2021年06月26日書く。6.19クラシックの迷宮は、贋作、共作祭り!

6.19クラシックの迷宮は、贋作、共作祭り!

2021年06月26日15:15

片山杜秀氏が毎回マニアックな視点で、クラシック音楽のあれこれを分析する、FMの隠れ人気番組。時間枠が変わり、19 ~21に拡大したことは、喜ばしい。 さて今回は、出ました! 贋作、共作、ニセモノ祭りであります\(^o^)/ 

先ずはこの人。

1、アルビノーニ?ジャゾット?

アルビノーニのアダージョが掛かった。

 出自はカラヤンのアダージョ盤を集め、空前の大ヒットを飛ばした

「アダージョ・カラヤン」90年代、バブル崩壊の煽りで、株価が暴落、山一証券、北海道拓殖銀行等大規模金融機関が倒産した。世の中がショックでトーンダウンする中、人々は癒しを求めた。

 第二次大戦後、1958年にアルビノーニのトリオソナタの楽譜の断片が発見された。

 発見者はアルビノーニ研究者の、レイモン・ジャゾット。忽ち、美しいメロディーの原石に魅せられたかれはイメージの翼を羽ばたかせ、こんにち知られるあの、哀切極まる曲に仕立て上げ、出版した。

折しも、バロックルネサンスのムーブメント高まりし時であり、更にオーソン・ウェルズ監督の映画「審判」に使われたのが決定打になった。

当初、かれは楽譜の出自を明らかにしなかったので、ジャゾットのオリジナルと思われていたが、後になって、実は元ネタがありまして、、と白状、「アルビノーニのアダージョ(ジャゾット編曲)」とした。おかげで、贋作の誹りを免れ、批評家センセーの槍玉に上がる事なく済んだわけだ。

こうした例は、彼が初めてではない。

次は 2、クープラン?クライスラー?

「才たけた貴婦人」vn.フリッツ・クライスラー、pカール・ラムスン。ですがあ、、、

演奏したクライスラーは、実はこれはですね、フランスのとある修道院から発見されたんですよ~と宣った。何でも、あのフランソワ・クープランの作品だったらしい、ってきいたんですが、本当のとこ、どーなんでしょうかねええ?? 

用意周到なクライスラー、肝心の修道院名を明らかにしなかった。インタビューで、その事をきかれても、のらりくらり、煙に巻いてきた。

そして35年のち! かれは告白した。

「ごめんなさいm(_ _;)m実はあれ、ぼくのオリジナルだったんです! だましてごめんなさいm(_ _)m」 

 今ならソッコー、訴えてやる!となりかねない。が、幸いに作曲家本人はとっくに世を去ってるからお咎め無し。結局クライスラー作曲「クープランの様式によるアレグロ」として、一件落着~。 

まぁ本人も、話題作りに貢献したわけだし、大体、誰が書こうが曲が良けりゃいーじゃん! てなわけだ。思いの外寛大な判決でありがたや~

次もクライスラー「ボッケリーニの様式による、、ナンチャラ」←忘れた。この手のタイトルイコール、パクリだと考えましょう(笑)vn イツァーク・パールマン 、pサミュエル・サンダース。

 お次は代行。ゴーストライター、てヤツですかね。と聞くと! 似非ドキュメンタリーを自演したあのペテン師が出るか?と身構えたが、スルーされました、がっくし。

アシスタントを雇い、主だった部分は指示すればやってくれる。あのペテン師は指示書なるマニュアル与えてたけど、まぁ元は本人の脳内から産み出されたもの。だはんで、本人作曲で、何もケネのさ! て決着ついた筈だのに (^^;)  著作権がない時代に生まれていだらね。今更言っても遅いが。

バッハ様?ゴースト?
今回のゴースト疑惑は、アルトニコルという人。しかも何とバッハ様である!

疑惑の作品は、カンタータ「いざ諸人よ、神の声を聞け」作品番号無。あとから164番とされている。むむむ!!おかしいでしょ。番号が付いてないなんて!  こうした事から、贋作疑惑が浮上した、

アルトニコルという人は、バッハ様の弟子。娘婿にまでなったらしいから、指示があれば当然、師匠の作品として代行しても、何ら不思議はない。

 カントルの仕事が多忙を極めていたから、今度の日曜に披露する新作の完成が間に合わず、弟子にこれこれやっといてくれ、てのは、さもありなん。
作曲家は一々、これはワシの作品だ、なんて主張しないし、その必要性もなかった。

バッハのメヌエットで知られるあれだって、ご近所さんのペツォルトて人が弾いてた曲を、バッハ様が聴きつけ、お!これは子供たちの教本用にぴったりじゃん、と耳コピしただけの話だ。わざわざ、実はワシじゃなくて、ペツォルトて人が書いたんである、なんて書くわきゃ無い。

偶々、バッハ様がペツォルトさんの弾いてる現場に居合わせ、ツボって楽譜に起したのが、こんにちまで残り、ポピュラーソング化したから、メジャーになった。

それによって、原曲を遥かに凌ぐ、普遍性を生んだ。化けたんである。それでいいではないか。別にペツォルトに失礼には当たらないんだから。

 さすがにCDの表記は、変えねばならないので、発見以後のリリースは、「ペツォルト作曲 伝・バッハのメヌエット」「バッハ作曲メヌエット、原曲ペツォルト」等となっている。

 同じくバッハの受難曲から。マタイ、ヨハネ、マルコの他に有るんです!
 それはルカ受難曲。作品番号w246+2-35という、超〜変則型である。 

これは、元は他人の作品に、バッハ様が手を加えたもの、らしい。バッハ様、余程ネタ枯れだったのですかね。

シンフォニア
アリア「もう一度だけ口づけさせてください」ソプラノ ハリーネ・ファン・ペルネ。コラール「救い主は墓の中で安らかに」

 まだあった?バッハ様の偽作説

これで終わりかと思いきや、実は他にもあるらしい!!? それは何と! あのトッカータとフーガニ短調だって?! ウソでしょう~ むちゃくちゃだぁ~

 唱えた本人の理由、フーガの動きが、バッハ様にしては粗雑だ! という。。ええっ、、と首を捻りまくってしまった。。

片山氏も、これがバッハでないと言われてしまったら、今まで築いてきた価値観が崩壊してしまうと、述べていた。同感!!

 最後に、共作になるのかな? 後付け
モーツァルトの、ob.cl.fg.hrのための協奏曲。

変ホ。27-b. この付番からして後付けの匂いがぷんぷん٩(๑`^´๑)۶ 

ob フランソワ・ルルー、cl ポール・メイエ、バソン-ジルベール・オダン、hr ブラトコビチ。

 原曲はclが、flだったらしい。ならば、何らかの理由で、差し替えられた可能性大?

 flには技術的に難しく、キャンセルした

 flがドタキャン?失踪? clが急遽代行した。 色んな理由が考えられるが、どこまでがモーツァルトで、どこからが他人なのやらさっぱり。軽やかな愉悦は健在。 

いいじゃないの、曲が良けりゃ。ね! (*^^*)

 

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