50代、「いつかやりたい」をそのままにしない。私のバケットリスト101
「人生でやりたいことは何ですか?」
そう聞かれると、何か大きな夢を書かなければいけないような気がします。
世界一周。
資格を取る。
憧れの場所に住む。
でも、私のバケットリストには、もっと小さなこともたくさん入っています。
毎年、自分の誕生日と母の日には、お気に入りのクッキー缶を買って一人でゆっくりお茶をする。
車で1時間ほどの北欧カフェへ、セムラの季節に店主さんに会いに行く。
両親の誕生日や父の日、母の日には贈り物をする。
そんなことも、私にとっては立派な「人生でやりたいこと」です。
最初は100個書こうと思ったバケットリストは、気づけば101個になっていました。
今では、100個を達成することよりも、
「あ、これやってみたい」
と思った気持ちを忘れないための場所になっています。
バケットリストを作ろうと思ったきっかけ
きっかけの一つは映画でした。
『LIFE!』
https://www.20thcenturystudios.jp/movies/life
『最高の人生の見つけ方』
https://www.warnerbros.co.jp/home_entertainment/487bb6oa9hxm/
どちらも、「人生の時間をどう使う?」と考えるきっかけになった映画です。
もう一つ心に残っていたのが、スティーブ・ジョブズがスタンフォード大学の卒業式で語った「時間には限りがある」という話でした。
あれほど大きな仕事をした人でも、時間だけは増やすことができない。
そう考えると、
「私は、生きているうちに何をしてみたいんだろう?」
と、一度全部書き出してみたくなりました。
思いついたものを、とにかく書いてみた
最初からきれいに分類したわけではありません。
思いついたことを、どんどん書きました。
旅行したい場所。
会いに行きたい人。
経験してみたいこと。
なりたい自分。
健康や美容。
ライフスタイル。
家族のこと。
欲しいもの。
仕事。
資産運用。
食べたいもの。
気になっていること。
旅行だけでも25個ほどあります。
「トレーラーで北海道旅行」
「トレーラーで九州旅行」
これは実現しました。
九州旅行の目的の一つだったのが、福岡の河内藤園。
藤の見頃は限られています。
「いつか行きたいね」
だけだったら、なかなか日程まで合わせなかったかもしれません。
でもリストに書いてあったから、
「今年なら行けるんじゃない?」
とタイミングを探した。
これは、バケットリストにしていたからこそ実現できたことの一つだと思っています。
書いてあると、「今ならできる」に気づきやすい
バケットリストに書いたからといって、すぐに叶うわけではありません。
何年もそのままのものもあります。
でも、ときどき見返していると、
「あ、これ今ならできる」
という瞬間がやってきます。
「山を買って、インフラ0の小さな場所をつくる」
これは最初から書いていたものではなく、途中で追加されたものです。
暮らしていく中で新しく生まれた「やってみたい」でした。
反対に、興味がなくなったものもあります。
以前は「FP2級を取得する」と書いていました。
でも今は、そこへの興味は薄くなっています。
仕事についても、以前思い描いていた自分と、今やってみたいことは少しずつ変わってきました。
だから、
バケットリストは、一度書いたら守り続ける約束ではない
と思っています。
やりたいことが変わったら、消してもいい。
新しいものが出てきたら、追加すればいい。
自分が変われば、リストも変わって当たり前です。
「いつでもできる」は、ずっと続くとは限らない
まだ叶っていないリストの中に、
「家族みんなで吉本新喜劇を見に行く」
というものがあります。
一見、いつでもできそうですよね。
でも子どもたちが大きくなるほど、それぞれに予定ができて、家族全員の時間を合わせるのが難しくなってきました。
昔なら、
「来月行こうか」
で済んだことが、だんだん簡単ではなくなる。
お金が理由ではなく、
家族の時間そのものが変わっていく
ということもあります。
だから最近は、
「いつでもできる」は、ずっと続くわけではないんだな
と思うようになりました。
リストに書いてあることで、
「今年なら行けるかも」
とチャンスを探すきっかけにもなります。
叶ったものには、とても小さなものもある
私が好きなのは、毎年叶えられる項目です。
自分の誕生日と母の日には、「銀の森」のお気に入りのクッキー缶を買って、一人でまったりお茶をする。
実母の誕生日も近いので、母への贈り物を注文するときに、自分の分も一緒に(笑)。
車で1時間くらいの北欧カフェに、セムラの時期に店主さんに会いに行く。
「おいしいものを食べたい」と「会いたい人に会う」が、一度に叶います。
両親への贈り物も毎年。
「犬を飼う」も叶いました。

「家庭菜園で、おいしい野菜や果物をつくる」も、まだ試行錯誤中ですが、行動には移しています。
つまり、
バケットリスト=人生を変えるような大きな夢
じゃなくていいんですよね。
「今年もあれを食べたい」
でもいい。
小さくても、
「また一つ叶った」
と思えることが増える方が、私は幸せです。
ひとつだけ、もう叶えられないことがある
私のリストには「会いたい人」もいくつかあります。
その中に、20代の頃から大きな影響を受けた方がいました。
いつか会いに行こう。
そう思っていました。
でも、その「いつか」が来る前に、その方は亡くなってしまいました。
これは今でも心に残っています。
お金が貯まってから。
仕事が落ち着いてから。
時間ができてから。
そう思っているうちに、
相手の時間まで待ってくれるとは限らない。
この経験があってから、
「やりたいと思ったときが、やり時」
という気持ちは以前より強くなりました。
もちろん、全部すぐにはできません。
でも、
「この歳だから」だけを理由に諦めたくはない
と思っています。
お金がなくても叶えられることは、たくさんある
50代になると、老後のお金も気になります。
仕事のこと。
親のこと。
これからの住まい。
考えることはたくさんあります。
だからこそ、バケットリストを
「お金のかかる夢リスト」
にしないことも大切だと思っています。
Amazon Primeで、前から観たかった映画を見る。
庭で何かを育ててみる。
久しぶりの友達に連絡する。
夫婦で一緒に料理する。
お気に入りのお菓子を買って、一人でゆっくりお茶をする。
ほとんどお金を使わなくても、できることはいくらでもあります。
夫のbocoが退職したら、映画館へ映画を観に行くのもいいなと思っています。
その頃の制度がどうなっているかは分かりませんが、株主優待などを上手に使って楽しむ方法を考えるのも、私は好きです。
大切なのは、
いくら使うかではなく、自分は何を楽しみにしたいのか。
そこなのかなと思っています。
やりたいことは、人に話しておく
バケットリストを作っていて、もう一つ大切だと思ったことがあります。
自分だけで持っておかず、身近な人に話しておくこと。
私がデンマークやスウェーデンへ行きたいことを、夫のbocoはずっと知っていました。
だから仕事の都合がつきそうになったとき、
「今なら行けるんじゃない?」
と、向こうからチャンスがやってきました。
自分一人だったら、
「高いし……」
「またいつかでも……」
と先送りしていたかもしれません。
自分が何をしたいのか。
どんなことに興味があるのか。
周りの人が知っていると、
思いがけないところから実現のきっかけがやってくることもある。
これは実際に経験して感じたことです。
100個書かなくてもいい
「じゃあ私も100個書かなきゃ」
とは思わなくて大丈夫です。
私は、個数にはこだわらなくていいと思っています。
携帯のメモでも十分です。
スーパーへ向かう途中に、
「あそこ行ってみたいな」
と思ったら追加する。
映画を観て、
「私もこれやってみたい」
と思ったら追加する。
誰かと話していて、
「あの人に会いたいな」
と思ったら追加する。
今日一気に書き上げる必要もありません。
頭の片隅に「やりたいことリスト」という箱を一つ置いておく。
そんな感覚でいいと思います。
アプリを使うと、もっと楽しくなる
私は、バケットリスト用のアプリも使っています。
使っているのは、
「MY BUCKET LIST100」
というアプリ。
やりたいことを書くだけではなく、写真を入れたり、実現するためにかかりそうな費用を仮に入れたりできます。
行きたい場所なら、その場所の写真。
食べたいものなら、おいしそうな写真。
欲しいものなら、その写真。
そうすると、文字だけのリストではなく、
「これから楽しみにしていることを集めたアルバム」
みたいになってきます。
見返すだけでも、ちょっとテンションが上がります。
もちろん専用アプリでなくてもいい。
携帯のメモでも、手帳でも、ノートでも。
自分が見返したくなる方法が一番です。
そしてときどきリストを見ながら、
「これは今できる」
「これは少しお金を貯めてから」
「これは誰かに話しておいたら叶うかも」
と考える。
そんな時間も、私は結構好きです。
50代からの人生を、「減っていくもの」だけで考えたくない
50代になると、
あと何年働く?
老後のお金はいくら必要?
いつまで車を運転できる?
家はどうする?
そんなことを考える機会が増えました。
もちろん、どれも大切なことです。
でも、そればかり考えていると、
これからの人生が
「できなくなることを数える時間」
になってしまう気がします。
私はそれより、
「まだ何しよう?」
「次はどこへ行こう?」
「誰に会おう?」
と考えていたい。
リストに書いたことが全部叶わなくてもいい。
途中で興味がなくなってもいい。
新しいことを追加してもいい。
実現している自分を想像するだけでも、ちょっと楽しい。
私にとってバケットリストは、人生の宿題ではなく、
「これからも楽しみがある」と思うためのリスト
なのかもしれません。
まずは一つ。
今日ふと、
「これ、やってみたいな」
と思ったことがあったら、携帯のメモに残してみませんか。
そこから一つ、これからの楽しみが増えるかもしれません。
