情報を得ても25%しか動けない?行動できる親が、行動できる子を育てる
こんにちは、ディーン千賀子です。
先日、金融プロフェッショナルの うらのまいさん をゲストにお迎えして、「AI時代の親に必要な力」をテーマにした対談会議を開催しました。
AIツールが急速に生活の中に浸透していく今、私たち親は、子どもたちの教育と未来にどう向き合っていけばいいのか。
単なる「AIの活用術」ではなく、もっと根本的な 「人間にしかできない力」 をどう育てていくかを深く議論する時間になりました。
アーカイブ動画はこちらです。
今回は、この対談を通して私自身が感じたこと、考えが整理されたポイントをシェアしますね。

「AIは行動できない」──議論の出発点
うらのまいさんを迎えてのセミナーの冒頭で共有されたのは、こんな言葉でした。
「AIは、情報を取ることと、未来を予測することは得意。でも、実際に“行動する”ことは、AIにはできない。」
ChatGPTをはじめとする生成AIは、圧倒的なスピードと量で情報を集め、シナリオを描き、私たちの思考をサポートしてくれます。
しかし、その情報を元に「実際に動く」のは、やはり人間です。しかも、それができる人は意外と少ない。
うらのまいさんが共有してくださった数字は、参加者の心に強い印象を残しました。
「私のコンサルティング経験上、情報を得ても、実際に行動に移せる人は全体の25%ほどです。」
つまり、100人がAIを使って情報を集めても、実際に動くのは25人程度。
AIを使いこなす力よりも、「得た情報をもとに一歩踏み出す力」が、これからの時代を分ける鍵になる——そんな議論からスタートしました。
情報・予測・行動──3つの力を切り分ける
うらのまいさんは、金融業界での経験を踏まえ、次の3つの力を軸に話を展開してくださいました。

情報取得力:
正しい・有益な情報を取捨選択して手に入れる力(AIが得意)予測力:
情報をもとに複数のシナリオを立て、先を読む力(AI+人間の協働領域)行動実行力:
仮説を立てて、リスクを取り、一歩踏み出す力(人間だけの領域)



AIが進化すればするほど、1と2の領域はツールが強力な助っ人になってくれます。
一方で、3の「行動実行力」だけは、AIには代替できない。むしろ、人間が磨くべき最後の“差別化ポイント”になる。
私はこの話を聞きながら、「教育もまったく同じだ」と強く感じました。
情報を集めて、教育移住や英語教育、進路戦略のシナリオを立てる親は増えています。でも、その先の一歩を踏み出せず、時間だけが過ぎてしまうご家庭が少なくないのです。
金融と教育──「仮説→行動→修正」の共通構造
うらのまいさんの話で印象的だったのが、金融投資と子育ては構造が似ているという視点です。
市場は常に変化し、人の心理で動く。
だから「これが絶対正解」という戦略は存在せず、成功する人は皆、仮説を立てて行動し、結果を見て修正しながら進んでいる——と。
教育もまさにそうです。
100点満点の正解を探して立ち止まるよりも、「仮説を立てて、まず小さくやってみる」ことが重要です。
例えば英語教育なら、
どのタイミングでどんなレベルを目指すのか
どの教材を使うのか
どのくらい家庭で取り組むか
完璧な答えはありません。でも、「仮説→行動→検証→修正」を繰り返せば、確実に前進します。






うらのまいさん自身、お子さんたちの教育を公立校からインターナショナルスクールに移行する際、いきなり大きな賭けをするのではなく、段階的に環境を変えていったそうです。
その背景には、金融の現場で培った「損切りマインド」もありました。
「失敗もプロセスの一部。ダメだったら次を考えればいい。」
この言葉には、教育にも人生にも通じる力強さがあります。
失敗を恐れない子どもに育てるために、親ができること
うらのまいさんは、子どもたちに「小さな失敗をたくさん経験させる」ことを非常に大事にしていると話していました。
挑戦して失敗する経験を積むことで、子どもは「次に進む力」を自然と身につけていきます。
「大丈夫、ダメでも次があるから。」
この一言を親が言えるかどうかで、子どもの挑戦への姿勢は大きく変わります。
親が完璧を求めて不安になっていると、その不安は子どもにそっくりそのまま伝わります。
逆に、親が柔軟に方向転換しながら軽やかに行動する姿を見せれば、子どもも挑戦を恐れなくなります。
私はこれを聞いて、改めて 「親が“行動のモデル”になることの大切さ」 を強く実感しました。
AI時代の親の役割は「行動の舵取り」
今回の対談は、NEXT2035の「在外日本人編」第二弾の中でも重要なパートでした。
AIツールの活用が当たり前になる中で、親の役割は「情報をナビする人」から「行動の舵取り役」へとシフトすることが浮き彫りになりました。
AIで情報を得る。
AIと一緒に予測する。
そして、親が行動を起こすことで、子どもが自然と次の行動を取る。
この“親子リレー”の重要性は、私が英語教育の分野で伝えてきた戦略とも深く共鳴します。
行動力は、AI時代の「人間らしさ」
今回の対談を通じて、私が改めて確信したのは次の3つです👇
✅ AIは情報と予測の強力なパートナーになる
✅ でも、実際に未来を変えるのは「行動」
✅ 行動できる親が、行動できる子どもを育てる
AI時代において、「行動力」は最も人間らしい力であり、最も価値のあるスキルです。
私たち親が一歩を踏み出すことで、子どもたちの未来は確実に動き出します。
ディーン千賀子
英語とキャリアの“分かれ道”案内人/心のバイリンガル教育家
沖縄を拠点に、AI時代の子育てとグローバル教育戦略を発信中。
【無料/先着300組】“学歴でも英語力でもない”2035年を生き抜く「人間力」を親子で磨く14回セミナー
こんな方に
進路・志望校の前に、「生き方の軸」を親子で話し合いたい
AI時代、“人間にしかできない力”をどう育てるか知りたい
海外で働く日本人のリアル(仕事・学び・失敗・お金)を聞きたい
英語学習や留学より前に、将来設計の“出口戦略”を固めたい
参加すると得られること
✅ 未来を拓く力=人間力(行動・対話・仮説→検証)を具体化
✅ 「情報収集」「予測」「行動」の違いと、25%しか動けない壁の越え方
✅ ミライのキャリア設計:肩書きより「何を創りたいか」を言語化
✅ 海外で活躍する13名の「ほんとの失敗」と「次の一手」
開催概要
期間:2025/9/28(日)〜2026/4/12(日)・全14回(日本時間)
形式:Zoom / 無料 / 先着300組 / 日本語
対象:中高生と保護者(推奨10〜16歳)
テーマ:自分らしく世界で戦う在外日本人編
登壇:海外でキャリアを築く日本人13名+ゲスト(多業界)
申込:こちらのGoogleフォームから 👉 https://forms.gle/DXKLA2baEAfL7CKR7
注目回ピックアップ
第14回 10月19日(日) 20:00-21:00
「インドに種を蒔く――アジア初/発のクロスボーダープロフェッショナルファームを立ち上げた日本人の挑戦」
登壇者:奥 啓徳 (AsiaWise Professionals Co-Founder)
申込方法(30秒)
フォームにアクセス 👉 https://forms.gle/DXKLA2baEAfL7CKR7
親子の参加名を入力(片方のみでもOK)
送信で完了(各回前日にZoomリンクをお送りします)
先着制のため、満席になる前にお早めにどうぞ!
ディーン千賀子からひと言
AIは情報取得と予測を強くしてくれます。でも未来を動かすのは「行動」。
このセミナーは、キラキラ経歴ではなく、リアルな“試行錯誤”から学ぶ場です。
親子で対話し、小さな一歩を今日から始めましょう。Zoomでお会いできるのを楽しみにしています。
