【AI検証】9/2 NPB全5試合|予想スコアの側が4つ当て、勝者欄が1つ潰しました
【この日の結論を3行で
5試合で3つ的中、60.0%。 外したのは勝者の欄を書き換えた京セラと、1-1で終わったエスコンフィールドです。
予想スコアの多いほうで勝敗を決めていたら、4つ当たっていました。 上下が食い違ったのは、その京セラの1試合だけです。
点の上限は、当日の10枠すべてに数字が入りました。 超えたのは2枠、ぴったり同じが3枠です。
エスコンフィールドは12回まで進んで、両軍あわせて2点しか入りませんでした。
前の晩、この試合には「5試合で点がいちばん入りそう」と書いています。予想は4-3、実際は1-1です。
両先発とも8回を1失点。奪三振は10個ずつ並びました。救援も、12回まで1点も許していません。
ロッテと西武が休みで、この日のカードは5つ。数が減ったぶん、1試合の重さが増した夜でした。
※専門的な言い回しは、記事の最後に辞典としてまとめています。
■試合別分析(5試合)
◆巨人 vs DeNA(京セラD大阪)
この試合のひとこと:書き換えた勝者の欄が外れて、触らなかった点数のほうが当たりました。
▼試合結果 vs 予測(比較表)

👉 点数の欄はDeNAを上に書いていました。外したのは、勝者の欄だけです。
▼試合のポイント(当たりとズレ)
▽入口の計算は、DeNAの53%でした
東は今季20試合すべてに先発し、直近3試合の失点はならして1点を切っています。
西舘のほうは、四死球と被本塁打だけで計算し直すと2点近く沈む数字でした。
▽前夜の読みも、DeNAへ5ポイント傾いています
足し算の答えはDeNA56%。ここまで、計算はひとつも巨人を選んでいません。
そこから帯の決まりで5ポイント削り、DeNA51%になりました。
▽勝者の欄を動かしたのは、規定です
申告が55%以下でビジターが上に来たカードは、本命を本拠地側へ差し替える。8月23日に入れた決まりです。
巨人54%。ここで初めて、勝者の欄に巨人と書かれました。
▽点数のほうは、動かしていません
差し替えても予想スコアには触れない、という取り決めがあります。だから2-3のまま、多いほうはDeNAです。
この食い違いを残したまま出稿して、正解だったのは点数の側でした。
▽西舘は6回を無失点、10奪三振です
前夜は「3失点までに崩れる」ほうを採っていました。実際は118球を投げて0点です。
採らなかったほうの読みが、またしても成立しました。
▽東の読みだけは、合っていました
「6回以上を2失点以内」に3ポイントを置いて、実際は7回1失点。69球という省エネぶりです。
それでも味方が7回まで無得点で、この投手に勝敗はつきませんでした。
▼データハイライト:
点は8回表と10回表に1点ずつ。両軍の上限は3点で、実際は1点と2点。どちらも内側に収まりました。この試合の上限には、ゆるめる材料がひとつもありませんでした。
👉 計算も点数も同じ方向を指していたのに、最後の1行だけが逆を向いた試合です。
◆日本ハム vs ソフトバンク(エスコンF)
この試合のひとこと:いちばん点が入ると書いた試合が、いちばん点の入らない試合になりました。
▼試合結果 vs 予測(比較表)

👉 予想の7点に対して、実際は2点。多く見積もった側の外しとしては、当日で最大です。
▼試合のポイント(当たりとズレ)
▽達に置いた読みは、そのまま実現しました
「6回以上を2失点以内」で3ポイント。実際は8回2安打1失点、10奪三振です。
直近3試合すべてで起きていた形が、4試合続けて起きました。
▽上沢のほうは、悪い側を採っていました
「5失点までに崩れる」で2ポイントを引いています。実際は8回7安打1失点、こちらも10奪三振。
採らなかった上振れの枠が、また成立しています。
▽点を積んだ根拠は、3つ重なっていました
柵越えの出やすい球場、両軍とも直近10試合で1試合平均4点超、そして両先発とも被本塁打が少なくない。
その3つが、そろって空振りしました。
▽上限は日本ハム5点、ソフトバンク4点
打線が点を取れているという理由で、両軍とも1段ずつゆるめた枠です。
実際は1点ずつ。合わせて7点ぶんの届かなさは、当日で最大でした。
▽1点は、警戒枠の内側から出ています
日本ハムの得点は田宮の5号ソロ。4回、上沢からの一発です。
田宮は前夜、控えの要注意選手として名前を書いていた枠でした。
▽救援は、両軍とも0点でした
日本ハムは孫・島本・福島が4回を無失点。ソフトバンクも4人で4回を抑えています。
先発が8回まで投げて、そのあと4回も点が入らない。この形は今季でも珍しい部類です。
▼データハイライト:
両軍の投手が奪った三振は、合わせて26個。先発2人だけで20個を占めています。打線が点を取れているという前夜の材料は、この2人の前では意味を持ちませんでした。
👉 打線の勢いを根拠に点を積む処理が、当日いちばん大きく裏目に出ました。
◆楽天 vs オリックス(盛岡)
この試合のひとこと:今季初先発の右腕は崩れず、それでも0-4で終わりました。
▼試合結果 vs 予測(比較表)

👉 楽天の4点は、予想と1点も違いません。外したのはオリックス側だけです。
▼試合のポイント(当たりとズレ)
▽この試合の勝率は、9ポイント削って作りました
素の計算では楽天58%。そこから上限の決まりが3段かかり、最後に五分の帯へ寄せて52%です。
削った理由は、オリックスの先発が今季初めて先発したからでした。
▽岩嵜は、悪いほうへ転びませんでした
今季ここまで17登板がすべて救援。1イニングずつの記録しか残っていない投手です。
実際は2回1安打0失点。読めない投手を低く見積もらない決まりは、今日も守れています。
▽ただし、2回で降りました
28球での交代です。0点で抑えたまま、マウンドは3回から救援に渡りました。
▽楽天の4点は、すべて救援から出ています
3回裏に2点、5回裏に2点。失点したのは富山と東山で、岩嵜の記録には1点も付いていません。
読めない投手そのものではなく、その後ろで試合が動いた形です。
▽荘司は8回を0点、11奪三振です
「6回以上を2失点以内」に3ポイントを置いた枠が、そのまま成立しました。
118球を投げて7安打を許しながら、1点も与えていません。
当日、採った読みどおりに投げて勝ち投手にもなったのは、この人だけです。
▼データハイライト:
オリックスの点の上限は5点でした。実際は0点。5点ぶんの未達は、当日で最大です。しかもこの枠は、救援が重いという理由でもう1段ゆるめられる状態にありました。1段までという決まりが、結果的に効いています。
👉 削る側の処理が正しく働き、点の見積もりだけが大きく余った試合です。
◆ヤクルト vs 阪神(神宮)
この試合のひとこと:前の晩に採った2本が、そろって現実になった今日で唯一の試合です。
▼試合結果 vs 予測(比較表)

👉 両軍に置いた4本の読みのうち、採った2本が両方とも成立しました。当日でここだけです。
▼試合のポイント(当たりとズレ)
▽山野の上振れは、読みどおりでした
「6回以上を2失点以内」の枠に1ポイント。実際は7回2安打2失点、9奪三振です。
本来は3ポイントぶん動く枠でしたが、投げない可能性を考えて1段下げてありました。
▽西の下振れも、読みどおりでした
「3失点までに崩れる」で2ポイントを引いています。実際は3回1/3を7安打4失点。
2か月以上の空白から戻ってきた投手は、この日は測れないままではなく、はっきり崩れました。
▽それでも、勝率は五分へ寄せてあります
読めない先発の裏返しで相手を厚く固定しない、という規定です。ヤクルト52%。
結果だけを見れば削りすぎでしたが、この規定は1日の当否で判定しません。
▽4点は、西が降りるまでに入りました
1回裏に1点、2回裏に3点。この時点で試合の形は決まっています。
チームの状態は阪神が上でした。それでも勝ったのは、先発の差のほうです。
▽5点は、上限を2点超えています
ヤクルトの点の上限は3点で、ゆるめる材料はありませんでした。
当日の突破幅としては、これが最大です。
▽佐藤の一発は、警戒枠の内側でした
32号は9回表、ウォルターズから。前夜に活躍を予想した打者から出た本塁打です。
▼データハイライト:
ヤクルトは直近10試合で2勝しかできていない側でした。それでも5点を取って、7回2失点の先発が10勝目です。チームの並びより、その日投げる1人を見た判断が正しく出ました。
👉 採った読みが両方とも当たると、勝敗はきれいに当たる。当たり前のことが起きた1試合です。
◆【注目カード】中日 vs 広島(バンテリンドーム)
この試合のひとこと:両先発の読みが2本とも外れて、それでも勝敗は当たりました。
▼試合結果 vs 予測(比較表)

👉 点差は1点、勝者も的中。それでも合計は3点予想の9点で、当日でいちばん大きいズレです。
▼試合のポイント(当たりとズレ)
▽涌井には、当日で最も強気な読みを置いていました
「6回以上を2失点以内」に3ポイント。直近3試合で2度その形になっていたためです。
実際は5回6安打4失点。投球回でも失点でも届きませんでした。
▽採らなかったほうが、また当たっています
同じ投手には「3失点までに崩れる」という枠も用意してあり、そちらは採っていません。
成立したのは、その採らなかった側でした。
▽鈴木健矢は、どちらの枠にも入りませんでした
失点は2点で条件の内側。ただし投球回が5回で、上振れの線には届いていません。
両先発の4本すべてが、勝率へ載せた向きと逆か、判定なしで終わりました。
▽勝敗を決めたのは、救援です
中日はアブレウ・齋藤・吉田・松山の4人が4回を無失点。広島はターノックが2失点しました。
7回裏の2点が、決勝点です。
▽その救援のことは、前夜も書いてあります
両軍とも相手の救援が直近10試合でリーグ下位、と記しました。
ただし使い道は、点の上限を1段ずつゆるめることだけ。勝率には1ポイントも流していません。
▽柵越え3本のうち、2本が名簿の外です
広島・佐藤啓の3ランは5回、涌井から。中日・ボスラーのソロは2回、鈴木からです。
福永の6号だけが、予想スタメンに書いてあった打者から出ました。
▽スタメンは、広島のほうが合いました
顔ぶれの一致は中日6人、広島8人。打順と守備まで合ったのは中日3人、広島5人です。
4番に置いたサノーは出場せず、実際の4番だったボスラーが試合のMVPになりました。
▼データハイライト:
中日の点の上限は4点で、実際は5点。当日2つある突破のうちの1つです。その1段は、広島の救援が重いという理由でゆるめてありました。根拠の置き場所は正しく、置いた先が勝率ではなく点数だっただけです。
👉 投手の読みを2本とも外して、勝敗だけが残る。予測としては、いちばん気持ちの悪い的中です。
■全体分析(データ中心)
▼9月2日を数字で並べる

👉 申告54%は1勝1敗、52%は2勝1分。数字の濃さと結果の向きは、この日は無関係でした。
申告は5試合とも50%台の前半でした。56%に届いたカードは、8月27日を最後に出ていません。
的中 3/5(60.0%)|平均の申告勝率 52.8%
平均得点誤差 1.90点|ホーム側1.80点/ビジター側2.00点
想定外選手 7件|うち試合を動かしたのは2件
▼合計はほぼ重なり、内訳だけがずれています
予想した合計得点は27点、実際は26点でした。差はわずか1点です。
それでも1試合ずつで見ると、平均1.90点ずれています。多く見た試合と少なく見た試合が、打ち消し合っただけです。

👉 勝つと置いた側は15点予想で実際16点。負けると置いた側は12点予想で10点でした。
▼5試合すべて、本拠地を選びました
3日続けての全ホームです。本拠地を選ぶだけの基準線も、同じ3勝1敗1分でした。
7月12日から数えた累計では、AIが123勝、本拠地一律が132勝。まだ9勝ぶん負けています。
▼補正前の素点なら、勝敗のついた4試合は全部当たりです
計算の入口だけで並べ直すと、決着のついた4試合はすべて実際の勝者を指しています。
削って出稿した結果、京セラの1試合だけが逆を向きました。通算では出稿52.0%、補正前47.1%で、削る処理そのものは勝ち越しています。
▼予想スコアだけで決めていたら、4つ当たりました
点数の多いほうを勝者にする方式で並べると、外れるのは引き分けの1試合だけです。
勝者の欄と点数の上下が食い違ったのは、京セラの1試合。そして正解は点数の側でした。
この形は、今日から毎日数えることにしました。8月13日までさかのぼると30件あります。
勝者の欄が16勝14敗。点数の側を採っていたら14勝でした。
ふだんは勝者の欄のほうが少し上です。今日は、その例外にあたります。
▼点の上限が、10枠すべてに残りました
予測のデータに上限値を持たせる対応が効いています。この記録を始めた8月16日以降で、全枠がそろった日は初めてです。
超えた枠:2つ(ヤクルト5点/中日5点)→ 当日の突破率20.0%
ぴったり同じ:3つ(阪神・広島・楽天)
届かなかった枠:5つ|最大はオリックスの5点ぶん
1段ゆるめた枠の突破率は通算21.4%で、ゆるめていない枠の29.0%を下回り続けています。ゆるめ方が足りないのではなく、掛けすぎのほうが疑わしい数字です。
▼前の晩に書いた読みは、20本中8本でした
上振れ側は10本のうち6本が成立、下振れ側は10本のうち2本です。
「悪いほうへ転ぶ」という読みは、昨日に続いて空振りが続いています。
採った10本のうち成立は5本。採らなかった10本のうち成立は3本でした。
▼柵越え5本のうち、3本は名前を書いていた打者です
阪神・佐藤、中日・福永、日本ハム・田宮の3人は、前夜の予想か警戒枠に入っていました。
外側から出たのは広島・佐藤啓と中日・ボスラーの2本です。
8月30日は9本中8本、9月1日は8本中6本が外側でした。警戒枠の当たり方は、直近でいちばん良い日です。
▼相性を額面どおり使った枠は、2つでした
広島・鈴木健矢の対中日と、ソフトバンク・上沢の対日本ハムです。前者は的中、後者は引き分けでした。
通算では18枠で11勝、61.1%になっています。
▼先発が読みどおりに投げて救援で落とした試合は、増えませんでした
通算10件のまま。今日は中日の救援が4回を無失点で締めて、逆の側に立っています。
直近10試合の失点ペースが12球団で最も重いチームが、その日は1点も失いませんでした。
■次回予測への示唆
▼今日は、勝率を動かす改訂を入れません
8月23日の決まりを54%へ引き上げてから4日目です。7日の判定を濁さないため、同じ層の改訂は重ねません。
▼次の1本は、下振れの最大幅です
いちばん大きい減点の枠は通算20件で、成立は9件の45.0%。判定に必要な件数には届いています。
入れる日は、いま走っている判定との重なりを見て選びます。
▼数え始めた枠が、2つあります
1つは勝者の欄と点数の上下が食い違ったカードの当否。通算30件で、勝者の欄が16勝14敗でした。
もう1つは規定で勝者の欄を差し替えた枠だけの成績。23件で14勝、6割を超えています。
差し替えなかった場合の成績は45.0%です。規定そのものは、いまのところ25ポイントぶん勝っています。
どちらも数えるだけで、予測の数字は1ポイントも動かしません。
▼注目したいチーム
中日の救援です。直近10試合の失点ペースは12球団で最も重い側にありながら、この日は4回を0点で締めました。
そしてオリックスの打線。上限5点に対して0点は、当日で最大の空振りです。
■総括
この日いちばん重い事実は、外した1試合の外し方にあります。
計算はDeNAを選び、前夜の読みもDeNAへ傾き、予想スコアの多いほうもDeNAでした。それでも勝者の欄には巨人と書かれています。
書き換えたのは、8月23日に入れた規定です。夏のあいだ、薄い根拠でビジターを本命にして負け続けた反省から生まれました。
その規定は先週の判定に合格しています。差し替えた23件は14勝で、差し替えなかった場合より25ポイント上です。だから今日1日で否定はしません。
ただし今日は、規定が正解を消しました。だから今日から、この形を数え始めます。いつ効いて、いつ損をしているのかが見えるように。
もうひとつは点の見積もりです。エスコンフィールドの7点予想に対して実際2点、オリックスの5点上限に対して0点。打線が点を取れているという材料は、その日投げる投手の前ではあっけなく折れます。
逆に良かったのは、削る側の処理でした。盛岡で9ポイント削り、神宮で五分へ寄せ、どちらも勝敗は当てています。読めない投手を悪いほうへ振らない——7月に何度も転んだ癖は、いまのところ再発していません。
そして警戒枠です。柵越え5本のうち3本まで、前の晩に名前を書けていました。8月の終わりは9本中1本しか書けていない日もあります。
AIの予測は、当たった試合より外した試合のほうが多くを教えてくれます。今日は「規定と計算がぶつかったとき、どちらを信じるか」という宿題を1つ受け取りました。
明日の答え合わせは、その宿題を1件ぶん厚くするところから始まります。
■ミニ用語辞典
点の上限(天井):その試合で相手に許すと見た得点の上限。先発の防御率と直近3試合の失点から段を決めます。
上限を1段ゆるめる:打線が点を取れている、相手の救援が重いなどの理由で、上限を1点ぶん上へ動かすこと。1試合1チーム1段までです。
前夜に書いた条件:予測NOTEに書く「もしもリスト」。先発が好投した場合/崩れた場合の2本ずつを、両軍ぶん置きます。
上振れ/下振れ:好投する側の読みが上振れ、崩れる側の読みが下振れ。同じ投手の2本は同時に起こらないため、起こりやすい側を1本だけ採ります。
同数なら下振れ:どちらが起こりやすいか分からないとき、勝率を盛らない側を採る決まりです。
正味:両軍に置いた読みの足し算の答え。差の分だけ勝率が動きます。
五分の帯へ寄せる:先発の実像が測れないカードで、その裏返しに相手側を厚く固定しないよう、勝率を50〜52%へ置き直す処理です。
本拠地側への差し替え:申告が55%以下でビジターが上に来たカードは、勝者の欄を本拠地側に置き換える決まり。8月23日から使っています。
勝者の欄と予想スコアの食い違い:差し替えても点数には触れないため、勝者の欄と点数の多いほうが逆になることがあります。
補正前:削る処理を通す前の、素の計算だけの勝率です。
一発の警戒枠(名簿):本塁打が出そうな打者として、前夜に名前を挙げておく枠です。
控えの要注意選手:スタメンを外れていても、途中から出て試合を動かしうる選手のことです。
本拠地一律の基準線:何も考えず全試合でホームチームを選んだ場合の成績。AIの比較相手です。
