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育てていただいたところからお仕事をいただける幸せ

先週の木曜日(27日)は、広島市にある文化施設の職員の方の研修を担当させていただきました。

コロナ感染の影響で、しばらく研修が実施されていませんでしたが、昨年、久しぶりにお声をかけていただきました。

年間のお仕事の中で市のお仕事は4割近くを占めています。(県の仕事は受けていません)公務の仕事は多くが入札だと思いますが、私は入札ではなく直接ご依頼をいただいています。

その発端になったのが、公民館でサークル活動を行ったことにあります。

大阪から広島にUターンしたものの、住み始めたのは知り合いが一人もいない地域でした。たまたま公民館の近くに住んでいて、託児付きの講座があると知り、子どもを預けて講座を受講していくうちに、受講した方と、その公民館で育児サークルを作ろう!ということになりました。

そのサークルのメンバーの中に、旦那さんが公民館職員だった方がいらっしゃって、「講師として仕事をしたいと思っているんだったら、公民館の講座を担当してみてもらえますか?」と声をかけていただいたのです。

平成6年(1994年)11月に隣町の公民館で5カ所の集会所を回りながら、地域の高齢者の方に「幸歳社会を生き抜く法」というテーマでお話させていただきました。

初めてなのに、いきなり5カ所を回ること、人生の大先輩を前に若輩者の私に何が話せるんだろう?と直前まで悩みました。

社内講師を務めていた頃から、「経験したことが全て。話を聞いてくださる方から学ぶ」というスタンスを大切にしてきていましたので、

祖母(104歳まで生きた)、母、義母の生き方や、そこから学んだことをもとに、『幸せに歳を重ねることに年齢の制限はなく、誰でも「幸齢者」になれる』ということをテーマに、簡単なワークを交えてお話させていただきました。

それが好評だったのか、担当の方から他の公民館にもご紹介いただくようになりました。
テーマも、「高齢者」「子育て」「コミュニケーション」「再就職」「マナー」など担当させていただく幅も広がっていきました。

広島市は、被爆後の復興を目指して公民館が中心になり積極的に地域活性を行ってきましたので、他県や他市より公民館の数が多いのです。現在広島市内では中学校区に1館、(佐伯区だけは小学校区に1館)ありますので、全部で71館あります。

私はそのうち60館あまりの公民館を訪れて講座や研修会を担当させていただいています。
特にご要望が多いのは、公民館で活動を行っているサークルや団体の方向けに開催されている「グループ代表者会議」でお話をさせていただくことです。

私自身が公民館でサークル活動を行っていたので、公民館やグループ活動について熟知しているため、「公民館とグループの両方の立場や状況を理解した上で、わかりやすいお話をしてもらえるのが一番ありがたい」ということでご依頼をいただいています。

講師としての実績やスキルを培うことができ、育てていただいた場所でもあるので、公民館や関係施設からのご依頼はできるだけお受けしています。
また、公民館で、利用者さん向けに講座を担当させていただいたことが、公民館職員の方の研修につながり、最終的には市役所や区役所、社会福祉協議会、シルバー人材センターなどのお仕事につながっていきました。

市のお仕事は報酬は高くありません。
しかし、数多くの機関で長年研修を担当させていただいていることで、しがない個人事業主ですが、実績を評価していただいて企業さんでの年間を通じての研修に繋がっています。

1.目の前のことに全集中して丁寧に取り組ませていただくこと。
2.自分自身の体験や経験をしっかり検証・加工して具体的でわかりやすい内容にすること。
3.お客様の現状や課題をしっかり把握したうえで、改善や向上につながる内容にしていくこと。

どのような仕事であっても、上記の3つは仕事を始めたときからずっと大切にしていることです。

「お仕事につながったきっかけは何だったんですか?」と尋ねられたとき「育児サークルを一緒に行っていたママ友からの紹介です」と答えてビックリされるのですが、ホントのことなんです。

27日の研修を受講して下さった方の半分は、顔なじみの方でした。

「はじめまして」ではなく、「お久しぶりです!」というあいさつが多い研修。
「今日は大西さんにお会いできるので、研修を楽しみにしてきました」と
ワクワクしながら研修が始まるのを待ってくださっている方。

「研修前に恐縮ですが、今日はお仕事のご相談もしたいと思ってきました。今、少しよろしいですか?」
研修が始まる前に、来年の施設での講座のご依頼がひとつ決まりました。

長く研修で関わっていると、「就職したときに大西さんの研修を受講しました」とおっしゃる管理職の方、市役所から公民館に出向されて研修で再会する方など、嬉しい出逢いがあります。
その方たちのキャリアの変遷に寄り添って、その都度、抱えておられる課題や悩みを一緒に考える機会が持てるのは、本当に幸せなことだと思っています。

写真は「カホン」という打楽器です。カホンづくりのセミナーに参加して、足場板と廃材で作りました。時々、音楽を聴きながら叩いています。


大阪に住んでいるときは、会社と家の往復でしたが広島にUターンして公民館に通うようになって、自分自身を豊かにするための学びや習い事に出逢えたのもよかったことのひとつです。



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