が経つと経験も増えて、嫌な思い出の解釈が変わっていきました。
はじめは「辛い出来事だった、特にあいつは嫌いだったな」と許せない気持ちも、思い出すたび感じていました。
でも卒業して、10年後か、彼が結婚して子供を連れている姿をたまたま見た時に、彼は立派な父親になったんだなと。ふと思って。
昔のことが思い出されていくと、当時の彼はなんで、きつい言葉を言ってきたのだろうか。と疑問をもつようになりました。
少し考えると、きっと彼は野球を本気に向き合ってて、強くなりたかったから、なかなか投げ方を治せていない私に対して、徐々にきつい言葉になったのかなと、勝手に解釈するようになりました。
そう考えると心の中で、当時の彼のことを許せるようになりました。高校生の時、彼は一生懸命だったからなのかなと。
その当時彼が本当にどう思っていたかはわかりません。必ずしも発言はいいものではないですが、でも私の心は少しだけ、昔に比べて寛容になれた気がしました。
