D700で廃線跡をゆく
いわゆる「地方」という所に常に付き纏う問題としては、高齢化と人口減少
特に若い人が減ってくると俄然活気も減り、活気が減るとそこにまつわる何かもじわじわと減っていってしまうという、負のスパイラルから抜け出せなくなるものです。
こと公共交通機関に関してはその最たるもので、人が減ると乗る人も減る訳ですから、私が住む地方においてもどんどん規模なり頻度なりが縮小されていくという、厳しい現実に向き合わざるを得ない、そのような思いが日々増えていくのです。
私自身はそれほど鉄道マニアという訳ではないのですが、廃れてしまったものにはやはり叙情的になるもので、ひとまずNikon D700を片手に永平寺を訪れました。
かつて、京福電鉄 永平寺線として東古市駅(現えちぜん鉄道永平寺口駅)〜永平寺駅を結んでいた路線は、2002年に廃止され
今では「永平寺参ろーど」として遊歩道となっています。
永平寺線がまだ走っていた頃、何度か乗車したものです。

そういえば東京に住んでいた頃も、主要幹線道路をよくよく見るとかつての都電のレールが確かにそこにあったと認識できるような面影があったりもして
ゆるやかに流れる時を経てもなお、かすかに残る姿への追憶に身を委ねるのも
なかなか良いものだなあ、と思うのでした。
